Google Cloudが2023年8月3日(現地時間、以下同)に発表した調査によると、2023年の第1四半期にクラウドで発生した侵害の5件に3件以上が、アクセス管理の不備を直接の原因としていた。 サイバー侵入原因のほとんどはアカウント認証情報が関係している 同社は「Threat Horizons Report」の中で(注1)、「同四半期にGoogle Cloudのインシデント対応チームが分析したクラウドに対する侵害の約55%は、脆弱(ぜいじゃく)なパスワードなどを原因とするものだった」と述べている。漏えいした認証情報を使った侵害はクラウドに対する侵害の7%を占めていた。 同レポートによると、その他のクラウドに対する侵害は設定ミスや機密情報を含むユーザーインタフェース、公開されたAPI、ソフトウェアの脆弱性を原因とするものだった。 Google Cloudの調査はサイバー環境全体における永