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萩原雅紀の検索結果321 - 360 件 / 2051件

  • 大阪にある地名・駅名の「表記ゆれスポット」を見にいく

    自由律俳句と路上観察をしています。大阪在住。私家版の自由律俳句集『麦わら帽子が似合わない』『ブルマ追いかけて八位』『待ち受け画像がちらし寿司』も販売しています。 前の記事:「防火水そう」の下にあるミニ公園マップを知っているか > 個人サイト note こういった記事を書いているとき、僕が常に気にしていることの1つが「表記ゆれ」です。 表記ゆれとは、数字なら「3」「3」「三」、「もうしこみ」だと「申し込み」「申込み」「申込」など、一つの記事や文章で表記や送り仮名が変わってしまうことを言います。 すでにこの数行の文章でさえ、「1つ」と「一つ」が混在してしまっていたりして、注意が絶えないのですが、街には思いのほか表記ゆれが溢れています。 しかもそれが地名や駅名の間で、あえてゆれさせている場合があって、なんだか妙に気になりました。 例えば―― 大阪メトロの西中島南方駅。 この南方の読みは「みなみが

      大阪にある地名・駅名の「表記ゆれスポット」を見にいく
    • 外でリングフィットアドベンチャーをやると気持ちいい

      1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:横浜中華街で緑色のチャーハンを食べる~チャーハン部活動報告 家でリングフィットアドベンチャーをやっている コロナ禍で在宅ワークの人が多くなり、運動不足の人が増えた。そんな中で、リングフィットアドベンチャーという運動をするゲームが発売された。ニンテンドースイッチのゲームであり、リングコンと呼ばれる特殊な輪っか型のコントローラーと足にリストをつけて、走ったり、スクワットしたり、腹筋をしたりして、運動をしながら敵を倒してゴールを目指すゲームである。 人気すぎて売り切れが続出し、お店ではほとんど買えない状況が続いたが、自分はブーム終わった頃に購入し、毎日やった結果、ちょっとだけお腹がへこんだ。あと、ものすごくお腹が空く

        外でリングフィットアドベンチャーをやると気持ちいい
      • 1987年、バブル沸き立つ「世界都市東京」で「新人類的東京人」となる条件とは?

        バブル時代の勢いを感じたい。 1989年生まれの自分にとっては、もう生まれているのにバブーと訳も分からず経験できなかった時代だ。 それが前からもどかしかった。 1987年の雑誌『東京人』を読んでみたら、その圧倒的な自信に満ち溢れた空気と、東京が描いていた壮大な未来像を垣間見れて驚きの連続だった。 『東京人』という1986年発刊の雑誌をご存知だろうか。 その名の通り東京に関する月刊情報誌で、暗渠特集や井上ひさし特集、純喫茶特集など、良い意味で枯れた大人の趣味といった感じの雑誌だ。 最新号は「シティ・ポップが生まれたまち 1970-80年代TOKYO」という特集が話題を集めているが、今回手に入れたのは、まさにその80年代当時の雑誌である。 発刊まもない『東京人 第6号 春』(教育出版株式会社,1987年) 元はといえば『ザ・ニューヨーカー』を目指して作られた雑誌というだけあって、これが結構とが

          1987年、バブル沸き立つ「世界都市東京」で「新人類的東京人」となる条件とは?
        • 世界一のカスタムナイフ作家から学ぶ「ナイフ入門」

          1986年生まれ佐世保在住ライター。おもに地元の文化や歴史、老舗や人物などについての取材撮影執筆、紙媒体のお手伝いなど。演劇するのも観るのも好き。猫とトムヤンクンも好きです。 前の記事:赤城乳業チョコミントのこだわりからガリガリ君的な冒険話までを聞いてみました > 個人サイト ヤマモトチヒロのブログ 鍛刀とは違うジャンル 鍛刀とカスタムナイフ。言葉の響きに軽重あれど、どちらも刀剣をつくる“職人技”ということに違いはない。 鍛刀は鉱物を掘り起こす「鉱山師」から鉄を加工する「刀鍛冶」、刀に装飾を施す「彫師」や鞘を作る「鞘師」など、さまざまな職人の手を経て完成する。 それに対し、カスタムナイフ(自作ナイフ)は、鋼材の切出しから研磨し、刃(ブレード)部分からハンドル(グリップ)までを作り出す(ここでは、日本で基本的な製法となっているストック&リムーバル法についてふれる。後述するが、「焼き入れ」とい

            世界一のカスタムナイフ作家から学ぶ「ナイフ入門」
          • ハッカ油を飲んでみる

            つまり、記載事項をよく読んだ上、常識の範囲内の量であれば食用にすることができる。 そうと聞いてはいてもたってもいられない。 なぜなら筆者は、ちょっと程度のおかしいミントフレーバー愛好者なのだから。 ハッカ油を飲んでみる チョコミントが好きだと言うと「歯磨き粉の味じゃん」と言われるが、筆者からしたら歯磨き粉だってミント味でおいしいのだ。 これはミント好きが高じて家に常駐させているドライペパーミント。ベランダには生のミントも植えてある。 筆者は仕事中、いつも緑茶とペパーミントを混ぜたアイスティーを飲んでいるが、清涼感に慣れてしまってまるで何も感じない。ただのすっきりしたお茶である。 ハッカ油の力を借りればいつでもあの強烈な清涼感が手に入ることだろうが、実際口にしておいしいものだろうか。ためしに水に混ぜて飲んでみよう。 竹串の先にハッカ油をとり、200mlほどの水に混ぜる。 本当に今更だが、ハッ

              ハッカ油を飲んでみる
            • 日本発ブッダマシーン「天界」はこうして生まれた

              大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:フルーツを惜しげもなく使う「ふる里」生搾りチューハイの世界 コロナの影響はブッダマシーン専門店にも ボタン一つでお経を再生してくれる「ブッダマシーン」。中国にはブッダマシーンを作るメーカが複数あり、そこでたくさんの種類のブッダマシーンが製造され、主に仏具店で販売されているという。 ほとんどのものは電子基板に複数のお経を収録し、その中から好きな曲(お経)を選んで内蔵されたスピーカーから再生することができる。数種類のお経を収録しただけのシンプルなものもあれば、お経だけでなく「お経ソング」とでもいうような、歌謡曲に近い音源も含め多数の曲を収録したもの、SDカードを入れることができ、好きな音楽

                日本発ブッダマシーン「天界」はこうして生まれた
              • 超絶技巧!豆腐の千切りスープ「文思豆腐」に私も挑む

                大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:台湾の不動産ポスターは仲介業者の自信がみなぎる > 個人サイト 唐沢ジャンボリー 最初そうめんだと思った 3年ほど前、 中国の友達が「自分は刀功(タオコン)がない」と嘆いていました。 「刀功」という字だけ見るとチャンバラのうまさのこと?と勘違いしてしまいそうですが、意味は「包丁さばきの技術」だそう。 彼女が「そういえば、中国にはすごい刀功がある人だけが作れる料理があるよ」と教えてくれたのが、 百度百科「文思豆腐」文思豆腐_百度百科 (baidu.com)から引用 この「文思豆腐」でした。 私は最初「ん?そうめん?」と思ってしまいましたが、これはなんと豆腐を糸のように千切りしているのです。 YouTubeでプロの技を見ることができます。 凄腕料理人の

                  超絶技巧!豆腐の千切りスープ「文思豆腐」に私も挑む
                • KALDIで買える「旨たれ」は中毒性がすごい

                  KALDIの「旨たれ」にハマっている。美味しすぎて3週間毎日食べ続けているが、一向に飽きる気配はない。「旨たれ」の無い生活はもはや考えられないので、この美味しさを皆に紹介したい。 焼肉屋のサラダ KALDIの「旨たれ」を知っているだろうか。 正式名は「サラダの旨たれ」 初めて食べたときは衝撃だった。 「これは、焼肉屋のサラダ……!!」 一瞬で家が肉のない焼肉屋と化した。焼肉屋では「肉を食べなきゃ」というプレッシャーでサイドメニューは控えめに食べているが、実は焼肉屋のサラダをメインで食べたいくらい好きなのだ。 ごま油とにんにくの香りが漂う、いわゆるチョレギサラダのような味なのだが、香りが格段にいいのだ。美味しすぎて一気にバクバク食べてしまった。そしてそのあとサラダをおかわりした。普段家でサラダをおかわりするなんてことはない。でも、旨たれをかけたら無限に食べられる……!!俵万智だったら絶対記念

                    KALDIで買える「旨たれ」は中毒性がすごい
                  • 誰でもハッカー気分になれるプログラム

                    1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー) 前の記事:音の出る絵本が進化しすぎているので出版社に聞く > 個人サイト むだな ものを つくる あのかっこいい演出はなんなのか 先月の金曜ロードショーでサマーウォーズがやっていた。 「よろしくお願いしまああああす!!」と主人公が叫んでキーボードのエンターキーを押すシーンが有名な本作だが、そのちょっと前のシーンが気になった。 アメリカ帰りの天才プログラマー・侘助がパソコンのキーボードをバババと叩くシーンだ。 雑な手描き再現で恐縮だが、こういう画面が出ていた。 画面にはプログラムやプログレスバー(進捗が100%になるまで棒が伸びるやつ。ソフトをインストールするときなどに出てくる)がたくさん出ていた。 それぞれの画面がなんなのかはわから

                      誰でもハッカー気分になれるプログラム
                    • 木の寿命は葉の量と幹の太さで決まる~樹木の専門家と街を歩く

                      専門家と街を歩くシリーズ、今回は植物の回だ。とはいってもすでに植物図鑑の編集者、そしてハーブ王子と街を歩いている。今回はそこからさらに狭めて樹木である。樹木医であり、植裁の仕事をしている赤尾さんと街を歩く。 私達は街に暮らすうえで緑をやたらに気にする。緑が豊かだとか緑が少ないとか。私達が緑と呼ぶこの木について一から教えてもらった。 樹木医さんと歩く 小岩井農牧株式会社東京緑化支店の赤尾正俊さんと歩くのは東急東横線・田園都市線のある渋谷駅。赤尾さんの肩書で目につくのは小岩井という名前であるがその豆知識ですでに1へぇあった。 右が樹木医でもあり植裁の仕事をしている赤尾正俊さん、左はデイリーポータルZ林雄司 なんで小岩井が? 大北:小岩井は牧場ですよね? 赤尾:岩手にある牧場の会社なんですが雫石というところに小岩井農場があって。私は東京で仕事をさせていただいてます。 林 :小岩井って岩崎(家)で

                        木の寿命は葉の量と幹の太さで決まる~樹木の専門家と街を歩く
                      • 服を着てる人必見! 八王子は東京のファッションを支えて来た街だった

                        JR八王子駅 朝9時、JR八王子駅に仲間とともに集合した。スリバチと呼んでいる地形散歩好きの仲間だ。 この先、ぼくが知らなかっただけで八王子っ子にとっては常識と思われることを驚きとともに紹介したいのだが、この時点ですでに1つ驚いたことがある。 京王線の王って八王子の王だったのか! 今日はJRで来たがそんなことであれば京王電鉄に敬意を評して京王八王子駅に降りるべきであった。 今回、案内してくださる方が中野上町というところで待っておられるというので、まずはそこまで歩いていく。 西放射線ユーロード 駅前に整備された広い道は歩行者専用だった。うらやましい。もともと宿場町だったということで、この先を北西にまっすぐ行くと甲州街道がある。 さらにその先にあるのが浅川だ。 甲州街道と浅川を含む八王子の地理はこの先の話でも重要なのだが、それについては改めて紹介したい。 新町とよばれた遊郭跡や浅川の台風19号

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                        • 体育館に置いてあるあれ(肋木)をマスターする

                          体育館のすみっこに置いてある、謎の木のはしごとしておなじみの「あれ」。 授業でもまったく触れられず、何に使うのかまったくわからず、「あれ」がなんなのかわからないまますっかり大人になってしまった。 結局「あれ」はなんだったのか?満を持して「あれ」をマスターしてみたい。 全員見たことあるけど、全員何かわからない「あれ」 誰もが見たことあるであろう、体育館によくあるはしごの形をした「あれ」。 全員見たことあるけど、全員何かわかっていないものでおなじみの「あれ」だが、あれの正しい名前は「肋木(ろくぼく)」という。 「あれ」は、スウェーデン人の生理学者ペール・ヘンリック・リングさんが考えた「体操をするための棒」である。 値段が安く、サイズを変えればどんな建物にも置けることから19世紀に世界中で普及。日本でも大正時代には学校の授業で大活躍をしていたらしいが、だんだんと教えられる人が減っていき、いまでは

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                          • 広島焼きと呼ばないで ~地元の人頼りの旅 in 広島~

                            埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画) 前の記事:すぐできる!Excelで作る企業ロゴ > 個人サイト のばなし 地元の人頼りの旅、番外編? と、いうのも筆者が広島のことをあまりにも知らないためである。 のっけから身の上話で恐縮だが、今年の6月、結婚を期に縁もゆかりもない広島に引っ越してきた。ふつうの世界なら観光がてら広島を周っているところ、新型コロナの影響もありどこにも行けずにいたのだ。 そういったわけで、ちゃんと電車に乗ったのはワクチン接種のために移動した2度だけ、というコロナ対策大学の首席とも言える筆者に今回の広島旅の白羽の矢が立った。 ワクチンも2回打った、感染者数も落ち着いた。恐る恐る部屋のドアを開け、まだ知らぬ広島に触れていく旅である。 原爆ドームへ行った話 今日の旅は、原爆ドームのそば

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                            • 烏龍茶は水割りがおいしい

                              1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー) 前の記事:福岡県の県名の由来となった岡山県の福岡へ > 個人サイト オカモトラボ 烏龍茶の水割りの話をしたい 僕は烏龍茶が好きだ。 うまい。 夏になると毎朝セブンイレブンで2リットルの烏龍茶を買って、夕方までには飲み干していた。 しかし烏龍茶は飲み過ぎるとお腹が痛くなる。なんと言うかちょっとキツいのだ。そこで烏龍茶を水で割ってみると、これがすごく飲みやすい。 そんなのただの薄い烏龍茶だと思うことだろう。 …まあ、実際その通りではあるが、薄めるとよりスッキリとゴクゴク飲めるようになる。それでいて烏龍茶の味や渋みは意外にもしっかり感じられる。 夏の飲み物といえば麦茶だが、シャキッとした苦味もありながら飲みやすい烏龍茶の水割りには麦茶

                                烏龍茶は水割りがおいしい
                              • 実在する魔法宮と魔法神社に行く

                                1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:ヨーロッパで2番目に長い「ドナウ川」で泳ぐ > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 魔法への憧れ 日本には八百万の神がいると言われている。山の神、田の神などあらゆるものに神は宿る。またどこかに電車で出かけて、流れる景色を見ていると、神社を目にする。その多くはガイドブックなどに書かれていない神社だ。 私の家の近くの神社! ただそんな神社も調べてみれば、いわれがあり、他の地域では聞かない神様が祀られていたりして面白い。神社ではないけれど、宮崎や鹿児島では、本来形を持たない田の神様が「田の神さぁ」として祀られる。埼玉の三峯神社では狼信仰なるものがあったりする。地域性がありまくるのだ。 田の神さぁ 三峯神社の狼の狛犬

                                  実在する魔法宮と魔法神社に行く
                                • 段差スロープを知ってほしい

                                  地面のちょっとした段差を越えるための段差スロープというものがある。まったく知らなかったが、見てみるとさまざまな種類と工夫に気づく。 これを今あえて取り上げる理由はとくにない。ただ、知ってほしいのだ。 基本3タイプを知ってほしい 段差スロープ、または段差解消スロープと呼ばれるこれら。今日はぜひ基本3タイプを知ってほしい。それさえ覚えれば、あとはおまけです。 ミスギのハイステップコーナー まずはこれを知ってほしい。ミスギのハイステップコーナー。 段差スロープに注目しながら歩くと本当によくこれを見かける。プラスチック製だが車に踏まれても大丈夫で、お値段もリーズナブル。シェアを広げる理由がわかる。 なお、最初に一応書いておくと、車道の側溝部分は公道であり、本来は私物を置いてはいけない。読者の皆様におかれてはお気をつけを。 ミスギのキャスコーナー 鋳鉄製でピカピカしたタイプもある。高級感があり、重い

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                                  • あれから8年。再開発の前後を見くらべる。湊、日本橋、千駄ヶ谷

                                    再開発直前の独特の風景の町をめぐる「早くしないと再開発されちゃう町めぐり」という記事を以前書いた。あれから8年たち、予定では再開発は終わったらしい。現在はどうなっているのか、当時のようすと比べてみた。 東京都中央区 湊 8年前、中央区の湊では「湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業」という名前の再開発が行われていた。 当時のようす 当時のようす その工事が始まる直前のようすが印象的だった。建物は少しづつ歯抜けになり、古びた建物が一人ぼっちで立っているようにみえる。 その工事が一昨年くらいに終わったという。再開発というのは、いったん工事が終わってしまうと前のようすを忘れてしまいがちだ。現在のようすを見に行って、再開発前の景色と比べてみることにした。 (これ以降、分かりやすいように昔の写真は周りをオレンジ色で囲みます。) 再開発前 再開発後 まずここは再開発地区の入口だ。当時と同じ位置から同じア

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                                    • 二戸に行くなら田中舘先生を知っておけ~新幹線でひとり置き去り

                                      1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:ブーブークッションから音を移動させる > 個人サイト webやぎの目 キムタク気分で二戸を降りる 改札を出ると顔ハメがあった。ニューデイズの店員の女性に声をかけて撮ってもらおう。こういうときのコツは自分をキムタクだと思うことである(女性なら東京メトロのCMの石原さとみ)。 『二戸、空気がまじうめえ』『うぉ、顔ハメやるっしょ』 キムタクがオーバーリアクションで振る舞うさまをひとりまねると自信あふれて愛想がよくなる。堂々とシャッターをお願いする。 iPhoneには動画が残されていた。指も。 新しいiPhoneはカメラのボタンを押しっぱなしにすると動画が撮れるのだ。どうやら長押し

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                                      • 「酒飲みの免罪符」が無印良品に売っていた

                                        1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:本気の「大根ステーキ」を作る あぁ、出会えて良かった ある日、あんまり天気がいいので、 マイボトルにドリンクを入れて 公園にやって来ました。 ごくり……ふぅ 今年の冬は特に寒いけど、やっぱり日差しを浴びるのは気持ちがいいなぁ。 ……え? 僕がなにを飲んでいるのかって? あ、 これが気になったというわけですね? そりゃあもちろん見てのとおり、 ボトルに芋焼酎のミニペット1本ぶんを入れて そこに同量程度の水を注いだ 濃いめの焼酎水割り に決まってるじゃないですか。 え? 水だと思った? まぁ、書いてありますからね。ボトルに堂々と「水」って。 いえね、先日、ちょっと大きめの無印良品へ行く機会があって、そこでこんなものを見つけたんです。 「給水

                                          「酒飲みの免罪符」が無印良品に売っていた
                                        • お菓子のあけくちのピリピリやるとこ研究

                                          コンビニでお菓子を見ていて気づいたのだけど、箱のお菓子の開け口が昔と変わっている。 リボン状になったミシン目のふちをひっぱってピリピリッと開ける、あのタイプがずいぶん減っている気がする。 あのリボン状の開け口について、いろいろ買って調べてみた。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:通勤タイムアタック【デジタルリマスター版) > 個人サイト nomoonwalk もはやマイノリティ お菓子売り場を見ていると、あけ口はこれらのタイプが多い。 上にパカッと開けるやつと、箱にかぶさってるフタをペコッと折って開けるやつ で、今回フィーチャーしたいのは、

                                            お菓子のあけくちのピリピリやるとこ研究
                                          • 横浜中華街で緑色のチャーハンを食べる~チャーハン部活動報告

                                            1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:パンをおかずにごはんは食べられるのか? チャーハン部、横浜中華街に行く 今回は中華街にある安藤さんの行きたいお店へ向かった。中華街は以前にも行ったことがある。しかし、入店したお店が撮影NGでただおいしいチャーハンを食べただけで終わった。その様子を安藤さんがなんとか記事にしたのもいい思い出です(はげます会に入れば見られます) そんな因縁のある土地にチャーハンを食べに行く。絶対にチャーハンを食べるという強い気持ちを胸に中華街の門をくぐる。 行くぞ!チャーハンを食べるぞ! 多くの中華料理屋が立ち並んでいる。高級中華や庶民にもやさしい中華など、ここは中華料理天国だ。 フカヒレの姿煮もある。フカヒレを躊躇しないで食べられ

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                                            • 昭和なプレートで景色が変わる

                                              1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:お花畑は思ってたのと違う > 個人サイト webやぎの目 これが元ネタです そのプレートとはこのようなものである。 たしか関門トンネルで かっこいい。 特徴としてはプラスチックの板に文字を彫ってインクを流し込んであること。そしてフォントが独特であることだ。 あれは機械彫刻用標準書体と呼ぶ書体で、手動の彫刻機のために細部を工夫してあるそうだ。これをフォント化して無償配布している人がいた。ありがとう!機械彫刻用標準書体フォント (全部はまだフォント化されていないので、ない文字は似た丸ゴシックで代用しました) レーザー加工機であの書体を彫ってインクを流し込めば自作できる。墨入れの

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                                              • 外にまでバターの香りが!! 銀座ウエスト日野直売店訪問記

                                                1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:良いもの食べてる感を出したかったら、名札を添えよう > 個人サイト 片手袋大全 入店前から既に興奮 昭和22年、銀座にオープンし70年以上の歴史を積み重ねてきた洋菓子屋、銀座ウエスト(以下、ウエスト)。基本的に東京圏の直営店か百貨店などでしか購入できないが、「東京土産でもらったことある!」という方もおられるだろう。 宝石箱のように美しいウエストのお菓子 私は以前、ウエスト好きが高じて「銀座ウエストのお菓子で打順を組む」という記事を書かせて貰っている。 悩みに悩んで打順と守備位置を決めた 幼い頃に感じた、あのクリーム色の箱を開けた時にやってくる胸のときめき。それは今でもずっと、私の人生の大切な瞬間であり続

                                                  外にまでバターの香りが!! 銀座ウエスト日野直売店訪問記
                                                • 歌舞伎揚専門店で買える最高級歌舞伎揚を知っているか

                                                  普段から専門店巡りを趣味としてて、弊サイトでもこれまでいろんなお店を取材させてもらってきた。 で、最近ちょっと話に聞いて気になっているのが「歌舞伎揚」の専門店である。そう、あの後を引く甘じょっぱさでお馴染み、株式会社天乃屋の揚げせんべいだ。 例えば歯ブラシ専門店なら、各メーカーの様々な歯ブラシがぎっしり並んでいるのが見どころなんだけど……歌舞伎揚専門って、狭すぎないか? 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:実はあんまり分かってないマッケンチーズをきちんと作って食べよう > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k 歌舞伎揚専門店は高円寺にあった 場所は中央線高円寺駅の徒

                                                    歌舞伎揚専門店で買える最高級歌舞伎揚を知っているか
                                                  • 島を丸ごと城塞化した海城「能島城」に上陸した

                                                    日本には実に数多くの城が存在する。それら多種多様な城の中でも、特にユニークなのが「能島(のしま)城」だ。 瀬戸内海中央西寄りの芸予諸島に浮かぶ小島を丸ごと利用した海城であり、日本城郭協会の「続日本100名城」(以下、続100名城)にも選ばれている。 2018年の西日本豪雨で被害を受けたことから長らく立入禁止となっていたものの、幸いにも2020年の6月に解除されたので、上陸ツアーに参加してきた。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:神奈川県央部の“サバ神社”を巡る「七サバ参り」で健康祈願! > 個人サイト 閑古鳥旅

                                                      島を丸ごと城塞化した海城「能島城」に上陸した
                                                    • レッドブルの缶は薄いから鶴が折れる

                                                      エナジードリンクのレッドブルの缶は薄い気がする。味ではなく容器のアルミの厚みの話である。 これだけ薄い素材なら折り紙のように鶴が折れるんじゃないか。やってみよう。

                                                        レッドブルの缶は薄いから鶴が折れる
                                                      • 昔は主役、今はド脇役。チェーン7店の「ノーマルのハンバーガー」を食べて良さを語る

                                                        ハンバーガー屋さんの、ノーマルのハンバーガー。かつては「ラーメン屋の(醤油)ラーメン」のような立ち位置の主役メニューだった。 しかし最近ではメニュー表の片隅にあり、明らかな脇役扱いだ。中には裏メニュー的な扱いにまでなったものさえある。 だがノーマルなハンバーガーでしか味わえない、プレーンなおいしさと安さ。それは再評価されるべきではないか。 その魅力を改めて知るために7つのハンバーガーチェーンをめぐったら、「これぞハンバーガーの完成形」とまで思えた。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好き。(動画インタビュー) 前の記事:「死ぬ前に未制覇のドラクエシリーズをクリアしまくりたい」をズルして叶えた > 個人サイト 文化放想ホームランラ

                                                          昔は主役、今はド脇役。チェーン7店の「ノーマルのハンバーガー」を食べて良さを語る
                                                        • 国旗そっくり!珍魚ヒノマルテンスで日の丸弁当を作る

                                                          魚の見た目いうのは実に多様だ。 しかしその中でも、こと我々日本人からすると驚愕もののカラーリングを誇る魚が存在する。 その名は…『ヒノマルテンス』。まんま日本の国旗、日の丸を写し取ったような魚である。 国旗に擬態している!? 魚類、特に海魚のビジュアルバリエーションには驚かされる。 岩や海藻にしか見えない究極のナチュラル系から、アメリカのお菓子かよ?みたいな原色ド派手系までさまざまである。 岩そっくりな地味系の最右翼、オニダルマオコゼ 冗談みたいにカラフルなヤマブキベラ だが、今回フィーチャーするヒノマルテンスは奇抜さの方向性が一味ちがう。 その名の通り日の丸、日本国旗そのものなのである。それこそ「まさか国旗に擬態しているのでは…?」というレベルで。 ふふふ…。どんな魚か気になるだろう? こんなに面白い魚もそうそういない。ぜひ記事にして紹介したいと思い、一昨年あたりからしつこく探してきた。

                                                            国旗そっくり!珍魚ヒノマルテンスで日の丸弁当を作る
                                                          • 廃墟ガレージをアトリエにしようとしましたが水漏れが止まりません

                                                            父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー) 前の記事:わら半紙って「稲わら」からできるの知ってました? ボロいガレージを手に入れた 昨年家を建てた。もともとあった建物は壊してもらったが、ガレージを壊すにも結構なお金がかかるとのことで、残すことにした。 こちらがそのガレージ 数十年前に作られたらしく、ペンキは禿げ落ち、床はクツでこすると無限に砂が出る。 おじいちゃん家の納屋感 奥の壁面は触れるとボロボロと崩れる 何かに使えないかなと、隠し扉を設置したりしていたのだが、いかんせん当時は電気が通っておらず、そのまま廃墟として放置していた。 そんな折、コロナで外出自粛がはじまった。この機会にガレージのリフォームに着手しなければ、永遠に手付かずのままだろう。素敵なアトリエにすべく、えいやと重い腰

                                                              廃墟ガレージをアトリエにしようとしましたが水漏れが止まりません
                                                            • 箱に仕掛けられたギミックを解きまくる立体パズル「Cluebox」が楽しかった

                                                              1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:1日で小学生の夏休みぜんぶやる > 個人サイト ほりげー 編集部から届いた3つの箱 4月下旬ごろ、編集部の石川さんからこんなメッセージが届いた。 ゴールデンウィークが溶けるらしい。楽しみだがゴールデンウィークが溶けるのはふつうに困る。 で、届いたのがこれ。 3つの箱。なんかかっこいい。 箱の中身は箱である。ほんのりマトリョーシカ。 嫌な予感がした。この歯車だらけの箱を開けるのだろう。箱根寄木細工の西洋版だ。 シュレディンガーの猫を救えるか 最初の対戦相手として、何となく一番簡単そうな箱を選択した。 何ともメカメカしい猫のパッケージ。 説明書が入っている。 説明書とそれをGoogleレンズで翻訳したもの。要は箱を開けなさいということだ。 どうやらシュレディンガーの猫が

                                                                箱に仕掛けられたギミックを解きまくる立体パズル「Cluebox」が楽しかった
                                                              • フィレオフィッシュは鯛で作れ

                                                                1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:ソースせんべいは腹の足しになるか(デジタルリマスター版)

                                                                  フィレオフィッシュは鯛で作れ
                                                                • 目に映るものはだいたい経費~税の視点で街を歩く~

                                                                  今の私は意識が高い。確定申告の季節で納税の意識が最高潮に高まっている。 街を歩けば目に映るものみな経費に見える。もしかしたら本当にそうなのだろうか? 専門家と街を歩くシリーズ、前回は税理士さんとリモートで代官山駅周辺を歩いた今回はその続きである。 税理士さんと代官山~渋谷を歩く デイリーポータルZライターの井上マサキさんが税に関する本(『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』)を出したので共著である税理士の高橋創さんとともに代官山駅周辺を歩いて話を聞いた。 なお東京都はまだまだ緊急事態宣言下にあるのでzoomでお散歩することになった。 画面右下の筆者がZOOMでつないで代官山駅~渋谷駅を歩く。デイリーポータルZウェブマスター林(左上)、税理士の高橋創さん(右上)、著者の井上マサキさん(左下)が各自家などからああだこうだ言う 前回の記事(『税の視点で街を歩く』デイリーポータルZ)では「経費

                                                                    目に映るものはだいたい経費~税の視点で街を歩く~
                                                                  • 福岡県の県名の由来となった岡山県の福岡へ

                                                                    1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー) 前の記事:120年に一度?凶事の前兆?竹が開花し枯れた > 個人サイト オカモトラボ なぜか福岡県の県名は岡山県内に由来する 都道府県は47あるが、その都道府県の「県名」はそれぞれの土地に由来することがほとんどだ。 しかし福岡県の「福岡」は、他県の、岡山県内にある福岡という場所から付けられたそうだ。 その時は「へー」と思っただけだったが、改めて考えてみると不思議だ。なぜ県名を遠い場所の地名から付けたのか、空間がねじ曲がってつながっていたりするのか。 調べてみようと岡山県内で福岡という地名がある岡山県瀬戸内市(せとうちし)へと向かった。 岡山県の地図でいうと、だいたいこのへんだ。 瀬戸内市は岡山市の中心市街地からおよそ車で50分ほ

                                                                      福岡県の県名の由来となった岡山県の福岡へ
                                                                    • 北海道でシシャモが釣りたい

                                                                      趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:東京湾でワカメを採ってきた(デジタルリマスター) > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 10月7日 北海道にいけば魚がいくらでも釣れると思っていた 埼玉で生まれ育った人間からすれば、北海道の海といえば豊穣の海であり、エサのついたハリを投げさえすれば、簡単にカサゴやらカレイやらホッケやらが釣れまくるはずの憧れの聖地。 その妄想は正解でもあり、そして間違いでもあった。いくらでも釣れる場所があれば、いくらやっても釣れない場所だって北海道にもあるのだと、この旅で身をもって知ることになる。 北海道はやっぱり寒いねと言いつつ道の駅で食べるソフトクリームはおいしいな。 今回の滞在先は道東、十勝地方の広尾町に住む漁師さん宅。とりあえあずは情報収

                                                                        北海道でシシャモが釣りたい
                                                                      • 一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島 ~三重県志摩市横山島へ

                                                                        大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:上重朋文さんが家でやってる店「上重朋文の店」でたっぷり話を聞いた なんとなく開いたページから旅が始まる 1,700ページ以上あってズッシリ重たい『シマダス』をこれから適当に開く。開いたページに掲載された島がよっぽど普通に行くのが困難な場所でない限り、そこに行くと決めたのだ。 目を閉じて一呼吸。気合を入れて本を開く!現れたのは「横山島」という名の島だった。 三重県に属する島だそうである ページ内の「天童島」、「土井ヶ原島」など、青い囲みの中の島は無人島なので今回はスルーするとして、有人島である「横山島」という島に行ってみることにする。『シマダス』の記載によれば、「賢島の南約400mの海上

                                                                          一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島 ~三重県志摩市横山島へ
                                                                        • わたしにはファッショニスタのお姑さんがいる

                                                                          1986年生まれ佐世保在住ライター。おもに地元の文化や歴史、老舗や人物などについての取材撮影執筆、紙媒体のお手伝いなど。演劇するのも観るのも好き。猫とトムヤンクンも好きです。 前の記事:前略、地上136mの塔の上より~針尾無線塔とともに暮らす男たち > 個人サイト ヤマモトチヒロのブログ 外でも家でも服であそぶ お姑さん(以下:なつえさん)の家は、わが家から徒歩10秒ほどだ。近い。 なので取材(?)時のわたしの格好はこんな感じだ。決して先方にケンカを売っているわけではない 家を訪ねる前に、それぞれのベランダを見比べた。ピーカンの青空に、ヒマラヤ山脈のタルチョよろしく、赤や黄色といった元気カラーの洋服がはためいている。なつえさんの家だ。 対して、胃に優しそうな食材の色をした洋服が静かに垂れ下がっているのが我が家だ。太陽を浴びて旨味がギュッと凝縮されているような気がする。 なつえさん(60代)

                                                                            わたしにはファッショニスタのお姑さんがいる
                                                                          • インドから持ち帰ったものに書いてあることを読んでもらう

                                                                            家の掃除をしていると、ずいぶんまえにインドに行った時に持ち帰ってきたお土産が出てきた。それらをみていると、いったい何が書いてあるのか、無性に知りたくなってきた。 ヒンディー語のわかる方を紹介してもらって、読んでもらった。 ヒンディー語の書かれたものを持ち帰った ずいぶん昔の話になるけれど、2012年の春にインドに行った。 デイリーポータルZ編集部の安藤さんと、ガンジス川で沐浴した そして、そろそろまたインドにでも行こうかな。なんて思っていたところ、なんやかんやあったため、結局、インドにはまだ行けずじまいである。 先日、家の掃除をしていると、2012年にインドから持ち帰ったものがごそっと出てきた。 「インドから持ち帰ったもの」と書くと、経典っぽさが出てくるが、そうではない。 インドから持ち帰ったものたち ぼくは、旅行に行くと、行った先の国の言葉が書かれている印刷物や紙切れを「お土産」と称し、

                                                                              インドから持ち帰ったものに書いてあることを読んでもらう
                                                                            • 100年以上に渡り継承されているフォント「秀英体」を知っているか

                                                                              今回の舞台は秀英体の開発を行っているDNPだ。編集部からはフォントに関しては初心者という橋田さんと、動画編集作業でフォントはいじるものの、「スクロールから適当に選んでいます」という藤原さんが同行してくれた。 我々を出迎えて下さったのは、DNPで秀英体開発グループに所属する宮田さん(左)とリーダーの伊藤さん(右)。伊藤さんの持っている「原図」という“活字を作るための下書き”は1950年代前後の日付が書き込まれたとても古いものだ。デジタルフォントの今でも開発時には参考にしているのだそう。フォントガチ勢のような写りだが、実際に“フォントガチ勢”なのだ。 関西出身の伊藤さんは小学生の時、阪神のスコアボードが明朝体でかっこいいと思い、家のワープロで「掛布」や「バース」などと打っては「甲子園球場っぽい!」と楽しんでいた子供だったという。一方で宮田さんも、小学校のクラブ活動でレタリングクラブを選択してい

                                                                                100年以上に渡り継承されているフォント「秀英体」を知っているか
                                                                              • 日本最大の川エビ「コンジンテナガエビ」を捕まえて食べる

                                                                                「テナガエビ」というエビをご存知だろうか。 川に棲む、その名のとおり腕の長~いエビで食用にもなる。ただし、ボディーは小指ほどしかなく、主な調理法は丸ごと唐揚げにしてバリバリかじるものである。 しかしエビ界も広いもので、中には「塩焼きサイズ」のテナガエビもいる。日本最大のテナガエビ、『コンジンテナガエビ』だ!!! クルマエビサイズのエビが川にいる そもそも、日本の川に棲むエビは基本的に小さい。 2~3センチ程度の小エビ(ヌマエビ類、スジエビなど)がほとんどである。 冒頭で触れたテナガエビの仲間はもうちょっと大きいが、それでもせいぜい10㌢程度しかない。 ヌマエビの仲間 食用にもなるスジエビ 海洋漁業大国である日本においては、「エビを食べる」といえば多くの場合、クルマエビやイセエビ、アマエビなといわゆる「海のエビ」であることが多い。 だが、内陸部ではテナガエビの仲間(より小型で腕が短いスジエビ

                                                                                  日本最大の川エビ「コンジンテナガエビ」を捕まえて食べる
                                                                                • 長崎県の平戸大橋はZoomの赤い橋にそっくり

                                                                                  1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:Zoomで遠くの町の夕方の音楽を聞くと盛りあがる > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 これがその「Zoomの赤い橋」。Zoomに標準で入っているバーチャル背景なので、誰でも使うことができる。 「あなたと私をつなぐかけ橋」という笑点みたいな意味が込められているかは分からないが、とにかくZoomを代表するバーチャル背景だ。 平戸大橋がZoomっぽく見えるベストスポットは田平公園 そんなZoomの赤い橋にそっくりな「平戸大橋」は、長崎県の北西部にある平戸島と九州をつないでいる橋だ。 平戸は、ポルトガルやスペイン、オランダとの貿易で栄えて、ザビエルも来た町として歴史の教科書に出てくるところです。 Zoomにそっくりな姿を見るために

                                                                                    長崎県の平戸大橋はZoomの赤い橋にそっくり

                                                                                  新着記事