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進化生物学の検索結果1 - 12 件 / 12件

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進化生物学に関するエントリは12件あります。 生物book科学 などが関連タグです。 人気エントリには 『ウィルスこわい(進化生物学的に) - はてなの鴨澤』などがあります。
  • ウィルスこわい(進化生物学的に) - はてなの鴨澤

    COVID-19の恐ろしさにはいろんな要素があるんだけど、進化生物学者から見て非常にデカいものの1つは、「感染を主に発症前後の数日間に起こすため、症状の重さが選択的に中立に近い」です。 つまりこのウィルスは、感染症の常識的進化パターンといわれる「感染力が上がりながら症状が軽くなっていく」に合致しにくいと思われるのだ。 通常の感染症の病原体が、感染力を上げながら症状が和らいでいく(弱毒化する)のは、症状が軽くなることが、感染力の増大につながるからだ。 感染力は「一人の感染者が感染させる人数の平均値」である。つまりこれは、感染様態やウィルス量だけでなく、感染期間の長さと感染者の行動によっても規定されている数字だ。症状が軽くなることで病原体を排出する感染者が動き回れるようになり、病原体を撒き散らすことが「感染性の高さ」の一部になっているわけだ。 どんな形であれ「感染力が強い株」は広まる。 つまり

      ウィルスこわい(進化生物学的に) - はてなの鴨澤
    • 政府が決して言わない、進化生物学的に見て危険な「日本のワクチン接種計画」の"あるリスク" 変異とワクチンのイタチごっこ…

      なぜこんなに変異型が増えるのか? イギリス型、ブラジル型、南アフリカ型と新型ウイルス(SARS-CoV-2)の変異体が世界的に増えている。巷ちまたでは「なぜこんなに変異型が増えるのか?」という声をよく耳にするようになった。 なぜなのか? それは変異することが生物の基本だからである。 私たちの顔つきや、体格、性格がみんな違うように、すべての種類の生物に変異は見られる。その変異は次の世代に受け継がれ、つまりコピーされ、また世代をつないだ変異だけが生き残れる。進化生物学的に考えると、ウイルスに変異体が現れるのは当たり前だ。 変異と薬剤開発の繰り返し… 「農薬抵抗性」という言葉をご存じと思う。これも生物の変異がもたらす結果である。 私の専門は昆虫学なので、害虫防除の過程で生じた話に少しお付き合いいただきたい。夏になると害虫が増える。増える勢いがすさまじいと、人は農薬の散布に頼らざるを得ない。すると

        政府が決して言わない、進化生物学的に見て危険な「日本のワクチン接種計画」の"あるリスク" 変異とワクチンのイタチごっこ…
      • 物理学と進化生物学のあいだに存在するつながりを解明する──『生命進化の物理法則』 - 基本読書

        生命進化の物理法則 作者:チャールズ・コケル出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2019/12/13メディア: 単行本二〇一九年は、地球に存在する生物の動きと形は、この宇宙に普遍的に存在する物理法則から必然的に収斂するものであることを科学的に紹介するマット・ウィルキンソン『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』。 動きや形よりもマクロな形として、はたして歴史を最初から繰り返した時に、今と同じような形と生態を持つ生物が生まれるのか? を進化生物学的な観点から解き明かしたジョナサン・B・ロソス『生命の歴史は繰り返すのか?』と生物✕物理の傑作ノンフィクションが刊行されたが、12月に刊行されたチャールズ・コケルによる『生命進化の物理法則』もその流れに連なる一冊だ。これも傑作といっていい。 前二著との違いを上げるとすれば、本書の方がよりミクロな方、よりさかのぼっ

          物理学と進化生物学のあいだに存在するつながりを解明する──『生命進化の物理法則』 - 基本読書
        • がんを根絶するのではなく、コントロールするという選択肢──『がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ』 - 基本読書

          がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ 作者:アシーナ・アクティピスみすず書房Amazonこの『がんは裏切る細胞である』は、書名通りがんについて書かれた一冊である。がんがどのように生まれ、現代まで生き残ってきたのか。いま、どこまで研究が進展しているのか。なぜ転移し、がんを根絶することが今までできていないのかといった基本的なところから、新しい切り口として、これまで「排除すべき敵」として捉えられてきたがんを、「厄介なルームメイト」として捉え直し、完全な排除を目指すだけではなく共に生きていけるようにコントロールする治療法について書かれている。 え、それは抗がん剤を使わないなどのインチキ医療のこと? と思うかも知れないが、そうではない。がんは多細胞生物である以上まず発生するもので、それを抗がん剤などで完全に根絶しようとしても、がん細胞が進化し抵抗性が生じることで治療が不可能になってしま

            がんを根絶するのではなく、コントロールするという選択肢──『がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ』 - 基本読書
          • 政策立案は生物学の一分野である──『社会はどう進化するのか:進化生物学が拓く新しい世界観』 - 基本読書

            社会はどう進化するのか——進化生物学が拓く新しい世界観 作者:デイヴィッド・スローン・ウィルソン出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2020/01/24メディア: 単行本人間個人も、人間社会も、進化による大きな影響を受けている。ゆえに、現代の諸問題を解決し、政策を立案するにあたっては進化論を前提とした確かな知識が必要とされる。単純化してしまえば、それがこの『社会はどう進化するのか』の主張である。 進化の仕組みが我々を現状の機能と特徴を持つ個体にしたのはそうだろうけど、現代の問題を解決するためにその知識が必要だというのはなんか違くない? と思うかもしれない。が、実はそこには深い繋がりがあり、進化論を無視して問題を解決しようとしてもうまくいかないのだ──ということが一冊かけて訴えかけられていくのだ。 本書の課題は、政策立案が生物学の一分野であることを示す点にある。政策の標準的な定義は、「政府

              政策立案は生物学の一分野である──『社会はどう進化するのか:進化生物学が拓く新しい世界観』 - 基本読書
            • 進化生物学の巨匠ジェリー・コイン「人間の差異は環境だけに由来するという考えは、ばかげています」 | 男と女には遺伝的な違いがある

              「土着の科学」の危険性 ──科学を「脱植民地化」し、「西洋的」とされる科学と同様に、土着の伝統的知恵を推奨しようとする考えも、あなたは批判していますね。 先住の人々が科学に貢献したという話を、私は聞いたことがありません。西洋の薬局に並んでいる薬の少なくとも三分の一は植物由来で、その一部は原住民によって発見されたものです。キニーネはアンデス原産の低木由来、アスピリンはヤナギが用いられています。 これらの経験的な発見は、科学と協働可能でしょう。しかし、科学と伝統的知恵の間には大きな違いがあります。科学は方法論、ある事柄が正しいか否か知るための方法に基づいています。伝統的な知恵のほうは、仮説、証明、公表などに基づいてはいません。 そもそも、「西洋的な科学」などというものはありません。科学は300年前のヨーロッパから、現代のようなかたちへと発展してきたように見えます。しかし、こんにちの科学は世界中

                進化生物学の巨匠ジェリー・コイン「人間の差異は環境だけに由来するという考えは、ばかげています」 | 男と女には遺伝的な違いがある
              • ちゃんとした「進化生物学ブックガイド」: かめふじハカセの本草学研究室

                リンク張るのもバカバカしいので敢えてここで明示はしないけれども、「進化生物学ブックガイド」なる単語がTLに流れてきたので見に行ったらそこにはかめふじ文庫トンデモ本コレクションにも収蔵されている有名なトンデモ本が複数含まれていた。 かめふじ文庫の闇、瘴気溢れるトンデモ本コレクション。 よりによってこんなもんを進化生物学本として紹介してくれるなバカが。 自分が進化生物学者か?と問われるとそれはそれで烏滸がましい…と思ってしまう程度ではあるけれども、まぁ一応進化生物学関連の論文も出したことがないわけでもない。非常勤ではあるけれども大学で学生さんたち相手に進化の内容について講義もしている立場から、こんなトンデモブックガイドをのさばらせておくことなく、きちんとマトモな「進化生物学ブックガイド」を公開することは、微々たるものではあっても世間の自然科学理解の向上に貢献するものだろうと考えて、読みやすくて

                • 学振DC2特別研究員(進化生物学)に採用内定したけん学振うどんの話。 - sun_ek2の雑記。

                  目次。 目次。 はじめに。 僕の学振戦記。 DC1:補欠不採用。 申請書作成。 学振面接。 DC2:採用内定。 申請する研究課題と新型コロナウイルスを絡めた。 ブログのQRコードを申請書に張り付けた。 申請書に書いた業績一覧。 学振特需。 『学振焼肉じゃなくて、年越しうどんじゃなくて、学振うどんな話。』 『学振DC1補欠不採用だったけど、学振うどんの話。』 平成の時代は学振焼肉。令和の時代は学振うどん。 学振うどん奢ります。 この文章を読んで、面白い!役に立った!...と思った分だけ、投げ銭していただけると嬉しいです。 ofuse.me 【宣伝】ギターも歌も下手だけど、弾き語りをやっているので、よければ聴いてください。 www.youtube.com はじめに。 この文章を読んでいるあなたが研究界隈の人ではなく、一般人であるならば、「学振」という言葉はあまり聞いたことがないと思う。下の文章

                    学振DC2特別研究員(進化生物学)に採用内定したけん学振うどんの話。 - sun_ek2の雑記。
                  • なぜヒトは閉経後も長く生きられるのか…進化生物学が解き明かした「おばあちゃん仮説」をご存知か シニアがいたからホモサピエンスは生き残れた

                    チンパンジーに「老後」はない ――日本ではいま、人口の3割を65歳以上の高齢者が占めています。そのなかでシニア世代にはどのような役割があるのか。小林先生は生物学的視点から、どのように考えていますか? 【小林】動物学的には、子どもを産めなくなった時期、つまりメスの閉経を「老化」、それ以降を「老後」としています。その定義で言えば、ヒト以外の哺乳動物で老後があるのは、シャチとゴンドウクジラだけなんです。ヒトとゲノムが99%同じチンパンジーでも、死ぬ直前まで排卵があって生殖可能なので、老後はありません。寿命は40~50歳です。 ではなぜヒトの女性は、50歳前後で閉経した後も30年以上生きるのか。進化学の世界ではその理由の一つを、おばあちゃんは若い世代の子育てを手伝うなどの役に立つからだとしています。これを「おばあちゃん仮説」といいます。もう少し詳しくお話ししましょう。 ヒトのご先祖様は今で言うとこ

                      なぜヒトは閉経後も長く生きられるのか…進化生物学が解き明かした「おばあちゃん仮説」をご存知か シニアがいたからホモサピエンスは生き残れた
                    • 緊急事態宣言は変異株の拡大を抑え込むか? 進化生物学的に危険な「日本のワクチン接種計画」のリスク

                      3度目となる緊急事態宣言の発出は、大阪府や東京で急速に広がる変異株による爆発的な感染拡大を食い止めるためとされる。なぜ変異株はさまざまな種類が一気に増えるのか? 岡山大学学術研究院の宮竹貴久教授は、「変異することが生物の基本だ」と言います。 なぜこんなに変異型が増えるのか? イギリス型、ブラジル型、南アフリカ型と新型ウイルス(SARS-CoV-2)の変異体が世界的に増えている。巷では「なぜこんなに変異型が増えるのか?」という声をよく耳にするようになった。 なぜなのか? それは変異することが生物の基本だからである。 私たちの顔つきや、体格、性格がみんな違うように、すべての種類の生物に変異は見られる。その変異は次の世代に受け継がれ、つまりコピーされ、また世代をつないだ変異だけが生き残れる。進化生物学的に考えると、ウイルスに変異体が現れるのは当たり前だ。 変異と薬剤開発の繰り返し...... 「

                        緊急事態宣言は変異株の拡大を抑え込むか? 進化生物学的に危険な「日本のワクチン接種計画」のリスク
                      • 進化生物学から見る、生きるための知的問答の書―― 『増えるものたちの進化生物学』より|じんぶん堂

                        記事:筑摩書房 増える能力が生命を悩める存在へと変えてしまった―― 書籍情報はこちら 増えるものと増えないものの違い 実は、進化が起こるには増える能力が前提として必要です。つまり、増えなかったら進化することはあり得ません。 たとえば、増える能力を持たない岩石を考えてみましょう。岩石にも多様性があります。河原にある様々な石を思い浮かべてみてください。丸い石、ごつごつした石、平べったい石など形もいろいろですし、石のでき方によって種類も、チャート、砂岩、石灰石、蛇紋岩など様々です。この違いによって、石ごとに硬い、柔らかい、脆いなど性質が異なります。つまり性質に多様性があります。この性質の違いにより自然選択がおこり、何年も経ったあとの残りやすさに違いが生まれます。たとえば、砂岩などは比較的柔らかいので他の岩石よりも早く風化してなくなり、ほかのもっと硬い岩石はずっと形を保って残り続けることになるでし

                          進化生物学から見る、生きるための知的問答の書―― 『増えるものたちの進化生物学』より|じんぶん堂
                        • 政府が決して言わない、進化生物学的に見て危険な「日本のワクチン接種計画」の"あるリスク" 変異とワクチンのイタチごっこ… (3ページ目)

                          時間を与えず一気に殲滅せよ 不妊オスとの交尾を避けるメスが、野外で進化した──。 この事実は関係者を震撼しんかんさせた。そして対策がとられた。不妊オス抵抗性が進化したとされる沖縄本島、中部の勝連半島に、大量の不妊オスを追加で放したのである。この地域には石油コンビナートの基地があり、ヘリコプターを飛ばせず、空中散布することができなかったことも、この地域でウリミバエを完全に根絶できなかった大きな要因であった。 沖縄県のウリミバエ対策本部がとった手段は、人海戦術だった。来る日も来る日も、大量の不妊蛹を衣装ケースに詰めて車に乗せ、現地に運び人の手で不妊オスを撒き続けた。 当時、担当部署で働いていた私は、毎朝、ウリミバエの生産工場に行き、仲間とともに大量の不妊蛹を衣装ケースに詰めては車に乗せ、現場に出向いて野山に撒き続けた。大量の不妊オスでその地域が満たされれば、不妊オスを見分ける能力を持ったメスと

                            政府が決して言わない、進化生物学的に見て危険な「日本のワクチン接種計画」の"あるリスク" 変異とワクチンのイタチごっこ… (3ページ目)
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