南北を隔てる軍事境界線沿いの非武装地帯で、韓国側から望む北朝鮮の国旗(2019年9月30日撮影、資料写真)。(c)Jung Yeon-je / AFP 【1月20日 AFP】韓国へと逃れた脱北者の数が昨年、2001年以降最低となったことが分かった。韓国政府が20日、発表した。北朝鮮政府が脱北の取り締まりを強めており、減少傾向が続いている。 韓国統一省が公表したデータによると、昨年韓国に渡った北朝鮮人は1047人前後で、2018年の1137人から減少。2001年以降最低となった。 ただこの数字は、厳密には北朝鮮を出国した人数というよりも、韓国に入国した人数に関するもの。 貧困にあえぐ北朝鮮を後にした脱北者たちはたびたび、中国に複数年滞在した後、第三国を経由して韓国に向かう。 朝鮮半島が分断された1948年から昨年末まで、韓国に入国した北朝鮮人は3万3500人超に上る。 ただ韓国に到着した人々