画像説明, 倒壊した建物の近くで、下敷きになったとみられる人々の救出の知らせを待つ人たち(9日、トルコ・ハタイ県)
トルコとの国境沿いにあるシリア北東部ハサケ県のクルド人の街ラスアルアインに近い、タルタメル郊外の道端で顔を覆って立つ女性。背後には、トルコ軍がシリア北部のクルド人自治区に侵攻した際、トルコ軍戦闘機の視界をさえぎるために燃やされたタイヤから黒煙が立ち上がっている。トルコの継続的、破壊的な攻撃に対し、国際的な非難が巻き起こっている(2019年10月16日撮影)。(c)AFP / Delil Souleiman 【11月12日 AFP】息子が生まれたとき、私たちはアバン(Avan)と名付けた。豊かさと繁栄を意味する名前で、息子の人生の航路がそうなるようにと願った。だが1年後の今、私は思う。いったいどうしてそんな名前を息子に付けることができたのか。こんなにも破壊と荒廃のさなかにある惨めなわが国で、いったい誰が希望を持てるというのか。 私はシリア北部出身のクルド人だ。何年もの間、この国の戦争をカメラ
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領。アンカラで行われた議会の会合で(2023年1月18日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【1月30日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は29日、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すスウェーデン、フィンランド両国のうち、フィンランド単独での加盟を容認する可能性に言及した。 スウェーデンとフィンランドはロシアのウクライナ侵攻を受けて非同盟政策を転換、NATOへの同時加盟を目指している。しかし、スウェーデンはトルコが要求しているクルド人勢力関係者の身柄引き渡しに応じず、トルコ側の姿勢硬化を招いている。 エルドアン氏はテレビ番組で、「必要ならフィンランドには異なる対応(加盟承認)をすることが可能だ。スウェーデンは衝撃を受けることになるだろう」と語った。 トルコは5月14日に
トルコ、国境地帯で近く軍事作戦 NATO問題複雑化も 2022年05月24日06時04分 トルコのエルドアン大統領=9日、アンカラ(AFP時事) 【イスタンブール時事】トルコのエルドアン大統領は23日、閣議後の演説で、南部の国境沿いで近く軍事作戦を行う計画があることを明らかにした。シリアのクルド人武装勢力を標的にしたものとみられ、欧米諸国からの反発を招く可能性が高い。スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟をめぐる問題もさらに複雑化しそうだ。 NATO加盟へ「措置」期待 スウェーデン首相らと協議―トルコ大統領 エルドアン氏はトルコ南部の国境地帯が「頻繁な攻撃にさらされている」と強調した。その上で、脅威に対処するため国境から30キロにわたる安全地帯を築く必要性を訴えた。26日に国家安全保障会議を開いて協議の上、決定を下す見通しという。 国際 コメントをする
シリア北部マンビジで、軍事訓練に参加するトルコが支援するシリア人勢力の戦闘員(2022年6月2日撮影)。(c)Bakr ALKASEM / AFP 【6月3日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は1日、シリアのクルド人「テロリスト」を標的にした軍事作戦を行うと警告した。これを受けロシア政府は2日、トルコに自制を求めた。 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は「シリアのすでに困難な状況を悪化させかねない行動を自制するよう期待する」と述べた。また、「シリアの合法的政府との合意なくこのような行動を取ることは、シリアの主権と領土の一体性を直接侵害するもの」であり、「シリアの緊張をさらに高める」と非難した。 エルドアン氏は1日の演説で、南部国境からシリア側に「30キロの安全地帯」を設けるとし、シリア北部タ
共同記者会見を行うフィンランドのニーニスト大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(右)=17日、トルコ・アンカラの大統領官邸/Adem Altan/AFP/Getty Images (CNN) トルコ議会は30日、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟を全会一致で承認した。これでフィンランド加盟に向けた最後の障壁がなくなった。一方、スウェーデンの加盟に反対する姿勢は変えていない。 フィンランドの加盟はハンガリーが27日に承認。NATO加盟国の中で承認していないのはトルコのみになっていた。 フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は声明を発表し、「これでNATO加盟の準備が整った」「NATOの全30カ国がフィンランドの加盟を承認した。全加盟国の信頼と支持に感謝したい」と述べ、「できるだけ早期にスウェーデンが加わることを期待する」とした。 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「
アゼルバイジャンとの領土問題への対応をめぐり、首相の辞任を要求するデモでアルメニアと「ナゴルノカラバフ共和国」の旗を掲げる人々(2022年5月6日撮影、資料写真)。(c)Karen MINASYAN / AFP 【8月4日 AFP】アルメニアとアゼルバイジャンの係争地、ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)で新たな緊張が高まっている。3日にはアゼルバイジャン軍が同地域の複数の要衝を制圧。戦闘で双方の兵士3人が死亡した。 アゼルバイジャン領内のナゴルノカラバフでは、アルメニア系住民がアルメニアへの編入を求めたことをきっかけに1990年代前半に紛争へと発展。さらに2020年にも両国の間で再び軍事衝突が発生。ロシアの仲介で停戦合意が結ばれ、アルメニアは占領地をアゼルバイジャンに引き渡した。一方、ロシアは約2000人の平和維持部隊を駐留させているが、緊張は依然くすぶっていた。 アゼル
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2023年10月7日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【10月25日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は24日、国連安全保障理事会(UN Security Council)の「不公平な姿勢」ゆえに、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の危機が深刻化していると非難した。 エルドアン氏は国連創設から78年の節目に合わせて出した声明で、「国際社会は、イスラエル政府による、違法かつ自制を欠いた民間人への攻撃を目の当たりにしながら、この難題に立ち向かおうとしていない」との認識を示した。 その上で、「国連安全保障理事会が、流血を止め、即時停戦させ、民間人の犠牲を防止するための方策を講じる代わりに、その不公平な姿勢によって危機を深刻化させてきた様子を、われわれは目撃して
トルコ・イスタンブールで、野犬の排除を目的とした政府の法案に抗議するデモに犬を抱いて参加する人(2024年7月27日撮影)。(c)KEMAL ASLAN / AFP 【7月31日 AFP】トルコで30日未明、野犬の捕獲、場合によっては殺処分まで許可する法案が可決されたのを受け、野党は憲法裁判所に異議を申し立てる意向を表明した。同国の野犬は約400万匹に上るとみられている。 同法案をめぐっては、野犬の大量殺処分につながると動物愛護団体は懸念を示しているが、政府はそうした考えを否定。法案は、最終読会で野党が抗議する中、51票差で可決された。 野党議員らは審議の間、血を思わせる赤い塗料を付けた白い手袋をはめて抗議。主要野党の共和人民党(CHP)のオズギュル・オゼル(Ozgur Ozel)党首は「早急に憲法裁判所に提訴する。この法律は、動物の生きる権利を侵害している」と訴えた。 同党の議員の一人も
反体制派が支配するシリア・アレッポ県北部のトルコ国境近郊で、警備に当たるシリア人戦闘員(2022年11月21日撮影、資料写真)。(c)Bakr ALKASEM / AFP 【11月22日 AFP】ロシアは22日、トルコに対し、シリアでの「過剰な武力行使の自制」を求めると表明した。トルコはシリア国内のクルド人勢力を標的に空爆を行っており、地上戦も辞さない姿勢を示している。 ロシアのシリア特使アレクサンドル・ラブレンチェフ(Alexander Lavrentyev)氏は「緊張の高まり」を避けるため、「シリア領土内での過剰な武力行使を自制するようトルコ側を説得したい」と述べた。 ラブレンチェフ氏は現在、シリア問題に関するトルコ、イランとの3か国協議に出席するためカザフスタンの首都アスタナを訪問中。(c)AFP
トルコ・アンカラで、自爆攻撃に使われた車(2023年10月1日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【10月2日 AFP】トルコの首都アンカラで1日朝、自爆攻撃があったのを受け、国防省は同日、イラク北部クルディスタン(Kurdistan)地域で「クルド労働者党(PKK)を無力化」する「空爆作戦」を実施し、「テロリストの拠点20か所」を破壊したと明らかにした。 内務省によれば、1日午前9時30分ごろ、同省警察総局の入り口前に商用車で乗り付けた2人が爆弾攻撃を仕掛けた。爆発により、警察官2人が負傷した。 アリ・イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相は記者団に対し、「テロリストの1人は自爆」し、「もう1人は自爆する前に頭部に銃弾を受けて死亡した」と明らかにした。 事件後、PKKが犯行声明を出した。PKKはトルコや欧州連合(EU)からテロ組織に指定されている。 レジェプ・タイップ
トルコ・アンカラで記者会見に臨むトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2023年3月29日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP 【3月31日 AFP】トルコ議会は30日、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟議定書を批准した。関係者によると早ければ来週にも手続きが完了し、フィンランドは31か国目の加盟国となる。 NATO加盟には全加盟国の議定書批准が必要。フィンランドの加盟申請は、27日にハンガリーが批准したことでトルコの批准を待つのみとなっていた。 フィンランドのサウリ・ニーニスト(Sauli Niinisto)大統領はツイッター(Twitter)への投稿で、NATO加盟国の「信頼と支持」に謝意を示した。 ロシアと全長1300キロの国境を接するフィンランドは昨年、ロシアのウクライナ侵攻を受け、スウェーデンと共に数十年にわたる軍事的非同盟政策を転換し、NATOへの
シリア・アレッポ県にある反体制派が掌握している町アタレブで、パトロールに当たるトルコ軍兵士(2020年2月19日撮影)。(c)AFP/Aref TAMMAWI 【2月29日 AFP】(更新)トルコ当局は29日、シリア政府軍の空爆によりトルコ軍の兵士33人が死亡したことを受けて、シリア北西部にある化学兵器施設を破壊したことを明らかにした。 ロシアの支援を受けるシリア政府軍が同国北西部イドリブ(Idlib)県で27日に実施した空爆により、トルコ軍の兵士33人が死亡。同国軍にとっては、ここ数年で戦場における最大の人的被害を受けた。匿名を条件に取材に応じたトルコ当局高官は、その事態を受け、同国軍が夜半にかけて「(シリアの)アレッポ(Aleppo)南方13キロに位置する化学兵器施設の他、多数のシリア政府側の攻撃目標」を破壊したと述べた。 だが一方で、シリア内部の情報源に依拠する在英NGOのシリア人権
フィンランド国内で演習に臨む同国軍(2022年5月4日撮影、資料写真)。(c)Heikki Saukkomaa / Lehtikuva / AFP 【2月2日 AFP】フィンランドのイルタ・サノマット(Ilta-Sanomat)紙が2日掲載した世論調査結果によると、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が遅れる場合、フィンランドが先行して加盟すべきだと考える回答者が過半数に上った。 調査は1月30日〜2月1日にかけ、フィンランド国民1021人を対象に実施された。 トルコなどの反対でスウェーデンのNATO加盟承認が遅れる場合、フィンランドは待つべきかとの質問に対し、53%が反対すると回答。スウェーデンと同時加盟すべきだと答えたのは、28%にとどまった。 フィンランドとスウェーデンは数十年に及ぶ軍事的中立を守ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、昨年5月にNATOへの加盟を申請した
NATOへの加盟申請を表明したフィンランドのニーニスト大統領=5月15日、ヘルシンキ/Heikki Saukkomaa/Lehtikuva/AFP/Getty Images (CNN) フィンランドのニーニスト大統領は28日、トルコがフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を支持することに同意したと明らかにした。両国のNATO加盟への大きな障害が取り除かれた形だ。 ニーニスト氏の声明によると、NATO首脳会議の開催に先立ち、スペインの首都マドリードで28日、トルコとフィンランド、スウェーデンの3カ国がこの問題に関する覚書に署名した。 覚書は3カ国が「互いの安全への脅威に対抗して全面的な支援を行う」との誓約を強調する内容だという。 ニーニスト氏はさらに「我々が加盟する具体的なステップはNATO同盟国が今後2日間で合意するが、その決定はいまや間近に迫っている」と付け加え
トルコの主要都市イスタンブールに張り出されたレジェプ・タイップ・エルドアン大統領の選挙ポスター(2023年5月22日撮影、資料写真)。(c)Yasin AKGUL / AFP 【6月7日 AFP】トルコで6日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の選挙ポスターに口ひげなどの落書きをした16歳の少年が逮捕され、矯正施設に送られた。反体制派に近い複数のメディアが報じた。 拘束されたのは、南部の町メルシン(Mersin)在住の少年。自宅近くの選挙ポスターのエルドアン氏の顔に、ナチス・ドイツ(Nazi)総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)をほうふつとさせる口ひげを描き、侮辱的な言葉を添えた。 当局は防犯カメラの映像から少年を特定。Halk TVによると、「大統領侮辱」の容疑で拘束し矯正施設に送った。 少年は口ひげを描いたことは認めたが、侮辱
外国政府によるトランプ氏のホテルでの支出が、新たな会計記録から明らかになった/Julio Cortez/AP (CNN) サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)など6カ国の政府が70万ドル(現在のレートで約9800万円)を超える金額をトランプ前米大統領の任期中の2年間、同氏の所有する米首都ワシントンのホテルに支払っていたことが分かった。新たに公開された会計文書から明らかになった。 これらの新たな文書は、複数の外国政府が現職の米大統領の所有する企業に直接金銭を支払うという珍しい慣行の具体的な証拠となる。下院監視委員会の民主党議員らが改めて疑問を呈したのは、こうした取り組みがトランプ氏に影響を与えるためのものだった可能性だ。大統領職にある当時のトランプ氏に対し、本人の企業を通じて働きかけが行われた疑いがあるとしている。 会計文書は、トランプ氏の以前の会計事務所メイザーズから監視委
「ロシア人にも悪夢」 トルコに1万4000人渡航か―ウクライナ侵攻 2022年04月06日07時10分 滞在先で取材に応じるティナ・ボロデュリナさん=3月24日、イスタンブール 【イスタンブール時事】ロシアの軍事侵攻で400万人を超えるウクライナ人が国外退避を余儀なくされる中、ロシアからもプーチン政権の締め付けを恐れる人々が多数、国外へ脱出している。地元メディアによると、トルコには侵攻開始後、少なくとも1万4000人のロシア人が入国したもようだ。そのうちの一人、モスクワ出身のティナ・ボロデュリナさん(30)は取材に「侵攻はロシア人にとっても悪夢だ」と胸の内を語った。 ロシアで反戦デモ、4600人超拘束 ノーベル賞候補の活動家らも―ウクライナ侵攻 人類学者のボロデュリナさんは2月24日、それまで「プーチン大統領の虚勢」と思っていたウクライナ侵攻が実際に始まったことをニュースで知り「衝撃を受け
経済不況に改善の兆しが見えないトルコ。何度か記事にもしましたが、トルコ経済は 1 年半ほど前に急激に悪化し始めました。その後ここ半年ほどは、どん底にとどまって這い上がれないような状態。どちらかと言えば、じわじわではありますが、さらに悪化の一途をたどっているかのように見えます。 あまりの短期間に急降下したので、それと比べると今は低空飛行といった具合か。人々もその状況に慣れてしまったかのような印象があります。とはいえ、生活が良くなるわけではなく苦しいまま、あるいはさらに苦しくなっているのは事実。これがさらに 1 年、2 年と長期で続くと一体どうなるのか...トルコ国民がどこまで耐え忍べるのか未知数です。 トルコに住む外国人も影響を受けています。ここでいう外国人とは、難民のことではありません。もちろん、トルコが屈指の難民受け入れ大国であることはよく知られた事実です。シリア難民はもちろんのこと、最
ガザ危機の1年間を振り返る 昨年10月7日のハマス勢力によるイスラエル領内のテロ事件から、1年がたった。日本ではイスラエルの軍事力に対する盲目的な信仰があり、一部にイスラエルが本気を出せばハマスは早期に消滅させられるのではないか、といったことを語る方もいらっしゃった。 言うまでもなく、それは全く間違いであった。 私は1年前、10・7攻撃の直後すぐ、数日のうちに急いで、「欧米諸国は罠にはまったか」、「ハマスの「イスラエル攻撃」で泥沼の構図に引きずりこまれた欧米諸国と「日本の取るべき立場」」 といった文章を書いた。欧米諸国の近視眼的なイスラエル支持表明が、不人気だったネタニヤフ首相に悪用され、泥沼の地獄図に引きずり込まれていくしかないものであることは明らかだったからだ。 「泥沼」の構図は、1年たって、さらにはっきりとしてきているのではないかと思う。終わりが見えないガザ危機に翻弄されているだけで
(CNN) トルコのエルドアン大統領は3日、記者団に対し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟についてトルコ側として反対の立場を「撤回するつもりはない」と明らかにした。自国の示す全ての「要求が満たされる」まで、その姿勢は変わらないとした。 エルドアン氏はトルコ側の期待は明白であり、昨年と同じ原則を支持していると主張。スウェーデンがトルコからの分離独立を目指す勢力や在米のイスラム教指導者ギュレン師が率いるグループ「FETO」の関係者に隠れ場所を提供しているとし、そうした措置の停止に応じない限り反対姿勢を撤回するつもりはないとした。 トルコはギュレン師が2016年のクーデター未遂事件の黒幕だとみているが、ギュレン師側はこれを否定している。 エルドアン氏の今回のコメントは、スウェーデンのNATO加盟について同国やNATO、及び米国の当局者らによる最近の発言内容と矛盾する。 スウェーデン
ウクライナからイスタンブールに到着したバルバドス船籍の船。穀物検査の準備をする船員=2022年10月11日/Yasin Akgul/AFP/Getty Images (CNN) 国連の当局者は17日、CNNに対し、トルコ・イスタンブールの国連事務所がロシアから「黒海穀物イニシアチブ」への参加停止を通知する書面を受領したと明らかにした。 この合意はウクライナ南部から国際市場に穀物の安全な輸出を確保するための取り決め。ロシア軍はウクライナへの全面侵攻後、同地域の港を封鎖し、世界の食糧危機が悪化する結果を招いていた。 この当局者によると、国連事務総長は「国際市場に向けたウクライナ、ロシア双方からの食糧と肥料の阻害されないアクセス」を確保するために取り組みを続けるという。 別の国連当局者はCNNに対し、国連はロシアの決定を最終的なものと捉え、ウクライナ産穀物の輸送は今後道路や鉄道といった陸路が重点
【テルアビブ=佐藤貴生】トルコのエルドアン大統領は25日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスについて「テロ組織ではない」と擁護し、イスラエルを非難した。ロイター通信が伝えた。中東では、ハマスの攻撃によるイスラエルの犠牲者と同国の空爆で犠牲となっているガザ住民に対する欧米の態度は「二重基準だ」との批判も出ている。 エルドアン氏は25日、「ハマスは解放運動グループであり、土地と住民を守るために戦うムジャヒディン(イスラム戦士)」と述べた上で、トルコは欧米と異なり、ハマスを「テロ組織」とみなしていないと強調。イスラエルに「無制限の支援」を与えている者がいるとも批判した。 エルドアン氏は9月、国連総会の場でイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、ぎくしゃくした関係の改善に踏み出したばかりだったが、予定していたイスラエル訪問もキャンセルする考えを示した。 24日にはカタールのタ
スウェーデン・ストックホルムのモスク(礼拝所)の前で、抗議活動を行うサルワン・モミカ氏(2023年6月28日撮影)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP 【6月29日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルムにある主要モスク(イスラム礼拝所)前で28日、イラク出身の男がイスラム教の聖典コーラン(Koran)を燃やす抗議活動を行った。スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に反対しているトルコは即座に反発した。 スウェーデン警察は、言論の自由を保護する観点から抗議活動を許可していたが、「民族集団に対する扇動」の容疑で男の捜査を開始した。 トルコのハカン・フィダン(Hakan Fidan)外相はツイッター(Twitter)で、コーランを燃やすのは「卑劣だ」と非難。「表現の自由を口実にした反イスラム行為を許可するのは容認できない」「このような悪質な行為を見て見ぬふりする
トルコ・イスタンブール沿岸に到着したウクライナ産穀物の輸出再開第1便となる貨物船「ラゾニ」(2022年8月2日撮影)。(c)OZAN KOSE / AFP 【8月3日 AFP】ウクライナからの穀物輸出再開の第1便となる貨物船が2日、トルコ・イスタンブール沿岸に到着した。 輸出は、ロシアによる黒海(Black Sea)封鎖の解除を定めた国連(UN)仲介の合意に基づき再開された。 貨物船「ラゾニ(Razoni)」はトウモロコシ2万6000トンを積んでレバノンのトリポリ(Tripoli)へ向かっている。ロシアとウクライナの当局者を含むチームが3日、イスタンブール沖で積み荷の検査を行う。 ウクライナ政府によると、さらに16隻以上の穀物貨物船が出港を待っている。 同政府は、ロシアが占領地域で穀物を盗み、シリアをはじめとする中東・アフリカの同盟国へ輸送していると非難もしている。(c)AFP/Dmytr
爆発の犠牲者に花をささげる人々=14日、イスタンブール /Burak Kara/Getty Images (CNN) トルコ警察は14日、最大都市イスタンブール中心部で起きた爆発の容疑者として逮捕された女性について、少数民族クルド人の武装勢力の訓練を受けたシリア人だと発表した。 警察によると、容疑者は攻撃を実行するため、シリア北部アフリンから書類なしで入国していたという。 当局者らは1200カ所の防犯カメラを調べた結果、容疑者のルートを断定した。現場に爆弾を仕掛けた後、タクシーで走り去ったとされる。警察によると、この事件ですでに46人が拘束された。 警察の発表に先立ち、ソイユ内相は現場での記者会見で、トルコからの分離独立を掲げる非合法クルド人武装組織「クルディスタン労働党(PKK)」と、関連組織「民主統一党(PYD)」による犯行の可能性が高いと述べていた。 警察によると、容疑者は調べに対し
トルコ・アンカラでの行事に出席したレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2022年8月30日撮影、資料写真)。(c)Adem ALTAN / AFP 【9月6日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は6日、欧州で起きているエネルギー危機は、ウクライナ侵攻を理由としたロシアに対する制裁が原因であるとの見方を示した。 ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は5日、ロシア産天然ガスをドイツへ供給するパイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」が停止したことについて、「わが国に科された制裁」が要因と主張しており、エルドアン氏はロシアに同調した形だ。 エルドアン大統領は欧州のエネルギー危機について、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が意趣返しを行っていると示唆
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