なんでもスマホのタッチパネルで完結してしまう今の時代。逆に物理的な装置をガチャガチャと操作したい欲が高まっているのは、自分だけではないはずだ! たまに想像してしまう。スマホが存在しない世界線、単機能の装置がそれぞれ独自の進化を果たしていたとしたら? たとえば電車の路線検索。昔は紙の時刻表を見ていたけれど、あれが順当に進化すると「路線検索できる専用ガジェット」が生まれていたのではないか。そういう未来も見てみたかった。よし、自分で作ってみるか。 思い出したのは昔の「マルス」 路線検索ガジェットのことを考えていて思い出したのは、JRの列車予約システム「マルス」(「みどりの窓口」で駅員が使っている装置)だ。今では当たり前のようにタッチパネルだけれど、昔はもっとゴチャっとした装置だった。 中でも1番目を引くのは、通称「パタパタ」と呼ばれたこの部分である。本のようにページをめくって目的の駅名を探し出し