【北京=竹内誠一郎】中国政府の国家衛生健康委員会は3日午前、新型コロナウイルスによる肺炎の中国本土での死者が、2日までに361人になったと発表した。2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)での中国本土の死者349人を上回った。 死者は湖北省で56人、重慶市で1人増えた。感染者は加速度的に増加しており、2日は新たに2829人の感染が確認され、中国本土で計1万7205人となった。感染が疑われる人は2万1558人に上っている。 中国政府の専門家チームトップで呼吸器専門医の鍾南山氏は2日、中国中央テレビの取材に、新型コロナウイルスによる肺炎の現時点での致死率は約2・3%で、SARS(2003年9月時点で約10%)や中東呼吸器症候群(MERS。19年11月時点で約35%)に比べ「低い」との見解を示した。新たな感染確認は主に湖北省武漢市に集中しており、他都市では「明らかな爆発的な拡