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  • Twitterの「ダメ出し大喜利」が「ほんとうの問題」を覆い隠すワケ(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai

    現在のSNS社会では、政治的なことを話題にすることがファッションとなってきた。しかし、これは決して悪いことではなく、むしろチャンスと捉えるべきである――。 『SNSに「書くこと」でどんどんバカになる人たち、その意外な落とし穴』、『いま日本の「政治」「芸能界」「テレビ」に起きている「ある異変」の正体』に引き続き、『遅いインターネット』の宇野常寛さんと、『言語化力』の三浦崇宏さんに、今、政治に必要な事は何かを議論していただいた。 政治にも「kamipro」が必要 ――SNSで一時的に盛り上がった重要な論点について、持続的に問題を提起していくことについて、どういうことが考えられるかについてですが。 三浦:持続的に問題を提起していく仕掛けとして、一つのアナロジーですが、宇野さんは「kamipro」(プロレスの専門雑誌)って知ってますか? 1990年代から2000年代にかけて、格闘技の世界において「

      Twitterの「ダメ出し大喜利」が「ほんとうの問題」を覆い隠すワケ(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai
    • 『ひとりあそびの教科書』序章:ひとりあそびのすすめ | 宇野常寛 | 遅いインターネット

      今月から、僕がいま中高生向けに書いている本の、書きかけの文章をこのウェブマガジンに連載していきます。タイトルは『ひとりあそびの教科書』です。 みんなでワイワイ騒ぐのではなくて、孤独に世界と向き合うからこそ見えてくるものが、味わえる楽しさがある。この本は、僕が子供のころから続けてきた「あそび」を紹介することで、それらを伝えられたらと思っています。 「ひとりあそびの教科書」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。 この連載をもとにした本が発売になりました! 連載では扱わなかった模型作りやゲーム、読書などのエピソードをたくさん詰め込んでいます(当社比2倍以上!)。 中高生はもちろん、「ひとり」で「あそぶ」のが苦手になった大人たちも手にとってみてください。 『ひとりあそびの教科書 (14歳の世渡り術)』 たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる

        『ひとりあそびの教科書』序章:ひとりあそびのすすめ | 宇野常寛 | 遅いインターネット
      • スーパーカブに乗れない僕たちは|宇野常寛|note

        ある水曜日の朝、毎週一緒にランニングをしている友だちから、とつぜんこんなことを言われた。 「宇野さん、カブを買いませんか?」 いったい何を言われているのか、分からなかった。僕はそれが原動機付自転車(原チャリ)のホンダ・カブのことを指していることを、まったく想像ができなくて、何かのインサイダー取引のようなものを持ちかけられているのではないかと思ってドン引きしたくらいだった。 きっかけは、放送中のテレビアニメ『スーパーカブ』だった。これは山梨県の片田舎に住む身寄りのない女子高生が、通学用にスーパーカブを買ったことをきっかけに、オートバイの魅力に取り憑かれていくという物語だ。友人はたまたまこのアニメの最初の数話を観てすっかり気に入ったのだという。その日の夜に、僕も第1話と2話を観た。そしてぐっと引き込まれた。僕は40年の人生で、乗り物を運転したいと思ったことがほとんどなくて、運転免許の類をまった

          スーパーカブに乗れない僕たちは|宇野常寛|note
        • 『君たちはどう生きるか』と「王様」の問題 |宇野常寛

          先週末の土曜日、つまり公開翌日に宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』を見てきた。今回はその鑑賞直後の雑感をかんたんに(といっても、それなりの分量にはなるだろうが)まとめたい。本作はおそらく宮崎の引退作になる可能性が高く、これまでの作品世界の総括的な内容になっている。したがって、余すところなく批評を試みようとすればそれは「そもそも宮崎駿とは」というところから始めなくてはならず、本一冊分の分量が必要になる。だからこれはあくまで、公開直後の鑑賞の雑感という前提で目を通してもらいたい。 『母性のディストピア』の答え合わせ? ここで僕が指摘したいことは大きく分けて2つだ。それは宮崎駿の作家としての自我の肥大が、彼の作品世界をより深く、広くするのではなくむしろ淡白かつ安易にしてしまっているのではないかということ、そして彼の圧倒的な存在感はそのことを誰も指摘できなくしてしまっているのはないかというこ

            『君たちはどう生きるか』と「王様」の問題 |宇野常寛
          • 【要約・書評】『遅いインターネット』宇野 常寛 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで

            『遅いインターネット』って? タイトルが秀逸で、ぱっと見て意味が分からない。 これが、本書を見かけたときに抱いた第一印象です。 遅いインターネットって、Windows98の時代ですか? …と、意味不明な解釈をしてしまいまそうになりました。 …ですが、いざ読んでみると、実に深い考察が展開された、味わい深い本でした。 まさに、筆者と走りながら一緒に思考していくような本です。 決して綺麗に論旨が整理された本ではありません。 しかし、最後には、タイトルの『遅いインターネット』の意味がスッと腹落ちします。 (画像をクリックすると、PDFが開きます) いま、必要なのはもっと「遅い」インターネットである。 「遅いインターネット」とは何か? それは、速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を理解して消化できるインターネットのことである。 Google検索の引っかかりやすいところに、

              【要約・書評】『遅いインターネット』宇野 常寛 - BIZPERA(ビズペラ)-ビジネス書評はペライチで
            • 宇野常寛×福嶋亮大が語る、Web3と批評的言説のこれから 「人類社会の“時差”を意識することが重要」

              WEB3という言葉で新たなテクノロジーが褒めそやされる今、批評的言説はいかにして可能なのかーー。二人の著作で取り上げられた人物や書籍を起点に、批評やインターネットのこれからの可能性について対談してもらった。(編集部) ロレンスはずっと変身を重ねて、同時に失敗を重ねてきた 宇野常寛『砂漠と異人たち』(朝日新聞出版) 福嶋:『砂漠と異人たち』は面白かったですが、まさかT・E・ロレンス(編注:アラブ民族独立に尽力したイギリス陸軍将校)のことをこんなに熱烈に書いているとは知らず驚愕しました(笑)。考えてみると、デヴィッド・リーン監督の映画『アラビアのロレンス』は最初にロレンスのバイク事故のシーンから始まるけど、いわばロレンスって仮面ライダーみたいな人ですね。ロレンスは変身に変身を重ねてアラブの独立にもコミットするわけだけど、それが同時に失敗の連鎖でもある。失敗が同時に成功であるという逆説の人だと思

                宇野常寛×福嶋亮大が語る、Web3と批評的言説のこれから 「人類社会の“時差”を意識することが重要」
              • 宇野常寛『ゼロ年代の想像力』書評 - かるあ学習帳

                『ゼロ年代の想像力』 宇野常寛 ハヤカワ文庫 2011年初版発行 ・単なる「趣味語り」に留まらない現代社会論 今回は『ゼロ年代の想像力』とかいう本の書評をします。『ゼロ年代の想像力』は、批評家・宇野常寛のデビュー作です。『ゼロ年代の想像力』という物々しい題名や「批評」という言葉の厳めしさのせいで、何だかクソ真面目そうな本だなと思われるかもしれません。でも、ご安心(?)ください。この本の中身は非常にポップなサブカルチャー批評です。 この本では、ゼロ年代を象徴する文学や漫画、特撮やテレビドラマなどが幅広く批評されています。具体的に言うと、村上龍やケータイ小説、『DEATH NOTE』、平成仮面ライダーシリーズ、『池袋ウエストゲートパーク』などが批評されています。どうです、ライトなラインナップでしょう?批評している対象がライトなので、題名や表紙をもっと可愛いげのあるものにしたらもっと売れたんじゃ

                  宇野常寛『ゼロ年代の想像力』書評 - かるあ学習帳
                • 今からでも乙武洋匡を(消去法で)当選させなければいけない3つの理由|宇野常寛

                  安倍晋三元首相が暗殺された翌々日に昨日2022年7月8日に安倍晋三元首相が暗殺された。僕は政治家としての彼をまったく評価しない。むしろこの日本の凋落をもたらした戦犯の一人であると考えているし、長期安定政権にあぐらをかいて数々の不正を行いそれをもみ消してきた人物であることもほぼ間違いないだろう。しかし、それがこのような最期を迎えて良い理由には当然だがまったくならない(もっと長生きして、法の裁きを受けて欲しかったと強く思う)。彼に批判的な人々のごく一部には、いくら政治的に敵対していても、人間がこのような殺され方をしてよいわけがない、という最低限の倫理を欠いた発言が見られた。匿名のものが多く、いちいち取り上げないがそのような意味でも、この暗殺事件はこの国の民主主義や、それを支える言論空間にガタが来ていることを証明する事件になるだろう。 そして、本当にこういうことを考えるのも、書くのも嫌なのだが、

                    今からでも乙武洋匡を(消去法で)当選させなければいけない3つの理由|宇野常寛
                  • 「N国」とインターネットポピュリズムの現在|宇野常寛

                    ■はじめに これは僕らPLANETSが毎週放送しているインターネット番組 #ブループリント の9月3日放送分の準備のためにつくったメモを再構成したものだ。そしてこの文章は僕のオンラインサロン「PLANETSCLUB」で先行公開している。こうした放送の下準備のメモのような文章は、よくクラブ限定のFacebookに投稿しているので、もし興味があったら(と、いうか僕らの活動を面白いと思って、支援してくれる人がいたら)ぜひ、クラブにも加入して情報発信を支援して欲しい。 さて、今日のお題は「N国」だ。この文章を書いている9月9日の夕方、NHKから国民を守る党、通称「N国」の党首の立花孝志が脅迫の疑いで警察に事情聴取されるというニュースが飛び込んできた。僕は思わず、この記事の内容を最新の状況に合わせて更新しないといけないと考えたが、すぐにその必要はないことに気づいた。なぜならば、この文章の趣旨は「N国

                      「N国」とインターネットポピュリズムの現在|宇野常寛
                    • 宇野常寛 | 『ひとりあそびの教科書』02 ひとりあそびの三つのルール | 遅いインターネット

                      この連載をもとにした本が発売になりました! 連載では扱わなかった模型作りやゲーム、読書などのエピソードをたくさん詰め込んでいます(当社比2倍以上!)。 中高生はもちろん、「ひとり」で「あそぶ」のが苦手になった大人たちも手にとってみてください。 『ひとりあそびの教科書 (14歳の世渡り術)』 たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる人こそが、世界を面白くできる――他人の見方や他人からの評価などを気にせず、純粋に、自分が触れたものに喜びを感じる方法を学ぶ。 他の人の反応なんか気にならないくらい、「あそび」に夢中になっていい。 ランニング、虫採り、旅、コレクション、模型、ゲーム、映画…… 「みんな」ですることじゃ「ない」楽しいことが、この世界にはたくさんある。 そのことを覚えよう。 Amazon さて、これからこの本はひたすら僕がこれまで実践してきた「ひとりあそび」の方法を教えていく

                        宇野常寛 | 『ひとりあそびの教科書』02 ひとりあそびの三つのルール | 遅いインターネット
                      • 宇野 常寛

                        ‪報告です。東京新聞が僕の本(『遅いインターネット』)について虚偽の内容を掲載した件(https://note.com/wakusei2nduno/n/n522f304c1dd5)について、昨日先方が非を認め匿名著者と増田恵美子文化部長の謝罪文が掲載されました。‬...

                          宇野 常寛
                        • 『シン・仮面ライダー』と「人間」の問題|宇野常寛

                          庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』について書く。知っている人も多いと思うが、僕は「仮面ライダー」シリーズの大ファンだ。映像作品としてはともかく登場するキャラクターの造形としては50年前に放映された初代『仮面ライダー』の、特に初期(旧1号編〜2号編の初期)あたりのものが至高だと考えている。なかでも仮面ライダー旧1号は現時点の世界でもっとも美しい存在ではないかと思うくらいだ。僕の私生活の何割かは確実に仮面ライダーのグッズ、特にフィギュアの収集と撮影とメンテナンスに費やされていて、同世代のなかではなかなかのレベルのコレクターではないかと思っている。 僕はそういう人間なので、前提としてこの『シン・仮面ライダー』については「生まれてきてくれて、ありがとう」的な感情を抱いている。徹底的にこだわり抜かれた仮面ライダーのリニューアルデザインは、発表当初こそベルトやコンバーターラングのメカニカルな意匠に違

                            『シン・仮面ライダー』と「人間」の問題|宇野常寛
                          • 進撃の巨人、中盤の変貌に「二つの真実」 宇野常寛さん:朝日新聞デジタル

                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                              進撃の巨人、中盤の変貌に「二つの真実」 宇野常寛さん:朝日新聞デジタル
                            • 第13話 誰かと一緒に生きられない 宇野常寛「水曜日は働かない」|HB ホーム社文芸図書WEBサイト

                              今月の「水曜日は働かない」は…… 1.久しぶりにテレビドラマの批評を書こうと思った宇野常寛 2.書き始めたら楽しくなって、脚本集を大人買いして読み込んでしまった宇野常寛 3.結局締め切りがギリギリになって泣きながら書いている宇野常寛 そんな今月の連載を、今から詳しくお伝えします。 「宇野常寛の〈水曜日は働かない〉」 ※ ※ ※ 少し前のことだ。『大豆田とわ子と三人の元夫』というテレビドラマを、僕は毎週楽しみに見ていた。脚本は坂元裕二、『それでも、生きてゆく』『最高の離婚』『カルテット』などの作品で知られている。最近では映画『花束みたいな恋をした』で注目を集めた。『大豆田とわ子と三人の元夫』の内容について、かんたんに紹介しよう。ヒロインはタイトルにもある大豆田とわ子という40代の女性で、中堅の設計事務所の雇われ社長をしている。そして「三人の元夫」というタイトルにあるように三回結婚に失敗してい

                                第13話 誰かと一緒に生きられない 宇野常寛「水曜日は働かない」|HB ホーム社文芸図書WEBサイト
                              • 「感染しない」インターネット|宇野常寛

                                昨晩にあたらしいウェブマガジン「遅いインターネット」をオープンした。オープンにあたってのことは、この記事やこの記事を読んでもらいたいのだけど、昨日は実のところコロナウイルスの流行の問題に、企業としてどう対応するかという問題に忙殺された1日だった。 知っている人も多いと思うけれどコロナウイルスによる新型肺炎の流行で、この数日である程度の規模のイベントは中止や延期が相次いでいる。僕個人としては「自粛」ムードが独り歩きしていると感じるところもあるけれど、リスクを高めに見積もっておいたほうがいい局面だという意見もよくわかる。実際に僕が関わっているいくつかのイベントが早々に中止になってしまい、これは僕たちPLANETSも何らかの態度表明をしないといけな、と思った。 正直に言うと、泣きたくなるような気持ちだった。僕たちは、この3月から有楽町のSAAIという新しくできたコワーキングスペースで、週に1度毎

                                  「感染しない」インターネット|宇野常寛
                                • 宇野常寛『母性のディストピア』という(とてもつまらない)本を精読する その4(最終回) - 曇りなき眼で見定めブログ

                                  ↓これの続き。ずいぶん久しぶりだ…。 cut-elimination.hatenablog.com けど漸くちゃんと読み終えた。 宇野常寛『母性のディストピア Ⅱ発動篇』(ハヤカワ文庫JA)。 母性のディストピア Ⅱ発動篇 (ハヤカワ文庫JA) 作者:宇野 常寛 早川書房 Amazon 最終第6部と巻末付録を取り上げます。 今回も過度な図式化が豊富 ポケモンGo アスカやカヨコは流石に母ではないだろう 吉本隆明の大昔の本を真に受けるな! 結局 富野監督との対談が噛み合っていない 考えること 本書の問題点 ヒヒョウくんへ 今回も過度な図式化が豊富 2016年にアニメや特撮の傑作・ヒット作が多く出た事をなんかの啓示みたいに思っていそうだ。「2016年問題」とか言って図式化している。 日常系を「終わりなき日常」とかいっていっしょくたにするのもやめてほしい。 『この世界の片隅に』を『パトレイバー2

                                    宇野常寛『母性のディストピア』という(とてもつまらない)本を精読する その4(最終回) - 曇りなき眼で見定めブログ
                                  • [無料]「声を上げること」と「リンチにかけること」は違う|宇野常寛

                                    僕は基本的に「逆張り的なポリティカル・コレクトネス批判」を支持しないようにしている。理由はそれらの多くが、短期的にアテンション・エコノミーに勝利するためのパフォーマンスに過ぎず、長期的な効果を考えられていないからだ。ある作品の表現が不当に「狩られ」ないための闘争では「このように表面的な「叩きやすいもの」への難癖ではなく、実質的に差別や暴力を解消するためにこうした方向で運動しよう」という対話が本当は必要なところを、「ポリコレ」そのものへの保守反動的な批判に加担してしまうことが多い。いろいろ理由はあるのだろうが、そのうちの一つが、そのほうがアテンション・エコノミー的に「コストパフォーマンスがいい」からだろう。 実は僕が左派ポピュリズムと距離を置く理由も同じだ。 彼らもよく、「けしからん」誰かの発言を指弾して正義の名のもとに集団リンチの快楽を手にしている。僕は権力や大資本に対して声を上げることは

                                      [無料]「声を上げること」と「リンチにかけること」は違う|宇野常寛
                                    • (耕論)「半沢直樹」に何を見た ペリー荻野さん、宇野常寛さん、常見陽平さん:朝日新聞デジタル

                                      ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                        (耕論)「半沢直樹」に何を見た ペリー荻野さん、宇野常寛さん、常見陽平さん:朝日新聞デジタル
                                      • 第1話 僕たちはなぜ、水曜日に働くことをやめたのか - 宇野常寛「水曜日は働かない」 | HB

                                        2019年の7月24日の、たぶん午前11時30分ごろ。僕たちは毎週水曜日に働くことを、やめた。 それは夏の、暑い日の朝だった。僕と相棒のT氏は朝いちばんで集まって、10キロのランニングを終えた。見上げた空はピーカンで家から一歩出るともう、それだけで茹で上がるような気分になっていた。僕たちはビルの谷間の日陰を選んで、身を隠すように走った。それでも走り終えたときは全身から汗が吹き出して、雨上がりの傘のようになっていた。コンビニに駆け込んで、僕はオールフリーの350ミリリットル缶を、T氏はストロングゼロレモンの500ミリリットル缶を買い求め、そして乾杯した。そして厳かに誓い合ったのだ。水曜日は働かない。僕たちは決して水曜日は働かないことにしよう、と。 なぜこのような結論に達したのか。それを説明するためには、まずは僕と相棒のT氏の関係について説明する必要があるだろう。 T氏はもともとはある出版社の

                                          第1話 僕たちはなぜ、水曜日に働くことをやめたのか - 宇野常寛「水曜日は働かない」 | HB
                                        • 『ゴジラ-1.0』と「戦後」の問題|宇野常寛

                                          先週末に『ゴジラ-1.0』を観てきた。僕は山崎貴監督の、戦後日本的な「世間」の最小公倍数をマーケティングするような映画の作り方が苦手で、この映画の期待値もそれほど高くなかった。 しかし期待値が「-1」だったからこそ、鑑賞後の満足度はとても高かった。本作の完成度の高さについては、他の人がいくらでも書いてくれるだろうから僕は触れない。僕がここで書きたいのはこの映画が「よくできている」からこそ結果的にえぐり出してしまったものについて、だ。 結論から言えば、日本人はまず自分たちのアジアに対する蛮行を今一度正しく反省し、その上でアメリカに対しその戦時中の民間人虐殺についてしっかりと抗議するべきだ、というのがこの文章の結論だ。 誤解しないで欲しいが、この映画が提示しているのは素朴な反戦的メッセージと、巻き込まれてしまった人々への同情、そして作中の言葉を借りれば「貧乏くじを引くことになってしまった」こと

                                            『ゴジラ-1.0』と「戦後」の問題|宇野常寛
                                          • “いいね”を獲得してもあなたは何も変わらない。宇野常寛さんに聞く「遅いインターネット」のススメ

                                            2022年10月に現在のSNSやインターネットの使い方に警鐘を鳴らす本『砂漠と異人たち』を上梓した評論家の宇野常寛さん。宇野さんは、ロシアのウクライナ侵攻に関するニュースなど、現代人が「速いインターネット」の波に飲まれてしまい、SNSがデマやフェイクニュース、陰謀論の温床になっていると話す。 『砂漠と異人たち』のテーマの1つである、SNSやインターネットとの適切な付き合い方について聞いた。 SNSとインターネットによって不自由になった人類 —— まず、『砂漠と異人たち』の中に登場する「速いインターネット」「遅いインターネット」とは、どういう意味でしょうか。 僕は数年前から「速いインターネット」に抗う「遅いインターネット」を提唱して活動しています。 前提として現在の、特にSNSのプラットフォームが中心になってからのインターネットは「速すぎる」と僕は考えています。僕たちはインターネットで日々膨

                                              “いいね”を獲得してもあなたは何も変わらない。宇野常寛さんに聞く「遅いインターネット」のススメ
                                            • 僕が江東区の自民(維新)支持者だったら、(いろいろ文句はあるが結局)乙武さんに入れるしかないのではと考えるその理由|宇野常寛

                                              僕が江東区の自民(維新)支持者だったら、(いろいろ文句はあるが結局)乙武さんに入れるしかないのではと考えるその理由 さて、今週末には衆議院の補選が3つある。与党自民党の「裏金」問題と、選挙区の情勢を掛け算すると、3選挙区とも立憲民主党が勝つ可能性が高い。それは妥当な結果で、長期的にはこの国の民主主義にプラスの効果をもたらすかもしれない。もちろん、島根のあの人が当選するのはむしろ旧自民党の封建的な土着支配を強化するだけじゃないか、とかいろいろな見方はあるのだと思うけれど、そういったことは僕よりも詳しい人がすればいいと思うので、置いておく。 さて、その上で考えてみたいのが東京15区だ。ここには、僕の友人の乙武洋匡が出馬している。よりにもよって、都民ファーストの副代表に就任して……ということなのだけれど、これについては出馬会見直後の動画で、本人と話したのでそちらを観て欲しい。 そして下馬評を見る

                                                僕が江東区の自民(維新)支持者だったら、(いろいろ文句はあるが結局)乙武さんに入れるしかないのではと考えるその理由|宇野常寛
                                              • オリンピックに間に合わなかった僕たちは|宇野常寛|note

                                                今日は今更だけどオリンピックのことについて書きたいと思う。僕のInstagramを見ている人は気づいていると思うけれど、この夏の僕は朝ではなく夜にランニングをしていた。その結果カブトムシには会いそびれ、代わりにタヌキに遭遇したのだけど、以下に掲載したのはこうした夜のランニングで撮影した国立競技場の写真だ。基本的に新国立競技場の周辺は関係者以外立ち入り禁止になっているのだけれど、ここだけは外壁ギリギリまで近づくことができる。もちろん、その前には警備の警察官がウロウロしていて、とても落ち着かない場所になっている。そして、僕はこの写真をあの日にーーオリンピックの閉会式が行われたあの日の夜に撮影している。そう、これはつい数時間前までオリンピックの閉会式が行われていた新国立競技場の写真なのだ。 そして、僕はこの写真をすぐにある友人に送った。彼とはその直前まで閉会式の中継を見ながら、やっぱり悔しいよな

                                                  オリンピックに間に合わなかった僕たちは|宇野常寛|note
                                                • 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という問題に対しての僕なりの解答|宇野常寛

                                                  三宅香帆さんのベストセラー新書『なぜ働いてると本が読めなくなるのか』を先日読み終えた。世評通りの力作で、日本の近代史における「労働」と「読書」の関係が手際よく整理されており、とても勉強になった。 この本を通じて、多くの「働いているので、本が読めない」人たちが勇気づけられて欲しいと、僕も思う。もちろん、懸命なる読書家のみなさんは既に100%理解されていると思うが、「読書論」や「教養論」を手に取り、それを読み、SNSに感想を投稿して満足してしまっては、「文化的な自分」という自己イメージを消費するだけに終わってしまう。 せっかく背中を押してもらったのだから、これから「働きながら」本を読みまくっていかないと勿体無い。最初に手にとるべき本は何がいいだろう? ごく自然に考えて、同じ著者、つまり三宅さんが翌月に発売する初の文芸批評本……あたりが妥当だと僕は思う。 さて、宣伝はこれくらいにして、本題だ。僕

                                                    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という問題に対しての僕なりの解答|宇野常寛
                                                  • 「遅いインターネット」はじめました|宇野常寛

                                                    このウェブマガジンはタイムラインの潮目を読んで、瞬間最大風速を強くすることだけを考えがちな今日のインターネットメディアとは距離を置いて、5年、10年と読み継がれる記事をグーグルの検索に引っかかりやすいところにおいておく、という一種の「ネットサーフィン復権運動」だ。 そしてワークショップのほうは、僕がこれまで培ってきたインディペンデントな「発信」のノウハウを読者に共有することを目的としている。そうすることでSNSのコメント欄や、ソーシャルブックマークで散見される揚げ足取り的で、後出しジャンケン的な質の低い投稿とは一線を画した発信の能力を身につけることを目的としている。 そして出版される僕の本は、このプロジェクト(「遅いインターネット計画」)を考え、進行する絵で考えたことをまとめた一種のマニフェストだ。民主主義のこと、情報技術のこと、そしてモノの消費や物語表現の受容のこと、たくさんの議論を総合

                                                      「遅いインターネット」はじめました|宇野常寛
                                                    • 宇野常寛「遅いインターネット」 読むと書く、往復で鍛える|好書好日

                                                      走る著者を見かけたことがある。私も同じ高田馬場の住民で、宇野さんのランニングコースである新国立競技場までの道のりには馴染(なじ)み深い。走りながら書いたという本書には、どんな思考の痕跡が刻まれているのか。 ビジョンなき東京オリンピックに始まり、ポピュリズムに侵食された民主主義、壁を築く方向に転じる世界情勢、ニュースを脊髄(せきずい)反射的にしか判断できない大衆……と、本書には怒りと絶望が横たわっている。しかし、著者はその感情に飲み込まれることなくこれらの原因を突き詰め、処方せんを提示する。それが「遅いインターネット」だ。 正直に言うと、私は本書で語られていることのほとんどをここで初めて知った。平成が政治改革と経済改革に失敗した時代であったことも、Anywhereな人々とSomewhereな人々の違いも、「ポケモンGO」がGoogleの思想を体現するゲームだということも、自己幻想/対幻想/共

                                                        宇野常寛「遅いインターネット」 読むと書く、往復で鍛える|好書好日
                                                      • 五りんはなぜ3回走ったのか ーークドカンの『いだてん』は絶品(だからこそ、考えたこと)|宇野常寛

                                                        僕はもはやFacebookやTwitterは意見を表明する場所としては相応しくないと考えています。日々考えていることを、半分だけ閉じたこうした場所で発信していけたらと思っています。

                                                          五りんはなぜ3回走ったのか ーークドカンの『いだてん』は絶品(だからこそ、考えたこと)|宇野常寛
                                                        • 猪子寿之と「人類を前に進めたい」|宇野常寛|note

                                                          来月チームラボの猪子寿之さんと僕との共著『人類を前に進めたい』が発売になる。これは僕のメールマガジンの連載をまとめたもので、この4年の間僕と猪子さんは月に1度、この連載のためにスケジュールの合間を縫って対談を続けてきた。対談はだいたいお互いの近況からはじまる。最近身の回りで起きたこと、世の中を騒がせていること、食べて美味しかったもの、観たり読んだりした「ヤバいもの」……だいたい最初の1時間は雑談で終わってしまう。そして1時間が過ぎたあたりでお互いの同席したスタッフの機嫌が悪くなってくる。猪子さんはスタッフのイライラをまったく意に介さずに「最近鍋に入れてうまかったもの」について延々と話し続けることができるけれど、僕は(こう見えて気を使う人なので)、できない。そして本当は最近買ったドイツの動物フィギュアについて語り倒したいのだけれど、無言のプレッシャーに負けて仕方なく対談の本題に入るように促す

                                                            猪子寿之と「人類を前に進めたい」|宇野常寛|note
                                                          • 全力を出して走る。ただし、ゆっくりと|宇野常寛

                                                            ここ2年あまり、僕と仲間たちは「遅いインターネット」というキーワードを軸に考え、行動してきた。ほんとうにことあるごとに、このキーワードについて書いて、語ってきたので、もう耳にタコができるくらい聞いた、その話はもういいよ、と思っている人も多いかもしれない。でも、これからしばらくはもっとそうなるはずだ。なぜならばまずは僕が「遅いインターネット」という題名の本をこの1年くらい書いていて、それが来月出るからだ。 そして(実はこっちのほうが重要なのだけど)同じくこの1年コツコツと準備していた「遅いインターネット」をコンセプトにしたウェブマガジンがオープンするからだ。そもそも「遅いインターネット計画」とはこのウェブマガジンと、併設するワークショップの両輪からなるプロジェクトだ。この計画で何を成し遂げたいのか。詳しいことは、この記事や、この記事やこの記事を読んで欲しいし、何より2月に出る本を読んで欲しい

                                                              全力を出して走る。ただし、ゆっくりと|宇野常寛
                                                            • 宇野常寛『母性のディストピア』という(あまり良くない)本を精読する その1 - 曇りなき眼で見定めブログ

                                                              宇野常寛『母性のディストピアⅠ 接触篇』ハヤカワ文庫JA。 母性のディストピア I 接触篇 (ハヤカワ文庫JA) 作者:宇野 常寛 早川書房 Amazon 「アニメ批評」批判シリーズ。 cut-elimination.hatenablog.com 近年のやたら政治がかったアニメ批評の元凶は宇野常寛なのでは? と思い、宇野先生の『母性のディストピア』というアニメ論を読みはじめた。で、予想通りあまり良くない本である。まだ第1部までしか読んでいなくてアニメ論も出てきていないが。これから少しずつ読んでメモを残していく。 「アニメ」か「アニメーション」か アニメの話をしたってべつによかろう 過度に図式的1:「政治と文学」の意味がよく分らない 過度に図式的2:「父」と「母」 過度に図式的3:戦後史 肝心の「母性のディストピア」の定義が理解できなかった… 熱くなりすぎ まとめ 「アニメ」か「アニメーショ

                                                                宇野常寛『母性のディストピア』という(あまり良くない)本を精読する その1 - 曇りなき眼で見定めブログ