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現代哲学の検索結果1 - 7 件 / 7件

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現代哲学に関するエントリは7件あります。 哲学哲学史論文 などが関連タグです。 人気エントリには 『現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌』などがあります。
  • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌

    大雑把に言えば、タイトルの問いに「必要ない」と答える論文が出た。 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 読んでみたら面白かったので、自分用のメモも兼ねて概略をまとめておいた。感想なども書きたいのだけど概要だけでだいぶ長くなったのでその辺はまたの機会にしたい。とはいえいくつかのことは注に書いておいた。 要注意事項 以下では同論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。 以下に出てくる鉤括弧は、そのあとにページ番号が付されている場合には同論文からの引用である(翻訳は植村による)。それ以外の鉤括弧は読みやすさのために植村がつけたものだ。 この要約は、箇所によっては原文をかなりパラフレーズするかたちで作られてい

      現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌
    • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その2):何が誰にとって不要だとされているのか - 研究日誌

      前回の記事の続き。大雑把には「現代哲学の研究に哲学史は必要ない」という主張を擁護した論文 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 について、いくつかの補足をしておく。ちなみに哲学史と哲学の関係について私は自分なりの考えをもっており、Sauerの論文にも賛成できるところとできないところがある。しかし前回と同様に今回のエントリーでも、原則として私見を交えずにSauerの主張をはっきりさせることしかしていない。また、原則を破って私見を述べる際には、それとわかる書き方をしたつもりだ。 前回のエントリーと同じく、以下ではこの論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。これまた前回と同じく、以下に出てくる鉤括弧は、そ

        現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その2):何が誰にとって不要だとされているのか - 研究日誌
      • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その3):どのような研究実践が推奨されているのか - 研究日誌

        今日も続きの話を、しかし短めに。まずはおさらいから。 Sauerの言いたいことは、要するに次のように再定式化できるものだった。 もしあなたが特定の哲学の問題について、真だと考えることを支持する理由のある考えを手に入れたいならば、歴史上の哲学者の著作を読むことは不要である。 ここでの「特定の問題」とは、哲学の歴史のなかで一貫して問われ続けているような問題のことだ。詳しいことについては「その2」を読んでほしい。 おさらい終わり。 さて、今回の話に入るためのとっかかりとして、上の主張に対する「筋違いの賛意」をひとつとりあげよう。Sauerに同意して、「そのとおりだ。哲学に哲学史はいらない。自分の頭で考えなければ哲学じゃない」と考えることは、残念ながら要点を外している。少なくとも、「自分の頭で考えること」を「特に参考文献を使わずに、あるいは入門書のたぐいを軽く読んだうえで哲学的な問題について取り組

          現代哲学の研究に哲学史は必要なのか(その3):どのような研究実践が推奨されているのか - 研究日誌
        • 現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)

          現代思想の行きづまりを打破し、根本的に刷新する——。哲学者・竹田青嗣氏による、哲学のまったく「新しい入門書」であるとともに、「新しい哲学」の扉を開くための書、『新・哲学入門』より、同書の目的を宣言する「マニフェスト」をお届けします。 *二一世紀の現在、哲学はその本質を見失い、自壊し、死に瀕している。なぜか。哲学の本義は普遍認識を目がける普遍洞察の方法にある。だが、現代哲学では、稀な例外を除いて、哲学の根本方法を否定する相対主義哲学がその舞台を席巻してきた。普遍認識の否定、これが相対主義哲学の旗印である。それは現代の流行思想だったが、現代哲学の最大の病でもあった。だが、哲学の偉大な達成は、相対主義が克服された時代においてのみ現われる。いまわれわれは、哲学の概念と像を根本的に刷新しなければならず、そのため、根本的に新しい哲学を必要としている。本書は、まさしくこの意味で、哲学についてのまったく「

            現代哲学は死に瀕している——相対主義を克服しなければならない理由(竹田 青嗣)
          •  現代哲学・思想のベース!構造主義の本・入門書おすすめ6冊! - 生活百花

            おはようございます。今回は「構造主義」という哲学の潮流についての記事です。 構造主義というと、現代哲学(特に大陸哲学)のベースになっている思想です。 「ポスト構造主義」なんて言葉もありますが、これは構造主義を否定したというよりも、構造主義を踏まえて「その後」という意味合いが強いです。 今回は、そんな哲学史の中でも重要な構造主義について、入門書や解説書を中心に紹介して行きたいなと思います。 目次 1.はじめての構造主義 2.レヴィ=ストロース入門 3.フランス現代思想史 4.実存と構造 5.寝ながら学べる構造主義 6.フーコー入門 ・まとめ 1.はじめての構造主義 ソシュール言語学が構造主義にどう影響を与えたのか、構造主義が実存主義をどう否定したのか、という構造主義の本質をしっかり説明した名著。 恐らく日本の構造主義の入門書の中ではもっとも完成度が高く、要点を押さえていると思います。 ただ入

               現代哲学・思想のベース!構造主義の本・入門書おすすめ6冊! - 生活百花
            • 理系でも分かる現代哲学|筆の滑り

              現代哲学を理系でも分かるように紹介します。 分析哲学(英米系哲学)と大陸系哲学20世紀以降の哲学は大きく分析哲学(英語圏が中心だったので英米系とも言われます)とヨーロッパ大陸で行われてきた大陸系哲学の2つの潮流があります。この二つはお互いに対立というか無視しあってきました。分析系の哲学者から言わせると、大陸系の哲学は曖昧で難しげな言い方をしているが内容は無意味だということになります。大陸系の哲学者から言わせると、分析哲学は底が浅い、ということになります。最近は融合が進んでいますが、哲学について言及する人がどちらを主に念頭に置いているかは注意しないといけません。マスコミに取り上げられたり一般の人文読書人が接したりしているのは主に大陸系哲学です。よく紹介される「現代思想」はフランス系の大陸系哲学にはいります。 このノートでは大陸系哲学は省略し分析哲学だけ紹介します。 分析哲学の考え方分析哲学で

                理系でも分かる現代哲学|筆の滑り
              • Amazon.co.jp: 現代哲学のキーコンセプト 因果性: ダグラス・クタッチ (著), 一ノ瀬正樹 (解説), 相松慎也 (翻訳): 本

                  Amazon.co.jp: 現代哲学のキーコンセプト 因果性: ダグラス・クタッチ (著), 一ノ瀬正樹 (解説), 相松慎也 (翻訳): 本
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