若いころ読んだイメージでは、なんとなく東北かなと思ったりしていました。 それが越後湯沢だと知ったのは結構後のことでした。 「国境のトンネルを抜けると雪国であった」という冒頭はとても有名ですね。 この「国境」は「こっきょう」と読むのか「くにざかい」と読むのかはかなり議論の対象となったようです。 「上越国境(じょうえつこっきょう)」と言う言い方があるのも確かだし、上野国と越後国との境という意味で、国と国との境であることから「くにざかい」と読ませるのも自然だからです。 ↑ トンネルを抜けると別世界が待つ!浪漫がありますね~ 雪国で出会った「駒子」という芸者に、東京で妻子を持つ島村という男が惹かれ、入り浸ってしまう。 駒子も島村に惹かれるが、彼女が芸者になったのは許嫁である「行男」という病気の男性の治療費を稼ぐためだったと言うが、本人は否定している。 本当に行男を愛していたのは「葉子」という声が美