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谷頭和希の検索結果81 - 120 件 / 269件

  • 新木場の絶景遊歩道は船とヘリコプターと電車と飛行機がぜんぶ見られる

    むかし新木場で働いていた。海沿いに長い遊歩道があって、そこでは船、ヘリコプター、電車、飛行機と4つの乗り物が全部見られる。そのうえ、のどかで最高のくつろぎスポットだ。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:ニュースでもよく見る、大手銀行の看板が一堂に会している場所が豊洲に > 個人サイト nomoonwalk 遊歩道というか公園というか遊歩道と

      新木場の絶景遊歩道は船とヘリコプターと電車と飛行機がぜんぶ見られる
    • 大阪・フェスティバルタワーの何だか不安になる地下通路

      父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー) 前の記事:大阪・京阪香里園駅にあるトーナメント・トイレ 大阪の堂島にあるフェスティバルタワー。劇場を有する東側と、コンラッドホテルが入っている西側。2つのよく似たビルが並んでいる。高さは200m近くあって、総工費は1000億円らしい。 お金がかかっているだけあって、ビルのなかでは、木や大理石などのマテリアルを多用した現代的なインテリアデザインがこれでもかと迫ってくる。もちろん常に人がいっぱいいる。そんな場所に、なぜかひと世代前の通路がぽつんと残されている。あるのは、フェスティバルタワーの地下1階だ。 ローソン横の階段を降りていくと急に世界が変わる 白い施釉タイルで埋め尽くされた空間 NYの地下鉄ようなその姿 タイルの隙間やひび割れに滲み出た埃

        大阪・フェスティバルタワーの何だか不安になる地下通路
      • チョー広い店の屋上駐車場は当然チョー広い

        千葉県の千葉ニュータウンにあるチョー広い店の屋上駐車場が、当然チョー広いのであった! こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:千葉県佐倉市にあるねぶたがラスボス > 個人サイト ヨシダプロホムーページ 北関東の雄「ジョイフル本田」。つまりはホームセンターなのだが、千葉県の千葉ニュータウンにあるのが、 広くて有名。この世のマテリアルが全て

          チョー広い店の屋上駐車場は当然チョー広い
        • 平代うさぎ公園の看板うさぎに癒やされる

          自由律俳句と路上観察をしています。大阪在住。私家版の自由律俳句集『麦わら帽子が似合わない』『ブルマ追いかけて八位』『待ち受け画像がちらし寿司』も販売しています。 前の記事:「善意の時計」の時刻は正確なのか > 個人サイト note 気分が落ち込んだときや、リフレッシュしたいときなど、僕はよく公園の遊具などを見て気持ちを回復するのですが、そのなかでもトップクラスに回復率が高いのが平代うさぎ公園です。 大きな病院の近くにひっそりとある、あまり目立つような公園ではないのですが―― これ! この公園の看板を携えた、うさぎのオブジェ! いつも植物に若干埋もれていて、浮世絵の隅っことかにいそうな顔で来訪者を迎えてくれます。 他の公園では全く見たことがないので、ここ独自の設備かもしれないですね。 アップで見ると、意外と看板上部がボロボロでした。 せっかく久しぶりに来たので、様々な角度から見てみましょう。

            平代うさぎ公園の看板うさぎに癒やされる
          • 下神明の3つの線路が交わる立体交差がずっと見ていられる

            1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:テンセグリティのブロックが不思議で楽しい > 個人サイト 日和見びより 3つの線路+道路の四層構造 東急大井町線の下神明駅は大井町駅のお隣の小さな駅だ。 高架下の改札が神殿の入り口のようでかっこいい ここから歩いてすぐの場所に3つの線路が交差するポイントがある。 それがこちらのポイント 下神明駅は大井町線だけが止まる駅で乗り換え駅ではないので、急に他の線路が2本も現れてちょっとびっくりする。上から新幹線、東急大井町線、JR在来線の線路だ。 JRの2路線に私鉄が挟まれているのがいい。 新幹線とJR在来線は周辺に駅があるわけではないので速度を緩めることなく通り過ぎるが、その間の大井町線は駅があるので減

              下神明の3つの線路が交わる立体交差がずっと見ていられる
            • 新宿ビジネス旅館街の朝は、どこからともなく子供の声がこだまする

              「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 前の記事:新宿御苑近辺でリンボーダンスする横丁の看板 > 個人サイト 日本海ぱんく通信 新宿4丁目ビジネス旅館街 ここは一泊5,000円程度のリーズナブルな旅館が点在している街。幹線道路から一本入っただけなのにもかかわらず、一気に静けさの漂う大都会の中のオアシスを感じる場所である。 閑静 終日静かなこの町も、午前8時前後だけは、突然「ワーッ!!!!」「キャーッ」などと、子供たちの運動会のような音が鳴り響くのである。 ひたすら閑静なはずが 大勢の子供たちの声が天から降り注ぐように聞こえはするものの、姿はみえず、異空間に迷い込んだような錯覚を覚える。 ちょっと奥へ行くと高いフェンスが見える なんの音だろうと思って探したところ… 道路一本を挟むよう

                新宿ビジネス旅館街の朝は、どこからともなく子供の声がこだまする
              • スロープでぎっしりの空間

                1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:ビルとビルの隙間にロゴがある これ。 階段数段分のスロープなのだが、横方向に右、左、右、左と二往復している。狭い場所に決まった傾斜でスロープを付けようとするとこうするしかないのだろう。 通りかかった時は階段で行き来できたので使用感は分からない。狭い場所を行ったり来たりさせられて面倒なのかもしれないが、何も無いよりはマシなのかもしれない。 上から見るとこう。 スロープに付いている手すりを「何者かがものすごいスピードで移動している、その効果線」と思い込む遊びをしてみた。じっと見つめていると「シャシャシャシャシャ…!」という音が聞こえてくる。できなくはない。忍者三人が僕をスピードで翻弄していた。 身近な絶景 友達

                  スロープでぎっしりの空間
                • 猫が選んだ今年の記事はドライブインとパスポートと郷土玩具!

                  行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:コンプリート直前!全国どこでも地元にしよう~「地元の人頼りの旅」「投稿頼りの旅」ふりかえり~ > 個人サイト むかない安藤 Twitter 猫・犬・魚が選ぶ2020年の記事特集 デイリーポータルZが年間で公開する記事は約1000本。ぼうだいな記事からどれを読むかの選択はいつも人間がしている。そんなことでいいのか!? それは人間の驕りではないのか。今年最後のひくらいは猫と犬と魚が記事を選んだ記事を読もうじゃない。 猫 猫が選んだ今年の記事はドライブインとパスポートと郷土玩具!(安藤昌教) 犬 犬が選ぶ今年の記事3本は玉ねぎと文具と鯛!(ヨシダプロ・古賀及子) 魚 魚とエビが選んだ今年のベスト記事は和歌山、雪の宿、豆!(石川大樹) 猫の好きな

                    猫が選んだ今年の記事はドライブインとパスポートと郷土玩具!
                  • 中野のガードパイプの大群

                    中野駅で降りることが多々ある。会社のオフィスがある事もそうだが、中野の街並みが結構好きでフラッと寄ってしまう。 中野駅に降りた際に、必ず寄る場所がある。北口を左に出て道路を渡って、中野サンプラザ向かいにあるスペースを見てほしい。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 ガードパイプの大群が出現! 工事中の横で、ガードパイプたちが綺麗に整列しているではないか。円を描きながら仲良く手を繋いでいるようにも見える。 このガードパイプの配置に何か意味があるのかはわからない。車の導線をつくっているのか?とも考えたが、車が通れるほどの幅が確保できているとは思えない。 上からみるとこんな感じ。円でもないし四角でもない……奇妙な形だ なぜだろう…

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                    • 旦過市場とモノレールが絶景を作り出す

                      1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:我々の生活を便利にするのは「腰袋」でした > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 北九州といえば旦過市場 旦過市場は古くからあり、現在30代後半の私は北九州で生まれたので、子供の頃からよく歩いていた。記憶の中にある旦過市場と今の旦過市場はあまり違いながない。今も昔も変わらぬ景観を作り出している。 旦過市場 ちょっと上から! 旦過市場単体でもいいのだけれど、オススメはモノレールとのセット。旦過市場の昔懐かしい感じと、空を走るような未来の雰囲気を持つモノレールのコントラストがいいのだ。旦過橋でその絶景を見ることができる。 絶景!!! 旦過市場は建て替えが決まっており、この辺りの景色も変わってくるだろう。また先にモノ

                        旦過市場とモノレールが絶景を作り出す
                      • 初生町にはヤシの木が生えてる家がある

                        1988年静岡生まれ・静岡在住。平日は制作会社勤務、休日は大体浜名湖にいる。 ダイエット目的でマラソンに挑戦するが、練習後温泉に入り、美味しいものをたらふく食べるというサイクルを繰り返しているため、半年で10kg近く太る。 前の記事:原島町にある看板屋が超ファンシー 思わず立ち寄りたくなる絶景 まず長池市民ふれあい農園がどこのなんなんだという話だが、静岡県浜松市の北区初生町というところにある貸し農園である。 数年前まで祖父母が借りていた農園としてお馴染みだ。わたしの中で。 一見するとなんの変哲のない農園。 緑の多い、のどかな風景 しかし、写真右側に注目すると ん? 生えてる〜〜〜!!! 生えてる生えてる!!!ヤシの木が家から生えてる〜〜〜!!! 屋根の中央からひょっこり生えてる感じがめちゃくちゃかわいい。 和風建築の民家がヤシの木のおかげで急にファンキーに。 この家を見て「頭からヤシの木が

                          初生町にはヤシの木が生えてる家がある
                        • 大量閉店「ヴィレヴァン」経営が犯した最大の失敗 - ライブドアニュース

                          2024年9月10日 10時0分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと チェーンストア研究家の筆者がの業績不振に言及した 筆者がインタビューした「全店巡る人」が原因を説明 ショッピングモールなどへの出店、人材教育が十分にされなかったためだそう 不調が続く「遊べる本屋」ヴィレヴァン。その凋落からは、ビジネスパーソンが学べることはとても多い(筆者撮影) 筆者はチェーンストア研究家を名乗っていて、仕事上、マーケティングやビジネスに関する本を読むことが多い。 よく実務家から言われるのが、「結局、本は理論にすぎないよね、実践は現場でしかわからないですよ」という声。確かにそれも一理ある。しかし、書籍もあなどれない。うまくいっているチェーンほど、理論的にも「正しい」と言える経営をしていることが多いからだ。逆も然り。うまくいっていないチェーンは、理論から逸脱している場合が多い

                            大量閉店「ヴィレヴァン」経営が犯した最大の失敗 - ライブドアニュース
                          • 10年前の池袋を歩く 第4回〜変わらない大学街とKTVと

                            1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:10年前の池袋を歩く その3 〜再開発地帯を歩く > 個人サイト Note 西口の再開発も進んだ さっそく西口の駅前を見てみると、広々としたスペースにベンチなどが置いてあり、小綺麗な広場が広がっている。 この広場の10年前はどうだったか。 (2009年)ちょうど工事中であった。この広場、10年前には存在しなかったことが明らかになった さっそくのこの変わりようである。 さらに驚くのは、広場から少し歩いたところにある芸術劇場前広場である。 現在 2009年 大変な変貌ぶりである。パッと見ただけでも、すごく違うことがわかるが、もっと細かく見てみるとよりその変化が見えてくる。 例えば

                              10年前の池袋を歩く 第4回〜変わらない大学街とKTVと
                            • 多摩川住宅のゲームに出てきそうな給水塔

                              1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:旦過市場とモノレールが絶景を作り出す > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 給水塔のある景色 1966年から建設が始まった多摩川住宅。そこに5本の非常に特徴的な給水塔が建っている。給水塔は給水を安定させるためのもの。多摩川住宅のものは高さ40メートルで、高地水槽方式と呼ばれているそうだ。 多摩川住宅の給水塔 初めて見た時は驚いた。これはなんだ、と。よく考えれば給水塔とわかるのだけれど、私が今までに見たものとは雰囲気が異なる。くびれのある形がゲーム世界を思わせるのではないかと思う。 絵になるのです! RPGゲームといえば、私はFF10をプレイしていたことがある。魔法や道具のルールを理解していなくて、すぐに死ぬの

                                多摩川住宅のゲームに出てきそうな給水塔
                              • 恵比寿のマックがブルックリン

                                1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:ドンキのPOPライターに、すごいPOPを見せてもらった話 > 個人サイト Note

                                  恵比寿のマックがブルックリン
                                • ヴィレッジヴァンガードと、アイロニーの問題 - コメカブログ

                                  谷頭和希さんが書かれたヴィレッジヴァンガード(以下VV)についての記事を、面白く読んだ。 ヴィレヴァンが知らぬ間にマズいことになってた 「遊べる本屋」はなぜ魅力を失ってしまったのか | 街・住まい | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net) しかしVVが提案していた「サブカル」って、世代によって受け止められ方がだいぶ違うのだろう。ぼくは1984年生まれで、ゼロ年代半ばぐらいに一番VVに行っていた。で、当時VV的「サブカル」プレゼンテーションって既に、半笑いな感じで受け止められていたと思う。本当にハードコアな人は行かない店というか。自分は当時「アンチ選民主義!汎用化されたチープ・サブカルがむしろ大切!」みたいなことを考えていたので、VV的な安っぽさがむしろ好きだったんだけど。 谷頭さんの記事の、「「サブカル」という言葉の輪郭が曖昧になるにつれて、その空間の演出も曖昧になってしま

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                                  • 「競争中毒」をやめる方法 - 集英社新書プラス

                                    発売以来各書店やSNS大きな反響を呼び、15万部の大ベストセラーとなった『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。著者の三宅香帆氏が同書で提起したのは、日本社会における「全身全霊」信仰だった。 本記事では全身全霊でビジネス書を作ってきたが現在は「燃え尽きている」編集者の箕輪厚介氏と三宅氏が対談。2人の対話を通して、仕事や競争以外のモチベーションの見つけ方を考える。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 「表現」は救いにならない? 三宅 『かすり傷も痛かった』で印象的だったのが、「人は競争から本当に逃れられるんだろうか?」という問いでした。 箕輪     本気で相談していいですか。 三宅     はい。 箕輪     僕にとってみれば、競争のために頑張ることより、むしろ脱競争の方が、辛い道なんですよ。 三宅 うわあ、その感じ、わかるかも。 箕輪 『かすり傷も痛かった』を書い

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                                    • 第9回 ブックオフ肯定論を検討する(その2)

                                      前回は、近年のブックオフについての言説を紹介した。これまで否定的に語られがちであったブックオフを肯定的に捉えなおし、その意味合いを積極的に語る言説が増えている。それらは、本連載で目指すブックオフの語り方にも近いものである。 今回からはそうした言説を具体的に見つつ、そこで何が語られ、そして何が語られていないかを考えてみたい。 『ブックオフ大学ぶらぶら学部』の反響 今回考えたいのは、前回にも紹介した『ブックオフ大学ぶらぶら学部』である。 ブックオフについての思い出がエッセイやマンガなどで展開されている同書の人気はすさまじかった。同書を出版した島田潤一郎によれば、「1ヶ月で2000部が売り切れた」という[1]。このような受け取られ方は島田も予想外だったというが、それだけブックオフについて考えることが多くの人に受け入れられ、待望されていたということだろう。 同書はそれぞれの論者がブックオフについて

                                        第9回 ブックオフ肯定論を検討する(その2)
                                      • 東京都調布市の古刹、深大寺のチャームポイントは練塀の小窓

                                        都内で二番目に古いお寺ともいわれる深大寺には、昔ながらの練塀が残されている。 そのうちの一つだけに、格子の入った小窓があるのだ。 これがなんともかわいいのである。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 練塀(ねりべい)とは、こんな感じで瓦と土を交互に積んだ塀のことです(築地塀とも呼ばれる) 独特な柄が魅力的なこの練塀、古いもの好きとしてはあるだけで興奮してしまうのだが、深大寺の練塀はさらに魅力的なのだ。 南側の参道沿い、湧き水が流れる水路の上にそれはある ちょこんと収まった木枠のサイズ感がかわいい 似たような格子が石灯籠の窓枠(?​​​​​​)に入っているのはたまに見かけるが、厚みのある塀に入ってるのは初めて見る。 中に灯りを

                                          東京都調布市の古刹、深大寺のチャームポイントは練塀の小窓
                                        • 世田谷区の歩道でうさぎとかめが競争していました

                                          東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:バーミヤン自由が丘駅前店の入り口が一見無理 > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes うさぎとかめの学校といえば豊郷小学校旧校舎ですが 学校にうさぎとかめ、といえばアニメ「けいおん!」の校舎のモデルであり、日本で名西洋建築をむっちゃ作ったウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計の滋賀県は豊郷小学校旧校舎が有名だろう。 写真や映像で見たことあるあるの方も多いんじゃないか。 豊郷町観光協会さんのツイートより、これこれ! 【豊郷小学校旧校舎群に行った気分②】 〜夕陽に照らされるうさかめ・廊下編〜 旧校舎群の階段手すりにいるうさぎとかめの像🐇🐢 イソップ童話がモチーフ

                                            世田谷区の歩道でうさぎとかめが競争していました
                                          • ジャンクションの下にポツンとある崎陽軒の売店

                                            1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:ヨギボーに目を付けるとかわいい > 個人サイト 右脳TV ジャンクションと赤い屋根 場所は新横浜からちょっと北に行ったあたり。 片側三車線を車がビュンビュン行き交う幹線道路に、その光景はある。 赤い屋根がポツン 真ん中に見える小さい建屋が、崎陽軒の売店である。 上を通るのは、第三京浜道路と首都高横浜北西線を結ぶ「横浜港北ジャンクション」。 エンジンと鋼鉄に囲まれた空間に、赤い屋根が映える。 さっきはたまたま車がいなかったけど、時間帯によっては結構渋滞するポイント この辺りは車でたまに通るのだけど、最初は「なんでこんなロードサイドに売店が!?」と不思議だった。 近づいてみる。「シウマイの崎陽軒」という

                                              ジャンクションの下にポツンとある崎陽軒の売店
                                            • 第8回 ブックオフ肯定論を検討する(その1)

                                              すでに本連載が始まってから3年ほどになろうとしている。 新型コロナウイルスの流行拡大などを経て、ブックオフをめぐる情勢も変化を余儀なくされてきた。そんななか、ブックオフに対する言説にも変化が見られるようになった。 本連載の目的は、ブックオフというチェーンストアを否定論だけで語るのではなく、その意義や存在の面白さも含めて捉えていくことにある。今後の展望を考えるためにも、本連載が始まって以後のブックオフに対する言説を振り返り、そこでなにが言われ、なにが問題点となっていたのかを考えてみたい。 『ブックオフ大学ぶらぶら学部』の発行 近年、ブックオフに対する言及としてもっとも目立ったものの一つが、『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(岬書店、初版は2020年5月に発行。その後、特装版が同年11月に発行)だろう。同書はブックオフの思い出をまとめた本で、武田砂鉄をはじめとする9人のエッセイやマンガが掲載されて

                                                第8回 ブックオフ肯定論を検討する(その1)
                                              • 『耳をすませば』のモデルといわれる多摩ニュータウン・愛宕団地を眺める、赤いベンチ

                                                ジブリ映画『耳をすませば』のモデルになったといわれる多摩ニュータウン、愛宕団地。 作中に登場するレトロな給水塔も有名だ。 坂をのぼった先に、そんな給水塔のみえる赤いベンチがある。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 1972年、団地とともに完成した給水塔。給水塔ファンの間では非常に有名らしい 1972年に入居開始した愛宕団地は、多摩ニュータウンの中でも初期の団地だ。 「あたご一息坂」と呼ばれる、多摩丘陵らしい坂道をのぼった先にある。 この「あたご切通し」の左上にあたご一息坂がある 息をきらしながらのぼった先に給水塔がみえてくる 夕方、人通りの少ない坂道にポツンとベンチがあった。 その周りは小さな公園になっている たまたまだろ

                                                  『耳をすませば』のモデルといわれる多摩ニュータウン・愛宕団地を眺める、赤いベンチ
                                                • ベルリン市内に現れるパイプがポップで楽しい

                                                  1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:ヴィーガン棒たまごを作ってみた > 個人サイト words and pictures ベルリン市内を歩いていると、不思議な物体に出会すことがある。 これだ。 一見アートっぽいが、実はこれは地下水を汲み上げるためのパイプらしい。 ベルリンは沼地で地盤が緩いため、大規模な建設工事などが行われる際には地下水を組み上げ、このパイプを使って川や運河などに排水しているそうだ。 パイプの先はシュプレー川。工事現場からここまでパイプがのびてるんだな。 広告塔としても便利に使われている。 道路が交差する場所だけゲートのようにパイプが持ち上げられているのもいい。トラックも通れるように5.5mの高さに調整されているようだ。 パイプたちが街にポップなアクセントを効かせていておも

                                                    ベルリン市内に現れるパイプがポップで楽しい
                                                  • 弁天町のドンキにはロードサイドが凝縮されている

                                                    1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:恵比寿のマックがブルックリン > 個人サイト Note これがそのドンキなのだが、外観だけ見ると普通 中も普通 しかし注目したいのは、ドンキ以外の部分である。どういうことかというと、このドンキはショッピングモールのようにドンキ以外の店も入っていて、そのラインナップがとても良いのだ。 とにかく、この写真を見てほしい。 2階にブックオフで、1階にマクドナルド。夢のコラボ! ドンキとブックオフの響宴! これだけでグッとくるのに、 ダイソーも! 「!」が付くほど興奮してしまったのだが、なんというんでしょうか、チェーンストア好きにはたまらないラインナップ。 といっても伝わりづらいと思う

                                                      弁天町のドンキにはロードサイドが凝縮されている
                                                    • 皇居東御苑の百人番所は植木も百人番所

                                                      1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:仙台は暗渠の立体交差とへくり沢がアツい > 個人サイト 日和見びより ご褒美感と奥ゆかしさによって成り立つ絶景 かくいう私もちゃんと東御苑に足を踏み入れたのはおそらく初めてである。江戸城の天守台は以前見たことがあったような気もするが、レッツエンジョイ東京で見ただけかもしれない。 今回はちゃんと見た。再び天守閣を作ろうという声もあるようだが蘇る日はくるのか。 他にも前天皇陛下の発案で交配したヒレナガニシキゴイがいたり、 夜中に絶対勝手に歩いてそうな禍々しくもカッコいい街灯があったり、 徳川家康時代には海が見えた坂があったりと案外見どころは多い。 はじめて訪れたこともあり公園内をじっくり見て回っていた

                                                        皇居東御苑の百人番所は植木も百人番所
                                                      • 並木橋で馬と羊が対峙している

                                                        1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:新宿のQsCafeは安くて眺めが良い > 個人サイト webやぎの目 こちらがみんな気になっている羊のお店。ジンギスカンの店だそうだ。レビューサイトにも「インパクトのある看板の店」と書いている人いた。 たしかにそう思う 大正時代からありそうな佇まいだが2009年のストリートビューでは別の店なので10年ほど前にできたようだ。 その向かいにあるのが馬肉専門の店。 走馬灯。 並木橋は羊と馬が向かい合っているのだ。偶蹄目(羊)と奇蹄目(馬)の系統樹が交差点となって現れていると言っても過言ではないだろう。 どちらのお店もとても評判がいいのではしごして欲しい。 身近な絶景 友達と歩いて

                                                          並木橋で馬と羊が対峙している
                                                        • 外務省と歯科看板~ライター谷頭さんインタビュー

                                                          谷頭: 録音NGでした。 林: よくまとめられましたね 谷頭: 記憶とメモを頼りに頑張りました 林: おれも記憶だから、原稿あがってきてそれが正しいのかどうかわからない 谷頭: そうなんですよね笑 林: あいまいなところは原稿チェックとして外務省に聞いてしまった 谷頭: 管轄が色々と分かれていてさすが、という感動がありました 林: もらった資料が、きれいに見出しのタブがついてましたよね。 谷頭: あれを見て林さんが「キレイに付箋が貼ってありますね」とすかさず言ったのが印象に残ってます 林: 自分ができないからああいうの憧れるんですよ 林: むかし経理の人がファイリングして、背にこう斜めにテープ貼ってたんですよ。 林: この線を揃えると順番通りになるという 谷頭: これはもはやアートですね 谷頭: あの資料、持って帰るときに付箋がちょっとぐしゃっとなってしまいました 林: それは秘密にしてお

                                                            外務省と歯科看板~ライター谷頭さんインタビュー
                                                          • 千葉県佐倉市にあるねぶたがラスボス

                                                            千葉県の佐倉市にあるジャスコに、ラスボスがあらわれた! こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:イラストができるまで【興味ゼロなキャンプの本の場合】 > 個人サイト ヨシダプロホムーページ みんな大好きなショッピングセンター、ジャスコ。 イオン? 何それ。地元民にとっては、ジャスコだ。いつの世もジャスコはジャスコであり続ける。It's

                                                              千葉県佐倉市にあるねぶたがラスボス
                                                            • ビルとビルの隙間にロゴがある

                                                              1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:明かりをトレース台だけにすると神秘的 この白いビル。 よく見ると、ビルとビルの隙間にロゴらしきものがある。 見えない位置にロゴがある。 多分、昔は見えていたのだけど右のビルが後から建って隠してしまったんだと思う。このロゴに思いを巡らすだけでかなり時間が潰れる。 例えばこんなこと 右のビルの非常階段からバカでかいロゴが見えるのかな 右のビル建てる時、ロゴの出っ張りが邪魔だったりするのかな 「御社のロゴを隠してしまって申し訳ない」って言って右のビルの人が菓子折り持って挨拶したりするのかな でもロゴが日光に晒されないから、見える時より劣化が遅いのかもしれない テレビのリモコンにラップ巻くお母さんみたいだな 丸いマ

                                                                ビルとビルの隙間にロゴがある
                                                              • 【書店危機】今必要なこと『ブックオフから考える』谷頭和希が提言する“せんだら需要”と“非画一性”

                                                                連日のように書店閉店のニュースが届く現在。今後書店にはどんな活路があるのか。 地方はもとより都心の大型書店やチェーンの書店も相次いで閉店するなど、書店を取り巻く情勢は厳しさを増している印象を受ける。個人の嗜好やニーズが多様化し、多岐にわたる娯楽が誕生する中、書店はどのようにあるべきなのか。 『ブックオフから考える: 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社/刊) 『ブックオフから考える: 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社/刊)などの著作があり、サブカルチャーから書店事情全般に精通する谷頭和希氏に話を聞いた。 ――日本各地で書店が閉店し、ニュースになることも増えています。こうした現状について、谷頭さんはどう考えていますか。 谷頭:書店が減少するのは仕方ない側面があると思います。業界全体の制度的な問題はありますが、顧客の目線からすると、既存の書店の多くは、利用者のニ

                                                                  【書店危機】今必要なこと『ブックオフから考える』谷頭和希が提言する“せんだら需要”と“非画一性”
                                                                • 竹園のジェーソンにある天然みちみち植物図鑑

                                                                  ひとんちの土地の、その持ち主が育てたわけでもない植物を勝手に愛でることを裏園芸クラブと呼んでいる。 その活動の中から、春から初夏に移ろう今の季節に、ついつい様子を見に行きたくなる場所を紹介したい。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 季節外れの飲み物が数十円で投げ売りされているでおなじみ、ジェーソンつくば竹園店 この溝だ ぎゅうぎゅうである 流れる雨水をたっぷりと受けて、小ぶりながらも濃く鮮やかな緑色の草が育っている。 この溝がぎゅうぎゅうのみっちみちになると、今年も季節が巡ってきたことを実感するのだ。 1マスずつ様々な植物が詰まっているのも見ごたえがある この溢れそうで溢れない、表面張力って感じのアングルも大好きだ 駐車場

                                                                    竹園のジェーソンにある天然みちみち植物図鑑
                                                                  • 未完のフーコーに向かって──石田英敬×東浩紀「フーコーで読むコロナ危機」イベントレポート

                                                                    大好評発売中の『ゲンロン叢書002 新記号論』。「記号論」を21世紀的に読み替える野心的な本書は、ゲンロンカフェで行われた石田英敬と東浩紀による連続講義を元に構成されています。そして今回! この伝説的名講義がゲンロンカフェに帰ってくる! タイトルは「フーコーで読むコロナ危機──生権力と統治性をめぐって」。コロナ禍で世界に起こる様々な反応は、現代思想の巨人・フーコーの著作を捉え直す可能性になる? これまでの講義同様、石田が先生、東が生徒として、6時間以上に及ぶ白熱した講義が繰り広げられました。 さあ、現在の世界と現代思想の最前線をめぐる、スリリングな講義の始まりです。(ゲンロン編集部) ※本イベントのアーカイブ動画は、Vimeoにて先行公開中(購入のみ)です。本記事の内容に関心を持たれた方は、こちらのリンクからトークの全容をぜひお楽しみください。 フーコー・モーメントとしてのコロナ禍 講義は

                                                                      未完のフーコーに向かって──石田英敬×東浩紀「フーコーで読むコロナ危機」イベントレポート
                                                                    • 渋谷に若者が再び集まりだしていた…渋谷“ミヤシタパーク”で見た「異様な光景」(谷頭 和希) @moneygendai

                                                                      今のミヤシタパークのリアルは? 2020年4月、渋谷駅のすぐ横に誕生した「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」。 もともと同地に存在した宮下公園をリニューアルする形で生まれた施設だ。三井不動産と渋谷区が共同で開発を進め、公園だけではなく商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」とホテル「sequence」も兼ねている。 現在では、訪日観光客の定番観光スポットの一つともなる同公園だが、開業当初は大きな批判も集まった。宮下公園にいたホームレスを強制的に排除する形で、半ば強引にその建設が進められたからだ。 開業当初は、批判的な論調の記事が各種メディアで多く書かれ、現在進む神宮外苑再開発とともに、民間企業とタッグを組んだ行政による悪どい再開発の代表例、として印象付けられた感じがある。 とはいえ、喉元過ぎれば……ではないが、そうした批判も大量の情報があふれるSNS社会では一過

                                                                        渋谷に若者が再び集まりだしていた…渋谷“ミヤシタパーク”で見た「異様な光景」(谷頭 和希) @moneygendai
                                                                      • 蓼科、白樺高原の忘れられない急な応接室

                                                                        東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:世田谷区の歩道でうさぎとかめが競争していました > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes 蓼科牧場ゴンドラリフトというやつに乗ったんだ 高原の避暑地というのがそもそもそういうものなのかもしれないが、蓼科にはやたらにロープウェイやゴンドラがあった。 車でふもと(といってもその時点ですでに標高は高い)まで行くとロープづたいにさらにその上まで乗せていってもらえる。 一気に標高が上がって降りるとぐっと寒いのがおもしろい。 蓼科牧場ゴンドラリフトもそのひとつで、ビーナスラインというドライブ道の途中にあった。 ころころしてかわいいゴンドラ そもそもは頂上にある御泉水自然園

                                                                          蓼科、白樺高原の忘れられない急な応接室
                                                                        • 代々木のマクドナルドは現存する日本最古の店

                                                                          1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:こだわりなし!べつやくれいさん機材紹介 > 個人サイト webやぎの目 代々木店のオープンは1971年。1号店と同じ年である。なんと今年で51年! とんだ老舗である。 しかしおれたちのマクドナルドは老舗っぽさはなくて、いつも通り親しみやすい。 これが開店して半世紀のお店と思えるでしょうか 店の両側に出入口がある独特な作り。 マクドナルドが入っているビルは全理連ビル。理容師の組合のビルである(代々木は理容師、美容師関連のビルが多い)。 こちらはもう一方の入り口。駅に近いほうが裏口。 そういえばこの店、高校生のとき代々木ゼミナールで模擬試験を受けた帰りに寄った。 もっと個人的な

                                                                            代々木のマクドナルドは現存する日本最古の店
                                                                          • 夢見ヶ崎動物公園の気の抜けたロバの顔に癒される

                                                                            1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:大阪の巨大立体看板を鑑賞する > 個人サイト ほりげー 夢見ヶ崎動物公園は新川崎駅から徒歩15分。まあまあ遠いし山の上にあるので結構きつい。しかし、それでも絶対に行くべき理由がある。ロバがかわいい。 右に注目。わぁあああ。かわいい。 アップにしちゃう。ご利益がありそうな気さえしてくる。 このちょっと気の抜けたような顔。あああああ最高です。 もうこのロバのことが気になって仕方がない。ありがたいことにみさとワールドというサイトにかなり詳細なレポートが乗っている。ロバの名前はカグヤ。メス。2002年12月11日生まれである。今年で20歳になる。日向ぼっこが好きらしい。私が見たときも日向ぼっこをしていた。 園内にはレッサーパンダ、プレーリードッグ、ミーアキャット、アライグマ

                                                                              夢見ヶ崎動物公園の気の抜けたロバの顔に癒される
                                                                            • マクドナルドの看板には2種類ある

                                                                              1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:無印良品に印を付けてやろう > 個人サイト Note マクドナルドの看板に注目したことがあるだろうか 全国で2900店を超えるマクドナルド。銀座に1号店が登場して以来、私たちの生活にすっかり溶け込んでいる。 新海誠の『天気の子』では、主人公とヒロインが出会う場所がマックだったし、King Gnuは「マクドナルドロマンス」で、マックを舞台とする恋愛模様を暗喩的に歌った。 みなさんも、見かけることが多いと思う。 問題は、その看板である。 「マクドナルド」の文字は英語かカタカナか? 今は、英語で表記されている 現在の看板の多くは、英語である。 マクドナルド浅草ロックス店 都市部でも

                                                                                マクドナルドの看板には2種類ある
                                                                              • 六本木ヒルズは電柱広告を出している

                                                                                1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:ポップコーンで枯れ木に花を咲かせましょう! > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 セレブの象徴 vs 庶民の暮らしの象徴 六本木ヒルズといえば、「ヒルズ族」としてもてはやされていたこともあったぐらい、超お金持ちが住んでいるイメージだ。 そんなセレブの象徴六本木ヒルズだが、実は電柱広告を出していた。 あふれ出る庶民感。僕が知ってるのとは違う六本木ヒルズかと思えてくる。 場所はこちら。ここから六本木ヒルズにかけて、20メートルおきぐらいに出されている。 静かな住宅地になじむ六本木ヒルズ あの六本木ヒルズでも、電柱広告で見ると急に近所のスーパーのような身近さを感じるからすごい。 今日の晩ごはんのおかずに、コロッケでも買いにいこうか

                                                                                  六本木ヒルズは電柱広告を出している
                                                                                • 自由への運動は「他者」との出会いからはじまる ──「コロナ時代に政治的自由は可能なのか? 革命家・外山恒一×批評家・東浩紀 電撃対談!」イベントレポート(上)|ゲンロン編集部

                                                                                  2020年5月10日、ゲンロンカフェには静かな緊張感が漂っていた。この日、革命家・外山恒一と東浩紀が初対面した。 都知事選での過激な演説、アメリカ大統領選挙への立候補など、他の追随を許さない独自の活動で知られてきた外山。若手批評家として文壇にデビュー、数多くの著作を世に送り出し、ゲンロンを10年にわたって維持してきた東。1970年生まれの外山と1971年生まれの東は、ほぼ同年代である。 まったく異なるキャリアと立場を築いてきた2人が、このコロナ騒動下にどのような対話を繰り広げるのか。今回は7時間半に及ぶ白熱したイベントの模様をお届けする。 ※本イベント 第1部の模様は、Vimeoにてご視聴いただけます。ぜひお楽しみください。(ゲンロン編集部) 同調圧力に抗って イベントが始まった。じつはこの対談は、外山からのオファーによって急遽実現した。さっそくその理由を外山が語り始める。その来歴からは想

                                                                                    自由への運動は「他者」との出会いからはじまる ──「コロナ時代に政治的自由は可能なのか? 革命家・外山恒一×批評家・東浩紀 電撃対談!」イベントレポート(上)|ゲンロン編集部