落とし物カメラ「世界一周」=オーストリアから日本、独へ―拾い主女性の思い届く 時事通信 11月24日(日)15時23分配信 オーストリアで拾われ、持ち主が分からないまま日本に持ち帰られたデジタルカメラが、再び海を越えて所有者のドイツ人女性の元に戻された。記念の写真が残されたカメラを、「何とかして返したい」という拾い主の日本人女性の思いが届き、ドイツの新聞、テレビでも「カメラが世界一周」と大きく報じられた。 カメラを拾ったのは和紙絵画工芸作家の川越外志恵さん(67)=石川県小松市=。作品を出展していた展覧会を見るため4月末にオーストリアを訪れ、ウィーン郊外を歩いていた際に、落とし物のカメラを見つけた。カメラには、外国人の結婚式や家族と思われる多数の写真データが。「絶対に返したい」。日本製だったため、メーカーに照会すれば持ち主が分かるのではと考えた。 しかし帰国後、メーカーからは、海外での