原子放射線の影響に関する国連科学委員会(略称:国連科学委員会 UNSCEAR)は2014年4月2日、東京電力福島第一原発事故の健康への影響に関する最終報告書を公表しました。 その中で、1歳児、10歳児、大人の甲状腺被ばく線量の推定を示しながら、「事故の影響による子供の白血病や将来的な乳がん、妊婦の流産や出生後の小児がんも明らかな増加は予想されないと」結論を出しました。 これはチェルノブイリ原発事故に苦しむ、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの被害報告を無視する非科学的な報告書です。 日本政府が2011年10月、東京第一原発事故によってまき散らされた放射性物質による食品の放射能汚染の健康影響を評価するために作成した「評価書 食品中に含まれる放射性物質 食品安全委員会 平成23年10月」の44ページには、ウクライナの小児および18歳未満の若年者が1986年から1994年に531人が甲状腺がんだと診