『男色比翼鳥』巻1の2の続きだよ♪ 奥村幸手軒の男色賛美の続きだよ! ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 男色比翼鳥 6巻. [1] - 国立国会図書館デジタルコレクション ※画像はクリックすると拡大します。 【翻刻】 見かぎりて終に此世をさりぬ彼業平(なりひら)のけつきさかんの 折から伊勢が弟(をとゝ)大門中将(たいもんのちうしやう)と五年(いつとせ)あまりの契致に春 ハ盛し花も見ず秋ハ月をわすれわりなき情にハ雪を もいたゞきあらしを袂(たもと)に入氷の橋をもいとハずわたり 穴門(あなもん)のきびしきにハ相鎰(あいかぎ)を拵(こしら)へ闇(やミ)にハ星の光をうら ミ行通ふ足蚊(か)の血(ち)にそめなし是にもあかずあけぼ のをうらみ螢(ほたる)のかげさへかなしミけるも前髪かハゆき ゆへならずやまめおとこも本ハ若道のすき人成を當 世の人陰