昨年末に運送会社が立て続けに倒産したが、先月も倒産の危機にあるとされる会社の情報が流れ、近隣の運送会社では「ドライバー確保のチャンス」と躍起になっているようだ。 大阪府岸和田市で雑貨輸送を展開するA社。「当社も取引のある近畿圏内に3か所の営業所を持つ運送会社が倒産寸前で、ドライバーの引き受け先探しと車両転売で周辺が騒がしい。当社もその会社の担当者に連絡を取り、ドライバーの転職先として当社を紹介して欲しいと交渉した」という。 「すでにドライバー数人と話し合いの場を設けたが、最低でも3人は来て欲しいので待遇面ではかなり譲歩している。長距離を希望するドライバーもおり、そのために車両を購入することも伝えた」。 A社社長は、「車両も欲しいが、やはりドライバーが欲しい。当社と同じ4トン車での配送が多く、ドライバー同士も交流があった。ゼロから指導する必要もなく、入社後に即戦力となる人材達なので、当社とし