日本通信は2月2日、NTTドコモとの間で進めていた音声通話卸役務(卸提供を受ける音声通話サービス)の料金に関する協議について、2月1日付で合意に至ったことを発表した。 交渉および裁定の経緯 日本通信は2019年11月15日、総務大臣に対し、NTTドコモから音声通話卸役務について、電気通信事業法に基づく裁定を申請した。両社の交渉が不調に終わったことを受けた措置だった。 →日本通信が通話料を巡る「総務大臣裁定」を申請 ドコモとの協議が不調 この申請を受けて、総務省は2020年2月4日、日本通信の主張を一部認める裁定案を同省内にある「電気通信紛争処理委員会」に諮問し、同委員会は両社への意見聴取を行った上で正式な裁定を下すように答申した。 →日本通信の「総務大臣裁定」申請、裁定案が諮問される 内容は「1勝1敗」? 意見聴取を受けて、総務大臣は2020年6月30日、両社に対して正式な裁定を行った。こ