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  • 合成生物学のロボコン「iGEM」、日本の高校生チームが世界一 - 日本経済新聞

    合成生物学のロボコンとも言われる「iGEM」の2023年パリ大会で、日本の高校生チーム「Japan-United」が初出場で世界の頂点に立った。合成生物学は細胞内で働くタンパク質やDNAをロボットの部品のように捉え、様々な機能を持つ細胞を人工的に作り出す研究だ。iGEMに参加するチームは自由にテーマを選び、合成生物学で社会課題を解決するアイデアを発表する。卒業生は7万人を超え、関連したスタートア

      合成生物学のロボコン「iGEM」、日本の高校生チームが世界一 - 日本経済新聞
    • いつかはステーキ 培養中 肉は私がつくる 食サプライズ(1) - 日本経済新聞

      手のひら大の容器がびっしりと並ぶ。1つ取り出してのぞき込むと、ピンク色の液体に何かが浮かんでいる。「ウシの細胞を培養した肉です。今は1センチメートル角まで育てるのがやっと。ゆくゆくはステーキ肉の大きさにしたい」。東京大学の竹内昌治教授は「培養ステーキ肉」を2025年ごろまでに実現するという野望を抱く。日清食品ホールディングス(HD)との共同研究にも力が入る。果物や野草、昆虫を食べていた人類が肉

        いつかはステーキ 培養中 肉は私がつくる 食サプライズ(1) - 日本経済新聞
      • はやぶさ2全目標達成、次の小惑星へ 「地球防衛」探る - 日本経済新聞

        宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、探査機「はやぶさ2」のプロジェクトを30日付で解散し、追加のミッションを本格的に始めると発表した。2031年に別の小惑星への到達を目指す。小惑星の地球への衝突を避ける方策の検討などに役立てる。はやぶさ2については、小惑星「りゅうぐう」からの試料(サンプル)回収や分析など当初の目標を全て達成したとする審査結果をまとめた。29日の記者会見で、はやぶさ2の計

          はやぶさ2全目標達成、次の小惑星へ 「地球防衛」探る - 日本経済新聞
        • iPS臨床応用、「仲間割れ」の舞台裏は - 日本経済新聞

          iPS細胞の臨床応用で世界の先頭を走ってきた理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーが理研を辞め、再生医療界に衝撃が走った。目の難病治療薬の実用化へ向け、これまで組んできたベンチャー企業と手を切り、別のベンチャー企業トップとして再出発した。「仲間割れ」の背景をたどるとバイオ企業が抱える様々な課題も見えてくる。高橋氏はiPS細胞からつくった網膜の細胞(網膜色素上皮細胞)を使い、目の難病の一つで

            iPS臨床応用、「仲間割れ」の舞台裏は - 日本経済新聞
          • 医学版グーグルマップか タンパク質AI解析の衝撃 教えて山本さん!BizTechの基礎講座 - 日本経済新聞

            オリンピックが終わり、選手の頑張りに勇気づけられた人は多いと思います。同様に人類で取り組むべき新型コロナウイルス対策については、首都圏などの緊急事態宣言がまだ続いています。世界中が変異ウイルスの影響を受けており、感染拡大に対して科学的かつ冷静に対処する必要があります。そのためには政府首脳だけではなく、国民全員が科学への正しい理解を持ち続ける必要があります。ライフサイエンスやヘルスケアの分野で

              医学版グーグルマップか タンパク質AI解析の衝撃 教えて山本さん!BizTechの基礎講座 - 日本経済新聞
            • 夢の超電導、超高圧実験で再燃 冷却不要に迫る - 日本経済新聞

              電気が抵抗なく流れる超電導の分野で最近、研究者が色めき立っている。超高圧という特殊な条件下だが、これまでのように極低温に冷やさなくても超電導になる物質が見つかったからだ。これに続いて長く夢見られてきた「室温超電導」を実現すれば、送電網や公共交通機関、大型医療機器などに大きな変革をもたらすと期待が膨らんでいる。新たな超電導物質の突破口を開いたのはドイツの有名な研究機関、マックスプランク研究所だ。

                夢の超電導、超高圧実験で再燃 冷却不要に迫る - 日本経済新聞
              • クジャクの羽の色“構造色” 人工で再現 京大などが研究 | NHKニュース

                クジャクの羽やコガネムシの体の表面などに見られる光沢を持った独特な色を作り、極めて高い解像度で印刷することに成功したと京都大学の研究グループが発表しました。 クジャクの羽やコガネムシの体の表面に見られる光沢を持った独特な色は、層状に積み重なった微細な構造のものに光が反射することででき、「構造色」と呼ばれています。 研究グループでは、ポリエチレン袋などに使われる化合物に光を当てて材質を変化させたあと酢酸などに浸すことで、人工的に構造色を作り出すことができたということです。 そして、光の種類や当て方を変えて調整することで、さまざまな色や模様が表現でき、一般的な商業用印刷の40倍の解像度で印刷したり極めて薄いフィルムなどの素材に印刷したりすることに成功したということです。 伊藤特定助教は、紙幣の偽造防止などにも活用できるとしていて、「使う素材は安く特別な設備も必要ない。インクの代替としてもさまざ

                  クジャクの羽の色“構造色” 人工で再現 京大などが研究 | NHKニュース
                • 「人×テック」で労働拡張 ケインズ予言、生産性で誤算 成長の未来図 知で越える危機⑤ - 日本経済新聞

                  「日本はいずれ存在しなくなる」。米起業家のイーロン・マスク氏は5月、こんな物騒なツイートで人口減少に警鐘を鳴らした。労働力の減少が避けられないなら、それを補う存在が必要になる。マスク氏が率いる米テスラはヒト型ロボットを開発し、9月の試作品公開へ準備を急ぐ。英経済学者のケインズは1930年、「100年後には週15時間働けば十分な時代が到来する」と予言した。機械の導入による生産性の向上が未来の人々

                    「人×テック」で労働拡張 ケインズ予言、生産性で誤算 成長の未来図 知で越える危機⑤ - 日本経済新聞
                  • 風邪に抗菌薬は必要なし あなたの処方は大丈夫? - 日本経済新聞

                    医療の世界でも新しい研究が進み、情報は日々アップデートされている。同じ症例でも以前と今では治療法が違ったり、医師によって診断や処方が異なることもある。昨今、特に注目されているのが、「複数の疾患を抱える高齢者などに飲み切れないほどの薬が処方され、健康被害を起こす可能性がある『ポリファーマシー問題』」(病院勤務薬剤師の青島周一氏)だ。厚生労働省は2018年5月に「高齢者の医薬品適正使用の指針」を発

                      風邪に抗菌薬は必要なし あなたの処方は大丈夫? - 日本経済新聞
                    • 幻の粒子「マヨラナ粒子」の証拠か 東大など、量子コンピューターに応用も - 日本経済新聞

                      東京大学や京都大学などが、幻の粒子と言われる「マヨラナ粒子」が存在する証拠を見つけたと報告した。約90年前に存在が理論的に示されたが、まだ見つかっていない。実在すれば、計算エラーの少ない量子コンピューターの開発につながる可能性がある。マヨラナ粒子は1937年、イタリアの物理学者エットーレ・マヨラナによって理論的に提唱された。一般的な粒子には重さなどは全く同じで、電気的に反対の性質を持つ「反粒子

                        幻の粒子「マヨラナ粒子」の証拠か 東大など、量子コンピューターに応用も - 日本経済新聞
                      • 手術困難ながん、超音波で治療 ソニア・セラピューティクスが治験 - 日本経済新聞

                        手術が困難ながんを音の一種である超音波で治療する技術の実用化が迫っている。ニッセイ・キャピタルなどが出資する新興ソニア・セラピューティクス(東京・新宿)は切除できない膵臓(すいぞう)がんを対象に臨床試験(治験)を開始した。超音波は抗がん剤と比べ副作用が少ない。診断装置などで強みを持つ日本の技術を生かせる可能性もある。ソニア・セラピューティクスは東京女子医科大学や東北大学などの技術をもとに202

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                        • 冬眠で夢見る 永遠の命 医療への応用探る 時は金なり(4) - 日本経済新聞

                          突然の病気や体の衰え、不慮の事故――。生きている限り、誰しも最期を迎える。もし寝て過ごすように命が刻む時間を自在に操れたら、死という永遠の終わりが遠のくのだろうか。現代の科学では「できるわけがない」と笑い飛ばす夢物語だったとしても、科学技術の進歩が人々の心の中に「もしかしたらできるかも」という思いを芽生えさせているのも事実だ。大切な人を突然失っても、よみがえるのを楽しみにする。急病でも救命のため

                            冬眠で夢見る 永遠の命 医療への応用探る 時は金なり(4) - 日本経済新聞
                          • 温暖化で病原体に耐熱性 ヒトの「体温の盾」砕き感染 - 日本経済新聞

                            地球の温暖化が生物の存在を揺るがそうとしている。生態系の均衡が崩れるばかりか、気温が限界を超えるだけで生物のあるべき姿すら一変してしまう。人類も例外ではない。これまでの暮らしや文化の存亡にもかかわってくる。豪雨が街を襲い、山火事が木々を焼き尽くす。異常気象を伝えるニュースが世界を駆け巡る。「このままでは人類が危うい」。米ジョンズ・ホプキンス大学のアルトゥーロ・カサデバル博士はいう。恐れているの

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                            • 美しき「解」求め物流を最適化 数学を実社会に オプティマインド社長 松下健 - 日本経済新聞

                              当たり前をテクノロジーで支えることが使命だ――。だれが、いつ、どの順番でモノを運ぶのか。物流の効率化を目指す名古屋大学発のスタートアップ、オプティマインド社長の松下健(27)。数学的な美しさに魅了され、物流の「解」を求め続けている。オプティマインドが開発した配車管理システム「Loogia(ルージア)」。配送先の住所や荷物の量、時間指定などを入力すれば、配送ルートを自動的に計算する。実際に走った

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                              • 尿・血液でがん発見を実用化 ヒロツバイオや東芝など - 日本経済新聞

                                企業が尿や血液などの体液から、がんを早期発見する検査サービスに相次ぎ乗り出す。九州大学発のスタートアップが1月、尿を使って15種類のがんを探るサービスを始めた。東芝や東レは2021年以降に血液での実用化を急ぐ。体液検査は世界で開発が進んでおり、日本勢は精度の高さが強み。料金は現在の画像診断と同程度かそれよりも割安なケースが多い。がんの早期発見の手段がより身近になりそうだ。九大発スタートアップで

                                  尿・血液でがん発見を実用化 ヒロツバイオや東芝など - 日本経済新聞
                                • 9人怪死「ディアトロフ峠事件」 科学が迫る真相 - 日本経済新聞

                                  1959年1月23日、ロシアのエカテリンブルクにあるウラル工科大学の学生9人とスポーツ指導員1人のグループ計10人が、スキーと登山をしに厳寒のウラル山脈の大自然に分け入った。途中、1人が関節の痛みを訴えて引き返したが、23歳の工学部生イゴール・ディアトロフをリーダーとする一行は登山を続けた。のちに捜査員が現場で見つけたカメラフィルムや日記によると、彼らは2月1日、雪に覆われたホラート・シャフイル

                                    9人怪死「ディアトロフ峠事件」 科学が迫る真相 - 日本経済新聞
                                  • 沈黙のがん 難敵攻略のメッセージあった

                                    日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら がんの中でも命を落としやすい膵臓(すいぞう)がんを、血液検査でいち早く見つける技術を山梨大学などが相次いで開発した。膵臓がんは診断から5年後に生きている割合(5年生存率)が10%未満と、がん平均の62%を大きく下回る。症状がほとんどないまま病魔が進行し、気づいたときには治療が難しい。亡くなった人はここ10年間で5割も増えた。難敵に挑むには、早期発見の技術が鍵を握る。形勢不利の闘いに終止符を打てる...

                                      沈黙のがん 難敵攻略のメッセージあった
                                    • iPS細胞 ひざ関節の軟骨移植する臨床研究 京都大学が申請 | NHKニュース

                                      iPS細胞から軟骨の組織を作り、ひざの関節の軟骨が損傷した患者に移植する臨床研究の計画を京都大学のグループが国に申請しました。 現在は、ひじなど健康な別の部位の軟骨の細胞を手術で取り出して移植する治療法が行われていますが、患者の負担が大きいことなどが課題になっています。 京都大学iPS細胞研究所の妻木範行教授らのグループは、ヒトのiPS細胞から軟骨の組織を作り、ひざの関節の軟骨が損傷した患者に移植する臨床研究の計画を今月7日に、国に申請したと明らかにしました。 計画では、患者のひざにiPS細胞から作った軟骨の組織を移植する手術を行い、安全性や有効性を確認することにしていて、患者の負担を減らしながら関節が再び動かせるようになることを目指します。 審査は早ければ、来月にも始まる見通しで、グループは、国の了承が得られれば来年以降、患者への移植を始めるとしています。 iPS細胞から作った細胞や組織

                                        iPS細胞 ひざ関節の軟骨移植する臨床研究 京都大学が申請 | NHKニュース
                                      • 電池から電池をつくる EV普及、リチウム争奪戦に先手 - 日本経済新聞

                                        電池から電池をつくる試みが静かに始まった。大地に眠る様々な元素からつくりあげた電池を再び元に戻し、電池に仕上げる。各国が電気自動車(EV)の普及に力を入れ、元素争奪戦への焦りが背景にある。人類が初めて電池を手にしたのは1800年ごろ。リチウムイオン電池は現代のデジタル社会を支えるまでになった。電池の誕生から200年以上がたち、役目を終えた電池が新たな資源として重要な意味をもつ時代が訪れようとして

                                          電池から電池をつくる EV普及、リチウム争奪戦に先手 - 日本経済新聞
                                        • 山中伸弥氏、京大iPS研究所の所長退任へ 22年3月 - 日本経済新聞

                                          京都大学は8日、iPS細胞を発明した京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長が、2022年3月31日付で退任すると発表した。山中氏は10年の研究所設立から6期12年にわたり、所長を務めた。後任にはiPS細胞の再生医療への応用を進める高橋淳教授が就任する。山中氏は今後もiPS研に残り、基礎研究に取り組む考えだ。山中所長は06年にマウスのiPS細胞、07年にヒトのiPS細胞の作製を発表した。あらゆる臓器

                                            山中伸弥氏、京大iPS研究所の所長退任へ 22年3月 - 日本経済新聞
                                          • 「知の共有」世界で加速 新型コロナ論文、SARSの100倍 - 日本経済新聞

                                            新型コロナウイルス感染症に関する研究が世界で急速に増え、かつてない勢いで「知の共有」が進んでいる。感染拡大の阻止や治療法の探索に向けていち早く成果を公開する動きが広がり、「査読」と呼ばれる専門家の検証を受ける前に成果を発表する研究論文も目立つ。スピード重視の潮流に取り残されないよう、日本も対応を迫られる。新型コロナ関連の論文が4カ月で約1万本に――。文部科学省科学技術・学術政策研究所はこのほど

                                              「知の共有」世界で加速 新型コロナ論文、SARSの100倍 - 日本経済新聞
                                            • デジタル時代、日本の研究投資見劣り 勢い増す米IT5社 チャートは語る - 日本経済新聞

                                              日本企業が研究開発で他国企業に引き離されている。IT(情報技術)大手がけん引する米国企業が研究開発投資をここ5年で2割増やしたのに対し、日本は1割増にとどまった。日本勢の開発費は欧州や韓国のライバル企業に比べても見劣りする。日本企業も資金を積み増して新技術の開発に向かわなければ、デジタル時代の競争力を失いかねない。人工知能(AI)を使う自動運転や、あらゆるモノがネットにつながるIoTのサービス

                                                デジタル時代、日本の研究投資見劣り 勢い増す米IT5社 チャートは語る - 日本経済新聞
                                              • 「超計算」答えは一瞬 量子コンピューターが変える世界 時は金なり(1) - 日本経済新聞

                                                あなたが職場や家庭、日常生活や人生で「すんなりといかない」と感じたら、たいてい同じ問題が横たわっている。選択肢やその組み合わせがあまりに多く、どれを選べばいいのか答えが見つからない難題だ。科学技術が進歩した現代でも、どうやっても解けない問題が社会には数多く潜んでいる。そこに一筋の光が差し込んだ。人類がいまだ経験したことのない強大な計算能力をもつ「量子コンピューター」の誕生だ。最新の研究では、最先

                                                  「超計算」答えは一瞬 量子コンピューターが変える世界 時は金なり(1) - 日本経済新聞
                                                • 超高層ビル、1000メートルに届くか 地震国・日本では? くらしの数字考 - 日本経済新聞

                                                  日本一高い超高層ビルが東京で今秋開業する。高さは東京タワーに匹敵する約330メートル。しかし世界には828メートルと2.5倍以上高い「超々」高層ビルもある。なぜそんなに違うのか。眼下に東京タワーの展望台「まさに東京タワーを見下ろす感じ。今まで見たことがない姿に感動を覚えた」。オフィスや住宅などの複合施設「麻布台ヒルズ」(東京・港)の超高層ビルを建設している清水建設・構造設計部2部長の中川健太

                                                    超高層ビル、1000メートルに届くか 地震国・日本では? くらしの数字考 - 日本経済新聞
                                                  • 0.4秒 脳力が勝負を分かつ ブレインテックで鍛える 学びのカタチ(4) - 日本経済新聞

                                                    長らく日本の情報通信技術を支えてきたNTT厚木研究開発センタ(神奈川県厚木市)。ここの地下にプロ野球球団顔負けの室内練習場があった。足を踏み入れると、乾いた球音が気持ちいい。マウンドに立つピッチャーと対峙するバッター。よく見るとどこか奇妙だ。2人ともユニホームではなく全身黒タイツのような装い。額からつま先までセンサーとゴーグルが計18個ついている。位置情報や加速度のデータから、打ったり投げたりす

                                                      0.4秒 脳力が勝負を分かつ ブレインテックで鍛える 学びのカタチ(4) - 日本経済新聞
                                                    • 「第4次産業革命で環境問題を解決」吉野彰氏 旭化成名誉フェロー - 日本経済新聞

                                                      リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受けた旭化成名誉フェローの吉野彰さん(72)。イノベーションによって地球環境問題を解決することが重要と訴えます。吉野彰氏(よしの・あきら) 1948年1月生まれ、大阪府吹田市出身。京大院修了後、旭化成に入社。リチウムイオン電池を開発した功績で2019年ノーベル化学賞受賞。17年から同社名誉フェロー。名城大特別栄誉教授、産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同研究センター長などを兼ねる。

                                                        「第4次産業革命で環境問題を解決」吉野彰氏 旭化成名誉フェロー - 日本経済新聞
                                                      • 「100京分の1秒」精度で放射光を制御 分子研の施設活用 - 日本経済新聞

                                                        九州シンクロトロン光研究センターなどの研究チームは物質の構造などを解析する放射光を数アト(アトは100京分の1)秒の精度で制御する技術を開発した。分子科学研究所の極端紫外光実験施設「UVSOR(ユーブイソール)」を使い、持続時間が数フェムト(フェムトは1000兆分の1)秒の放射光パルスを数アト秒の時間差で照射できることを確認した。高速で動作する電子デバイスの開発などに役立てる。放射光はほぼ光速

                                                          「100京分の1秒」精度で放射光を制御 分子研の施設活用 - 日本経済新聞
                                                        • スパコン級計算、クラウドで 創薬研究など「安く速く」 Next Tech 2050 - 日本経済新聞

                                                          科学分野のデータ分析に必要な計算資源を、クラウドを活用して確保する取り組みが加速している。米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのIT(情報技術)大手が提供するクラウド技術は場所を問わずスーパーコンピューター並みの計算ができる。計算資源を自前で持つよりも費用や計算時間で有利だ。2050年には全ての研究者が計算資源を気にせず研究に打ち込めるかもしれない。「計算速度が7倍になり、コストは60%

                                                            スパコン級計算、クラウドで 創薬研究など「安く速く」 Next Tech 2050 - 日本経済新聞
                                                          • アキレスけん iPS細胞で回復 ラットで成功 京大などのグループ | NHKニュース

                                                            ヒトのiPS細胞から骨と筋肉をつなぐ「けん」の細胞を作製し、アキレスけんが傷ついたラットに移植して歩く機能を回復させることに成功したと京都大学などのグループが発表しました。 これは京都大学iPS細胞研究所の池谷真准教授らのグループがオンラインで会見を開いて発表しました。 骨と筋肉をつなぐ「けん」は再生能力が低く、傷ついた場合に治療が難しい組織とされ、体の別の組織を使ったこれまでの治療法も合併症のリスクがあることなどが課題となっています。 グループは、ヒトのiPS細胞から作り出した「けん」の細胞300万個をアキレスけんが断裂したラットに移植して変化を調べました。 その結果、移植をしていないラットは歩く際に足のかかとにあたる部分が低く下がった状態となっていましたが、移植したラットでは、2週間後にはかかとの位置が2倍ほど高くなり、健康なラットと同じ程度まで回復したということです。 さらに、回復し

                                                              アキレスけん iPS細胞で回復 ラットで成功 京大などのグループ | NHKニュース
                                                            • コロナ、子どもは重症化しにくく 細胞の仕組みにカギ 学校休校の効果乏しく - 日本経済新聞

                                                              子どもは新型コロナウイルスに感染しにくく、感染しても重症化はまれ――。大人に比べて子どもの感染報告が少ない理由が明らかになってきた。細胞の仕組みに鍵があるとされる。感染が再び増える「第2波」が懸念されるなか、専門家からは「感染拡大を防ぐための休校措置は効果が乏しい」との声も出ている。子どもの感染率が低いとの報告は、国内外から相次いでいる。日本の厚生労働省によると、7月1日時点で1万8512人の

                                                                コロナ、子どもは重症化しにくく 細胞の仕組みにカギ 学校休校の効果乏しく - 日本経済新聞
                                                              • 予想裏切るノーベル物理学賞、存命ならホーキング氏も? 科学記者の目 編集委員 小玉祥司 - 日本経済新聞

                                                                10月6日に発表されたノーベル物理学賞のテーマは前評判が高かったブラックホールだったが、受賞者の顔ぶれは大方の予想を裏切るものだった。ブラックホールを初めて撮影した国際研究チームからは誰も選ばれず、理論の基礎を作った英国オックスフォード大学名誉教授のロジャー・ペンローズ博士と先駆的観測をした米独の2博士に贈られる。ペンローズ博士の研究は車椅子の博士として有名だったスティーブン・ホーキング博士と協

                                                                  予想裏切るノーベル物理学賞、存命ならホーキング氏も? 科学記者の目 編集委員 小玉祥司 - 日本経済新聞
                                                                • 「量子暗号」世界で競争激化 東芝、実用化で先陣 - 日本経済新聞

                                                                  究極の暗号技術といわれる「量子暗号通信」が実用段階に入った。東芝は2020年度に金融機関などを対象に米国で通信サービスを始める。通信設備を巡る中国の華為技術(ファーウェイ)の問題などもあり、安全確保への関心は高く、国際的な開発競争となっている。中国が国を挙げた取り組みを進めるが、日本には数十年にわたる基礎技術の積み重ねがあり、それを生かす戦略が問われている。【関連記事】東芝、量子暗号通信サービス開始 まず米国で20年度「20年は量子技術の市場ができる『元年』になる」――。研究者だけでなく、企業や支援する政府の関係者も注目している。この分野で先陣を切るのが量子暗号通信だ。量子暗号通信は守りたい情報を暗号化したり、解読したりするための「鍵」を工夫したものだ。光の粒である「光子」の特性を利用して送ると、だれかが鍵の情報を盗もうとした際、その痕跡が分かる。暗号の不正な解読は不可能とされる。東芝の強

                                                                    「量子暗号」世界で競争激化 東芝、実用化で先陣 - 日本経済新聞
                                                                  • カーナビなのに画面なし 「視覚優位」の常識に挑む - 日本経済新聞

                                                                    「見た目が同じパテとドッグフードを食べて区別できるか」。こんな実験を米国で実施したところ、誰一人当てることができなかった。しかしソムリエのようなプロならば、見た目に引きずられることはないだろう。そこでソムリエに赤ワインと白ワインをわたしてみた。白ワインは食紅を混ぜた「にせもの」だったが、ソムリエは両方とも赤ワインを飲んだような感想を述べたという。これは脳科学とマーケティングを融合したビジネス書

                                                                      カーナビなのに画面なし 「視覚優位」の常識に挑む - 日本経済新聞
                                                                    • ネズミ体内で人の臓器 文科省、東大のiPS研究了承 - 日本経済新聞

                                                                      文部科学省の専門委員会は24日、東京大学のチームが申請をしている動物の体内で人の臓器を作る国内初の研究計画について、実施することを大筋で了承した。同省は、動物の体内で人の臓器を育てる研究を禁止していたが、3月に関連指針を改正し条件付きで解禁した。ネズミなどの小型動物の体内で人の細胞の臓器が正常にできれば、将来は人間の臓器の大きさに近いブタやサルを使い、実際の移植に使える可能性がある。糖尿病など向

                                                                        ネズミ体内で人の臓器 文科省、東大のiPS研究了承 - 日本経済新聞
                                                                      • 川崎重工など国産手術ロボ、続々登場 「ダビンチ」追う - 日本経済新聞

                                                                        手術支援ロボットが本格的な普及期を迎えた。日本市場は米インテュイティブサージカルの「ダビンチ」が約20年間にわたってほぼ独占してきたが、川崎重工業やアイルランドのメドトロニックといった企業も参入してきた。手術の対象もがんに加えて整形外科やカテーテル(医療用細管)治療などへ広がっている。ロボット開発や利用の現場を追った。「患者の立場から見れば、選択肢が増えるのは良いことだ。引き続き選ばれる存在で

                                                                          川崎重工など国産手術ロボ、続々登場 「ダビンチ」追う - 日本経済新聞
                                                                        • 武田と京大など、iPS細胞実用化で新会社 開発を迅速化 - 日本経済新聞

                                                                          武田薬品工業と京都大学は10日、iPS細胞を使った治療法を開発する新会社を設立したと発表した。両者の研究成果の一部を移転し、専門技術者を集めて実用化に向けた開発も迅速化する。心不全の治療法開発などを目指す。iPS細胞を使う治療法は既存の薬では難しい根本治療につながる可能性がある一方、商業化には安全性の確保などがハードルとなる。新会社オリヅルセラピューティクス(京都市)は武田と、ノーベル賞を受賞

                                                                            武田と京大など、iPS細胞実用化で新会社 開発を迅速化 - 日本経済新聞
                                                                          • 配線不要の電力供給 東大が磁界使い開発、IoT用に - 日本経済新聞

                                                                            東京大学の川原圭博教授らは17日、室内の様々な電子機器に配線を使わずに電力を送る技術を報道陣に公開した。部屋の壁や床に金属板を貼り付けて磁界を発生させ、専用の小型コイルで電力に変換する。スマートフォンを充電したり照明を付けたりできた。企業と協力し、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器の電源として実用化を目指す。川原教授の研究グループは、部屋の壁や床に貼り付けたアルミニウムの金属板に電気

                                                                              配線不要の電力供給 東大が磁界使い開発、IoT用に - 日本経済新聞
                                                                            • 慶応大学、脊髄損傷にiPS初移植 治療法に高まる期待 - 日本経済新聞

                                                                              慶応義塾大学の岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科学)らは14日、iPS細胞から作った細胞を脊髄損傷の患者に移植する世界初の手術をしたと発表した。計4人に移植する臨床研究の1例目で、経過は順調だという。1年かけて安全性や有効性を検証する。同日午前に開いたオンライン記者会見で、岡野教授は「やっと一例目の手術ができて、うれしく思う。様々な難関を乗り越え、ここまでやってこられた」と話した。

                                                                                慶応大学、脊髄損傷にiPS初移植 治療法に高まる期待 - 日本経済新聞
                                                                              • アスリート、勝利の神は腸内細菌 持久力向上の可能性 遺伝子ドーピング㊦ - 日本経済新聞

                                                                                遺伝子に小細工するだけで理想の肉体が手に入るなんて心配のしすぎだ――。そんな声も、この動物を前にしたらすぼんでしまうかもしれない。全身の筋肉が異様に発達している。どんなにエサを食べても、ここまでの体にはならない。ベルギーの肉牛「ベルジアン・ブルー」は、生まれつき遺伝子の一部が壊れ、筋肉の成長に歯止めがかからなくなった。ふつうの牛は遺伝子がミオスタチンというたんぱく質をつくり、筋肉細胞の育ちす

                                                                                  アスリート、勝利の神は腸内細菌 持久力向上の可能性 遺伝子ドーピング㊦ - 日本経済新聞
                                                                                • ミクロの医師が体内巡る 脳卒中や糖尿病、素早く治療 となりのロボ(4) - 日本経済新聞

                                                                                  脳内出血を起こした科学者を救うため、卓越した医療チームを極小化して体内に送り込み、治療する――。1966年製作の米SF映画「ミクロの決死圏」に描かれた空想の世界が、現実に近づいている。米マサチューセッツ工科大(MIT)のシュアンフ・チャオ准教授の研究チームは8月、脳血管に詰まった血栓を取り除くのに応用できるヘビ型の極小ロボットを開発したと発表した。世界で心臓病に次ぐ死因の第2位とされる脳卒中の治

                                                                                    ミクロの医師が体内巡る 脳卒中や糖尿病、素早く治療 となりのロボ(4) - 日本経済新聞

                                                                                  新着記事