――日本の女性歌手に対して“ディーヴァ”という言葉が使われるようになったのが、90年代半ばあたり。現在までにそのワードは一般的に浸透したが、歌姫のJ-POP界における立ち位置や社会に対する役割は、どのように変化してきたのか? 鹿野淳氏、水無田気流氏、磯部涼氏の三者が分析! (絵/河合 寛) ■アメリカの流行をパクる!? 黒人音楽系 90年代後半、同時代のUSヒップホップ/R&Bを導入したトラックの上でソウルフルに歌い上げたUA、CHARA、MISIA、birdなど。宇多田ヒカルもデビュー時はアリーヤの日本版のようだったが、その後は特殊路線を進んで迷走? (絵/河合 寛) ■輝かしい過去に未練はナシ! 脱90年代系 2000年代以降に新たな支持層を獲得した、90年代デビュー組。小室ファミリーから抜け出した安室奈美恵や、JUDY AND MARYという偉大な過去を払拭したYUKIなどは、今も人