兎に角、一番はじめのエッセイ「役人学三則」の全文をこのページに写しましたので、読んで見て下さい。 新潟県警、神奈川県警などの事件、JCO、雪印乳業の事故などの組織の根幹を揺るがすような事件、事故の報道を見ていると、機能体組織がその組織の基本的な目的を見失い、組織の中の論理だけでいつの間にか迷走してしまった結果が、何かのきっかけで噴出したのがこれらの事件、事故だと思います。 対外的に力をもっている大きな組織体(お役所、大企業など)が迷走している根っこのところを、このエッセイ「役人学三則」は描き出しています。 記事メッセージ一覧表に戻る ホームページの総合索引へ戻る 役人学三則 (初出誌「改造」昭和6年8月号) 末弘巌太郎著 ××君 いよいよお役所勤めをされるようになったそうでまことに結構です。ご両親もさだめしお喜びのことと思います。ところでお手紙によると、役人として必要な心得をき