大阪府内の小、中、高校の学校健診で眼科の受診が必要と診断されたのに、未受診の子どもが6割に上ることがわかりました。 「未受診の理由として、まだ見えるからと家庭で判断して未受診のケースがある」(大阪府保険医協会 井上賢二医師) 医師で作る団体「大阪府保険医協会」は、府内全ての小中高校1802校を対象に、学校の健診で受診が必要と診断された子どもが実際に医療機関を受診したかどうかを問うアンケート調査を実施しました。 270校から回答があり、2016年度に「眼科での診断が必要」と診断されたものの62.9パーセントの2万6338人が未受診だったことがわかりました。さらに、視力低下でメガネやコンタクトレンズなど矯正器具が必要なのに、購入していない子どもも1万9037人に上り、授業にも影響している実情が浮かびあがっています。 「黒板が見えにくくて、ノートを書くことをあきらめている」 「視力低下で黒板の文