アップルがワイヤレスイヤホンのAirPods Pro 2に「聴覚の健康」をサポートする新機能を追加する。10月28日以降に予定する無料のソフトウェア・アップデートにより加わる「ヒアリングチェック」と「ヒアリング補助」を、リリースの前に実機で試すことができた。機能の使い方と効果をレポートする。 ■管理医療機器の承認を受けた無料のソフトウェアを公開 今回の新機能は最新のOSに対応するiPhone、またはiPadに、ファームウェア・アップデートを行ったAirPods Pro 2をペアリングした環境で使える。 本機能が他のAirPodsシリーズでは対応できない理由が2つある。ひとつが高性能なApple H2チップを搭載していなければならないこと、もうひとつはイヤーチップによりパッシブな遮音効果を高めることが必要だからだ。 世界保健機関(WHO)の調査によると、いま世界人口の中の約15億人が難聴を抱