こんにちは、中途三年目の堀越です。 近頃、Scalaのコミュニティにおいて Functional Programming による実装テクニックを紹介する記事や発表を見たり聞いたりすることは珍しいことではなくなってきました。弊社にもたくさんの関数型ニキ*1が在籍しており、わたしも日々影響を受けています。 ということで、本日はわたしが所属するチームでの日々の Scala 開発における取組みや戦略をサンプルコード*2と合わせて紹介していきます。 高カインド型によるEffect型の抽象化 私達はドメイン駆動設計を実践しています。なのでドメインロジックはドメインの関心事に集中できるのが理想です。ドメイン層を抽象化し、特定の実行環境や技術的関心事に依存しない戦略として 高カインド型 を用いてEffect型を抽象化します。 インターフェース定義 例えば Repository のインターフェイスのは以下の