近年、銭湯ブームが起きているといわれているが、銭湯は数十年前から減少の一途をたどっている。それにともない銭湯の壁に絵を描く職人“銭湯絵師”の数も激減。現在では3人しか存在しない。 そんな状況の中、4人目の銭湯絵師を目指して修行に励む若き美女がいる。勝海麻衣、24歳。東京藝術大学大学院で学ぶ学生であり、現役のファッションモデルでもある。才色兼備を地でいく勝海さんはなぜ厳しい道を選んだのか。また、銭湯絵師の第一人者である師匠の丸山清人さんは勝海さんをどう見ているのか。お二人に話を聞いた。 プロフィール 勝海 麻衣(かつみ・まい) 1994年、東京都出身。医師の家庭に育ち、幼稚園から高校まで東京の名門・ 四谷隻葉に通う。小学2年生の時に見た銭湯絵で銭湯絵師を志す。高校卒業後、武蔵野美術大学に入学。在学中に空間演出デザインの勉強と平行してモデル活動開始。2018年には卒業後は東京藝術大学大学院へ(