「中年危機」とはどんな危機で、何歳くらいで直面するものなのか? ミレニアル世代が四十路に入りつつあるいま、米経済誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」が、先の世代と比べながら、これからの中年危機について考察する。 2023年には360万人のアメリカ人が40歳を迎える。「ミレニアル世代」の第三陣がこの節目に到達するのだ。 だがこの集団は、40、50代でド派手なボートを買ったり、出世階段から飛び降りてバリ行きのフライトを予約したりした親たちのようには反逆しないだろう。 離婚することもなければ(そもそも結婚していない)、タトゥーを入れることもない(すでに入れている)。むしろこの世代は、中年危機をまた違った形で経験することになる。というか、それ以外の選択肢があるほどの余裕がないのだ。