ハリウッド版 1956年に、海外版の『怪獣王ゴジラ』(GODZILLA, King of the Monsters)が作られたが、レイモンド・バー演じる主人公のアメリカの新聞記者が東京に立ち寄った際にゴジラに遭遇するという内容に再編集されたもので、この中では政治色・反戦・反核のメッセージ性は完全に消されている(東西冷戦の只中であった当時の情勢を考えると仕方がないとも言えるが…)。 ちなみに、ゴジラの英語表記である「GODZILLA」という言葉が生み出された記念すべき作品でもある(しばしば勘違いされるが、この綴りを考案したのは米国人ではなく日本人である)。 また、“King of the Monsters”というフレーズは、後に“怪獣王”と翻訳されて日本に逆輸入され、以降ゴジラの肩書の1つとして定着することとなった。 さらに、2019年に公開されたハリウッド版ゴジラのタイトルの元ネタにもなっ