ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 数土直志の「月刊アニメビジネス」 > 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】来場者35万人超、米国「Anime Expo」は急成長から成熟へ ■延べ35万人、米国アニメイベント「Anime Expo」も成熟期 海外最大級の日本アニメ・マンガイベント「Anime Expo」が、今年も7月3日から7日までの5日間、米国ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催された。2019年の参加者数は延べ35万人以上、多数のゲストと数百単位のプログラムを現地ファンが楽しんだ。 28年間の歴史のなかで過去最大級だが、むしろ2019年の会場は比較的落ち着いた印象だ。それはイベントが成長期から成熟期にはいったためかもしれない。 米国での日本アニメは00年代後半にビジネス急縮小の時代を経験し、12年頃より再び人気になってきた。正規動画配信の登場とその爆発的な普及が背景