The Apache Software Foundation(ASF)は10月14日(米国時間)、オープンソース の生産性ソフトウェア「Apache OpenOffice」プロジェクトが20周年を迎えたことを発表した。 Apache OpenOfficeはODF形式を採用するオープンソース の生産性スイートで、OSはLinux、macOS、Windowsなどに対応する。ワープロ「Writer」、表計算「Calc」、プレゼン「Impress」、ベクター、ベクタードロー「Draw」、数式エディタ「Math」、データベース管理「Base」の6種類のアプリケーションで構成され、言語は日本語を含む120以上の言語をサポートする。プロジェクトによると、累計のダウンロード数は3億に達しているとのこと。 Apache OpenOfficeの20年の歴史は複雑で、それまで「OpenOffice」として長く米
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-01-09 07:45 データベースは便利だ。レコードコレクションのリストの作成、クライアントや顧客に関する情報の保存、「マジック:ザ・ギャザリング」のカードの管理など、さまざまな用途に利用できる。大量の情報を保存する必要がある(そして、それらの情報を簡単に検索できるようにする必要がある)場合、データベースを使用すると、その作業の負担を確実に軽減することが可能だ。 「LibreOffice」オフィススイートを使用する(または使用する必要がある)場合、そうしたニーズに対応可能な強力なデータベースを作成できるデータベースツールが標準で搭載されている。新しいドキュメントやスプレッドシートの作成ほど簡単ではないかもしれないが、思ったほど難しくもない。 本記事では、LibreOfficeでデータベース
『LibreOffice Writerで書籍制作』という電子書籍をGitHubでリリースしました。もちろんLibreOffice Writerで執筆したので、PDFとODT版があります。GitHubにはPDFのプレビュー機能があるため、ダウンロードしなくても読むことができます! もともとはgihyo.jpのUbuntu Weekly RecipeでたまにLibreOfficeについて執筆しており、それをまとめて最新の情報に更新したものです。今後もLibreOfficeについて書くと思うので、たまに覗いてやってください。 内容はタイトルのとおりで、LibreOffice Writerで紙あるいは電子書籍を執筆するために必要な使い方を解説しています。縦書きにも横書きにも対応しています。長文作成はもちろんのこと、少しでもLibreOffice Writerを使う機会があるのであれば、何かしら役に
具体的どのような変更があったかは次項で説明します。 Calc 5.3から6.4までの間に変更があった関数 Calc 5.3から6.4までの間に変更があった関数は17個でした。具体的にどのような変更があったのか個別に見ていきましょう。 DURATION・DURATION_ADD・CONVERT・CONVERT_OOO・CONVERT_ADD Calc 5.3よりExcelに準じ、DURATION関数をPDURATION関数に、DURATION_ADD関数をDURATION関数に変更しました。 また従来のCONVERT関数をCONVERT_OOO関数に、CONVERT_ADD関数をCONVERT関数に変更しました。すなわちCONVERT_OOO関数とCONVERT_ADD関数は別物なので気をつけください。 EFFECT EFFECTIVE関数はCalc 5.3よりExcelと同じEFFECT関
先週リリースされたLibreOffice 6.4はすでにお使いでしょうか? リリースされたばかりのバージョンを使う気にはならないという気持ちもよくわかります。 それはさておき、リリースアナウンスやリリースノートにはありませんが、この6.4には日本語でお使いの方には大きな変更点があります。 6.3までは、デフォルトのフォントがWindowsではMS明朝/ゴシック、LinuxディストリビューションなどではIPA明朝/ゴシックでしたが、この6.4からはWindowsでは游明朝/ゴシック、LinuxディストリビューションなどではNoto Serif/Sans CJK JPになりました。ただしWindows(やmacOS)でもNoto Serif/Sans CJK JPをインストールすると最優先で使用されます。またNoto Sans CJK JPフォントは最新版(少なくとも2.001以降)をお使いく
これは LibreOffice Advent Calendar 2020 の20日目の記事です。 前の記事は nogajun さんの「XMLを表で編集したりCSVに書き出したいときはLibreoffice Calcの「XMLソース」を使えば一撃です」です。 PyCall.rb は Ruby から Python を利用するためのブリッジライブラリです。詳しくは下記を参照してください。 mrkn/pycall.rb: Calling Python functions from the Ruby language (2017) Ruby-Pythonブリッジライブラリ「PyCall」を使ってRubyでデータ分析をしよう! (1/3):CodeZine(コードジン) PyCall.rb 作者の mrkn さんによる解説記事 「Ruby PyCall LibreOffice」でググってみたところ、ま
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の24日目の記事です。なんと完走間近! 何年かやってますけど初めてです。うれしい。 さて今日のお話は、結論から先に書くと「こういうことできたらいいなー」と思ったら思いつきでも口走っておくと、行動力があるひとがなんか動いてくれていつのまにか実現したりするので、思慮浅く口走るの大事。って、内容です。むやみに長いです。 本題。タイトルのとおり、今年2019年は5月の25日、26日の両日、LibreOffice Asia Conference 2019(以下AsiaCon)というイベントを開催いたしました。 conf.libreoffice.jp タイトルの通り、アジアにおけるLibreOfficeの関係者がいろいろ集まっていろいろセミナーを行ったり議論したりなんだりするというものです。 これはなんどかいろんなところで書いた
sonota88/libreoffice-jruby-sample (tag: 20210102) https://github.com/sonota88/libreoffice-jruby-sample/tree/20210102 以前書いた↓これのアップデートと、「2021年初でも動きましたよ」という動作報告です。 JRubyでLibreOffice Calcのfodsファイルを読み書きするサンプル 2019 変更点 JRuby のバージョンアップ 9.2.9.0 → 9.2.14.0 機能追加: Sheet#used_row_index_max , Sheet#used_column_index_max 使用している範囲内の行・列の最大インデックスを取得 XDesktop.terminate() を使って終了するようにした サンプルファイルもリポジトリに追加 Docker 対応 その
どうもこんにちは。今年もあっという間に12月になってしまいました。クリスマスまで、また新しい年まで、あとちょっとですね。 ということでこのエントリーは、LibreOffice Advent Calendar 2019の初日ということになります。ちょっと今年は(例年以上に)エントリーが少なくて寂しいですね。皆さん今からでもぜひご参加を。 表題のとおり、LibreOffice Conference 2019 Almeríaに行ってきました。Almería(アルメリア)はスペイン南部にある素敵なリゾート地です。トマトが有名。 なお、表のレポートはgihyo.jpさんに掲載いただきました。 gihyo.jp ここではレポートに記載しなかったあれこれを。 2018年にも同じネタを書いたのですが、LibreOffice Conference(以下LibOCon、通称りぼこん)に限らず、海外のカンファレ
これは LibreOffice Advent Calendar 2019 の 3日目の記事です! ※ 2019-12-03 に書いた記事をブログから引っ越してきました TL;DR プログラムに入力として与えるデータの編集をどうするか問題 位置情報などはテキストで管理すると直感的に修正できなくて辛い LibreOffice Draw で編集して odg ファイルから情報を抜き出して使う方法を試してみたらいい感じだった 動機 プログラムに入力として与えるデータを用意したい ゲームのマップ、オブジェクトの配置など アルゴリズムや分析処理、作図ツールの検証に使うデータ etc. ちょっとしたものならプログラム内に直接書いたりテキストデータとして用意したり 「ちょっとした」で済まなくなってくると辛い 位置情報 構造が複雑 データが多い どう辛いか 直感的に編集できない 一度2Dのグラフィックに変換し
The LibreOffice Projectは8月5日(ドイツ時間)、オープンソースのオフィススイートの最新のメジャーリリースとなる「LibreOffice 7.0」を発表した。OpenDocument Format(ODF)1.3対応、Skiaグラフィックエンジン搭載など多数の大型機能が加わっている。 LibreOfficeは、OpenOffice(現「Apache OpenOffice」)のフォークとして2010年に立ち上がったプロジェクトで、The Document Foundationが開発母体となっている。ワープロ「Writer」、表計算「Calc」、プレゼンの「Impress」などのアプリケーションで構成され、Linux、macOS、Windowsなどに対応する。 LibreOffice 7.0は、2018年1月に公開されたLibreOffice 6.0に続く最新のメジャーリ
【小ネタ】Officeが入ってないLinuxなどのマシンでPowerPointファイルをスライド一枚ずつJPEGファイルに変換する方法 こんちには。 データアナリティクス事業本部 機械学習チームの中村(nokomoro3)です。 Officeが入ってないLinuxなどのマシンでPowerPointファイルをスライド一枚ずつJPEGファイルに変換する方法を紹介します。 手順 以下の手順で行います。 pptxファイルをpdfファイルに変換 LibreOfficeを使いました 実はLibreOfficeであればpptファイルをpptxにすることも可能です(便利!) pdfファイルの各ページをJPEGファイルに変換 Pythonでpdf2imageを使いました 動作環境 WSL(Ubuntu-20.04 LTS)で行います。 環境準備 環境準備は以下を実行すればOKです。 # pptxをpdfに変
序文 LibreOffice Baseを数年前からいじってますが、もともとスキルが高い人向けの説明が多く、解説本もWriterやCalcの説明にとどまっていたりで情報がとても少ないようです。予備知識ゼロだった私は最初にまず何をどうするのか全然わからない状態が長く続きました。 そんな中でも、断片的に理解できる内容をみつけては使っていたのですが、とりあえずサンプル的なもので簡単に解説してくれるものがないんだろうかと思っていました。 というわけで、とっかかりとして簡単な住所録を作ってみます。 そもそも難しいことや高度なことは出来ません。 インストールの作業は割愛です。 バージョンは出たばかりの7.0.0.3(2020/08/09時点)でやってみます。 1.データベースの選択
注意) このページのマクロは、Libreofficeの「マクロの実行」で動作させます。 LibreOfficeでPythonマクロを実行するには、 UbuntuのLibreOffice(MS Office互換性あり)でPythonマクロを使用する方法(超初級者向け) https://qiita.com/ty21ky/items/2c8b001363c8293198e2 を参照ください。 環境 Ubuntu Studio 17.10 LibreOffice6.0 よく考えたら、普通はPythonを知っているからLibreOffice Pythonマクロを始めるのであって、私のようにLibreOffice Pythonマクロを使うためにPythonを始めた初級者はいないか? 私はPythonを始めたばかりで、自分でプログラムをすべて最初から作ることが出来ません。 ネット上にサンプルプログラムが
Qt for WebAssembly: soffice
いやぁ,まいった。 私はただ LibreOffice の文書ファイルに電子署名を付与したかっただけなのに,大事になってしまった。 忘れないうちにメモしておく。 Ubuntu に LibreOffice を導入する方法としては,主に以下の3つがある。 APT を使ってインストールする Snap を使ってインストールする 公式サイトから deb パッケージ・ファイルを取ってきてインストールする。 これらはそれぞれ管理が独立しているため(あまりオススできないが)混在させることが可能である。 結論から言うと LibreOffice の全ての機能を支障なく使いたいなら公式サイトのパッケージを使いなはれ,である。 APT を使ってインストールする というか Ubuntu をインストールすると最初から入っている LibreOffice がこれである。 Ubuntu のアップデート・ポリシーに則って運用さ
こちらの年表をご覧になるとわかるように、LibreOfficeはOpenOffice.org(通称 OpenOffice)の後継プロジェクトです – クリックすると拡大します: 私たちは半年ごとに新しいメジャーバージョンをリリースしています – それではコミュニティと認定開発者が追加した数々の素晴らしい機能を見ていきましょう! 1. 相互運用性の改善 – .docx形式のエクスポート ワープロであるLibreOffice Writerは、Microsoft Officeで使われている .docx形式で文書をエクスポートできます。そのほかにも様々な相互運用性の改善が加えられています。(訳注:もちろん.docx形式だけでなく.xlsxや.pptxのエクスポートも可能ですし、再現性もOpenOffice.orgより段違いに向上しています。) 2. ノートブックバーUIを搭載 LibreOffic
The Document Foundationは1月29日(ドイツ時間)、オープンソースの生産性スイート最新版となる「LibreOffice 6.4」公開を発表した。 LibreOfficeは「OpenOffice」(現在の名称は「Apache OpenOffice」)からフォークしたプロジェクトとして2010年にスタートした、オープンソースの生産性スイート。ワープロの「Writer」、スプレッドシート「Calc」、プレゼンテーション「Impress」、図形「Draw」、データベース「Base」、数式エディタ「Math」、グラフ「Charts」などのアプリケーションで構成され、ドキュメントフォーマットとしてはODF(Open Document Formant)形式をサポートする。 LibreOffice 6.4は、2018年に初版が公開されたバージョン6系の最新安定版。コミットの75%はR
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