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  • ポンペイの噴火から逃げる親子像、DNA鑑定したら赤の他人だった - ナゾロジー

    古代ローマの都市である「ポンペイ」は、西暦79年に起きたヴェスヴィオ山の大噴火で滅びました。 このポンペイの遺跡で有名なのが、火砕流で生き埋めになった市民たちの様子が火山灰の層に空洞となって残っており、ここに石膏を流し込むことで当時の様子が再現できたことです。 例えば、「母が子供を覆い隠して守ろうとする親子像」は有名であり、多くの人がその親の愛情と親子を襲った悲劇に心を打たれました。 しかし最近、ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology)に所属するアリサ・ミトニック氏ら研究チームが、その推察が全くの間違いだったことを示しました。 DNA鑑定により、その2人は親子ではなく、赤の他人であり、しかも母親だと思われていた人物は男性だったと分かったのです。 研究の詳細は、2024年11月7日付の学

      ポンペイの噴火から逃げる親子像、DNA鑑定したら赤の他人だった - ナゾロジー
    • 【吸血コウモリをランニングマシンで走らせる】「吸った血」の代謝メカニズムが明らかに - ナゾロジー

      なんとも奇妙で愉快な実験が行われました。 それが「吸血コウモリを」をランニングマシンで走らせるという実験です。 まるでモンハンのティガレックスを彷彿とさせる姿ですが、なぜこんな実験を行ったのでしょうか? カナダのトロント大学(University of Toronto)に所属するケネス・C・ウェルチ氏ら研究チームは、この実験から、血液を主な食事とする吸血コウモリが、血液からどのようにエネルギーを得ているか(代謝のメカニズム)が明らかになったと語ります。 吸血鬼は一体どの様に、他者から吸った血液をエネルギーにしているのでしょうか? 研究の詳細は、2024年11月6日付の学術誌『Biology Letters』に掲載されました。 目次 実は「歩いたり走ったりするのが得意」な吸血コウモリ吸血コウモリはどのようにエネルギーを得ている?ランニングマシン実験より、吸血コウモリの血液の代謝方法が明らかに

        【吸血コウモリをランニングマシンで走らせる】「吸った血」の代謝メカニズムが明らかに - ナゾロジー
      • 数時間でシシャモ1000万匹がタラ250万匹の群れに食われる「史上最大の捕食イベント」を確認 - ナゾロジー

        わずか数時間のうちに1000万匹以上のシシャモが姿を消す… そんな神隠しのような出来事がノルウェー沖で確認されました。 米マサチューセッツ工科大学(MIT)とノルウェー海洋研究所(IMR)の研究によると、これはシシャモの大群が約250万匹のタラに遭遇したときに起こったもので、研究者は「これまでに記録された史上最大規模の捕食イベントだ」と評しています。 しかしそんな短時間で大量のシシャモが食べられるとすると、種の存続に支障はないのでしょうか? 研究の詳細は2024年10月29日付で科学雑誌『Communications Biology』に掲載されています。 目次 シシャモは全長数十キロにおよぶ大群を作る!数時間で1000万匹が食べられていた! シシャモは全長数十キロにおよぶ大群を作る! 今回、大量消失が確認されたのはノルウェー沖に分布する「カラフトシシャモ(学名:Mallotus villo

          数時間でシシャモ1000万匹がタラ250万匹の群れに食われる「史上最大の捕食イベント」を確認 - ナゾロジー
        • 男性と女性では「ダイエットのために食べるべき栄養素」が違うとの研究結果

          男女で代謝が異なることに注目した研究により、男性は炭水化物から、女性は脂肪からエネルギーを摂取した方が、減量に成功しやすい可能性があることがわかりました。 Modeling sex-specific whole-body metabolic responses to feeding and fasting - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0010482524011090 Should men and women eat different breakfasts to lose weight? | Waterloo News | University of Waterloo https://uwaterloo.ca/news/media/should-men-and-women-eat-di

            男性と女性では「ダイエットのために食べるべき栄養素」が違うとの研究結果
          • 若者に知られていない大友克洋作品、作者の意向でほぼ絶版&電子書籍もないので「語り継ぐ」人がいなくなったら本当に消えてしまう?

            鈴木淳也 @JunyaTheSphere ■大友克洋研究 Otomo Katsuhiro Researcher/Archivist【goo.gl/Qfwmy】■RUSH mania【元『beatleg』writer/ goo.gl/pTiSk (休業)】■ラーメン愛好家■杖■Molecular biology■マキシマリスト interq.or.jp/blue/junya/ 鈴木淳也 @JunyaTheSphere マンガ家大友克洋が忘れられてるのは、大友さん自身がマンガを描かなくなってしまったり、「本の大きさは獲得した権利」といって文庫版を出さなかったり、2007年にアキラ以外を絶版にしたり、「俺は紙に印刷される前提で描いてるんだから電子化はしない」と電子化を拒んだりと、美学を貫いた結果。つら 2024-10-26 18:32:20

              若者に知られていない大友克洋作品、作者の意向でほぼ絶版&電子書籍もないので「語り継ぐ」人がいなくなったら本当に消えてしまう?
            • Google DeepMindがAIですべての生命分子の構造と相互作用を予測できる「AlphaFold 3」をオープンソース化、科学的発見と創薬の加速へ

              Google DeepMindが2018年に開発した、アミノ酸の配列情報からタンパク質の立体構造を予測するAI「AlphaFold」は、多くの重要な分野での研究を加速させることを目的に、2021年にオープンソース化されました。2024年5月にはより多くの生命分子の構造と相互作用を予測できるAIモデル「AlphaFold 3」をリリースし、当初は完全なモデルを公開していませんでしたが、前モデルに続いてAlphaFold 3もオープンソース化しました。 AI protein-prediction tool AlphaFold3 is now open source https://www.nature.com/articles/d41586-024-03708-4 タンパク質は筋肉の収縮・血液の輸送・光の感知・食物のエネルギー変換など、ほぼすべての生物学的プロセスに関連する物質ですが、人間が発

                Google DeepMindがAIですべての生命分子の構造と相互作用を予測できる「AlphaFold 3」をオープンソース化、科学的発見と創薬の加速へ
              • 火山灰に埋もれた親子の遺体→実は他人同士だった 古代都市ポンペイの遺体をDNA解析 歴史の誤りが判明

                このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 イタリアのフィレンツェ大学や米ハーバード大学などに所属する研究者らが発表した論文「Ancient DNA challenges prevailing interpretations of the Pompeii plaster casts」は、古代都市ポンペイの火山噴火で埋没した人たちに関する歴史が、DNA分析により書き換えられることとなった研究報告である。 西暦79年、イタリア南部のヴェスヴィオ山が噴火し、小さなローマの町ポンペイとその住民たちを埋没させた。このポンペイ噴火は灰の層で全てを覆い、多くの遺体を保存することとなった。19世紀には考古学者た

                  火山灰に埋もれた親子の遺体→実は他人同士だった 古代都市ポンペイの遺体をDNA解析 歴史の誤りが判明
                • 光合成活性を持つ葉緑体を動物細胞に移植することに成功 ―光合成可能な動物細胞作製の突破口を開く―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科

                  東京大学 理化学研究所 東京理科大学 早稲田大学 科学技術振興機構(JST) 発表のポイント ◆藻類から光合成活性を持つ葉緑体を取り出し、ハムスターの培養細胞内に移植することに成功しました。移植した葉緑体は、少なくとも2日間はハムスター培養細胞内で光合成活性を保持していました。 ◆今回開発した葉緑体移植法は、従来の導入機械や物理的手法を用いずに、動物細胞内に葉緑体を導入できる利点があります。 ◆今回開発した葉緑体移植法は、光合成能を持たない動物細胞に一時的に光合成能を付与できる技術であり、光合成可能な動物細胞を作製するための重要な基盤技術になります。 光合成活性のある葉緑体を持つ動物細胞の作製 概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の松永幸大教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの豊岡公徳上級技師、東京理科大学教養教育研究院の鞆達也教授、早稲田大学教育・総合科学学術院の園池公毅教授ら

                    光合成活性を持つ葉緑体を動物細胞に移植することに成功 ―光合成可能な動物細胞作製の突破口を開く―|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科
                  • 犬に語りかける時は少しゆっくり話すのがベストであることが研究で明らかに

                    犬に話しかける時、普段よりも声色を変えたり、赤ちゃん言葉を使ったりする人がいます。ジュネーブ大学の行動生態学者であるエロイーズ・デュー氏らの研究チームが、犬とのコミュニケーションに適した話し方についての論文を発表しました。 Dog–human vocal interactions match dogs’ sensory-motor tuning | PLOS Biology https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3002789 Science Says You’ve Been Talking to Your Dog Completely Wrong https://www.inverse.com/science/pet-science-dog-talk-slow 研究チームは、YouTub

                      犬に語りかける時は少しゆっくり話すのがベストであることが研究で明らかに
                    • Identity of casts of victims at Pompeii not all they seem, research suggests

                      It is a tragic moment, frozen in time: a family of four shelters beneath a staircase as ash and pumice rains down on Pompeii. But scientists studying DNA of the victims say this famous scene is not what it seems: the “mother” of the group is actually a man. When Mount Vesuvius erupted in AD79, the Roman town of Pompeii was destroyed, and its remaining inhabitants were buried beneath a thick blanke

                        Identity of casts of victims at Pompeii not all they seem, research suggests
                      • Generative AI’s Act o1

                        Two years into the Generative AI revolution, research is progressing the field from “thinking fast”—rapid-fire pre-trained responses—to “thinking slow”— reasoning at inference time. This evolution is unlocking a new cohort of agentic applications. On the second anniversary of our essay “Generative AI: A Creative New World,” the AI ecosystem looks very different, and we have some predictions for wh

                          Generative AI’s Act o1
                        • 鳥は鳴き声でいろんな音声コミュニケーションをしている

                          カラスは声を出して数を数えることができることが研究でわかっているように、鳥も高い知能を持つ事例があります。長らく、「鳥がしゃべる」などありえないと考えられてきましたが、鳥の発声についての研究によって、鳴き声によって音声コミュニケーションを図っていることがわかってきています。 How Scientists Started to Decode Birdsong | The New Yorker https://www.newyorker.com/magazine/2024/10/21/how-scientists-started-to-decode-birdsong オーストリアにあるコンラート・ローレンツ行動・認知研究センターの所長で生物学者・鳥類生態学者のソニア・クラインドルファー氏は、ペンシルバニア大学の学部生だったころ、「鳴禽類はオスが鳴き、メスは鳴かない。メスが鳴いたとしたらなにかの

                            鳥は鳴き声でいろんな音声コミュニケーションをしている
                          • 顔ダニは「人体との融合」に向けて進化し始めていた! - 科学ニュースメディア!ナゾロジー

                            大丈夫、あなただけではありませんから… デモデックス・フォリクロルム(Demodex folliculorum)は、ヒトを唯一の生息地とするダニの一種です。 食事から交尾、出産、死に至るまで、すべてのライフサイクルが人体の皮膚上で展開されます。 このようにD. フォリクロルムは人間に依存して生きていますが、英レディング大学(University of Reading)の2022年のゲノム研究によると、彼らは近縁種のダニには見られない驚きの変貌を遂げ始めています。 なんとD. フォリクロルムは不要な遺伝子や細胞を切り捨て、「外部寄生」から「内部共生」への進化を進めていたのです。 D. フォリクロルムはやがて、人体と融合し、私たちと一体化するかもしれません。 研究の詳細は2022年6月21日付で科学雑誌『Molecular Biology and Evolution』に掲載されています。 Sk

                              顔ダニは「人体との融合」に向けて進化し始めていた! - 科学ニュースメディア!ナゾロジー
                            • AlphaFold 3がオープンソース化 – Google DeepMindが創薬革命の扉を開く - イノベトピア

                              Last Updated on 2024-11-12 07:42 by admin Google DeepMindは2024年11月11日、タンパク質構造予測AI「AlphaFold 3」のソースコードとモデルウェイトを学術利用向けに公開した。この発表は、開発者のDemis HassabisとJohn Jumperが2024年ノーベル化学賞を受賞してから数週間後の予期せぬものとなった。 AlphaFold 3は、タンパク質、DNA、RNA、低分子間の複雑な相互作用をモデル化する能力を持ち、従来の物理ベースの手法を上回る予測精度を実現。原子座標を直接扱う拡散ベースのアプローチにより、分子モデリングにおける根本的な転換をもたらしている。 from:Google DeepMind open-sources AlphaFold 3, ushering in a new era for drug d

                                AlphaFold 3がオープンソース化 – Google DeepMindが創薬革命の扉を開く - イノベトピア
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