オーストラリア糖尿病協会は、「人生は40から始まる。糖尿病も同じように」というフレーズをキャンペーンに用いました。糖尿病の症状には注意が必要です。 糖尿病合併症の予防には、早期発見・早期治療が決め手です。40歳を過ぎたら、定期検診と自分自身のコンディションへの気配りが大切。2型糖尿病はなかなか自覚できないものなのです。 一口に糖尿病と言っても、1型糖尿病のように、風邪のような症状の後から突然に、あるいは女性なら妊娠中に体調が急変して1型糖尿病が見つかる場合もありますし、2型糖尿病のように10年前以上に発症しているのにもかかわらず、ほとんど症状に気付かないままに大事な年月を過ごしてしまうものもあります。 症状のない期間は決して「軽症」を意味しているのではありません。2型糖尿病と新たに診断された人の2人に1人は、すでに慢性合併症の初期の証拠が見られるとさえ言われています。劇的に発症する1型糖尿