電子書籍への思い 「電子書籍なんて。」 これが僕の考えだったんです。嫌、何時かは電子書籍に紙書籍が駆逐されるだろうとは思っていましたが、それでも最後まで抗いたいと思っていました。 その理由は、「読書というエンターテイメントを考えた時、紙媒体でないと味わえない事柄が多い。」と考えているからです。読書と言うエンタメは、目で字を追いながら想像(妄想)を膨らませるだけではない。 静かな空間、もしくはお気に入りの音楽を聴きながら、時には雑踏の音を聞きながら。手で紙の質を感じながら、本の匂いを嗅ぎながら、そして、たまにはお気に入りのお菓子の屑を零しながら、五感全てを用いて楽しむのが読書だと考えていたからです。 電子書籍は悪ではないが、紙媒体が電子になることにより、失うなにかも多い。 そう考えていたんです。そして、その考えは今でも変わっていません。 でもね、本好きならわかると思うんですけど、本ってとにか