「美学」の喪失─<芸術>の死後どこに行くのか? (このファイルは、2005年3月26日に、東京大学本郷キャンパスで開かれた美学会東部会で口頭発表したものの草稿です。自分では大変面白いものだと自信があるのですが、誰も「美学」に掲載させて欲しいと言ってこないので、ここに載せることにしました。) 前置き、あるいは美学の喪失 去る2月2日に吉岡健二郎先生が亡くなられた。密葬だったのでまだ知らない方もおられるかもしれない。私が京都大学文学部美学美術史学研究室に入った時の主任教授である。1975年のことだった。もう1つ、一昨日の3月二24日、私は満50歳になった。身体は全然元気だし頭の中身もさほど成長しきっていないのだが、それでもこれまで半世紀も生きて来たと思うと、やはりやや回顧的な気持ちにはなる。この2つの出来事に遭遇したことが、今日の美学会で「美学」そのものについて話をしてみようと思ったきっかけで
年末のボカロシーン、最大のヒットになりそうなのがこちらである。 2013年12月22日「マイナーだけどハイセンスなボカロ曲集」 VOCALONOBISを運営する_Gissy氏が作成した本作は22日0時に投稿されると、再生数は5日間で7万を超えた。メドレー形式の曲紹介動画としては驚異的な伸びだ。リスニング目的のノンストップメドレーならまだしも、あくまで曲の紹介動画である。これはちょっとした事件と見るべきだろう。本作はスムーズな導入や選曲、曲順、編集など何かと気が利いていて、尺は長いが飽きることはない。タイトルのつけ方も挑発気味で「ハイセンス」と主張されれば人は自分の耳で確かめて、難癖のひとつでも付けてみたくなるものである。売り文句は大事だ。 _Gissy氏の狙いとしてはまず第一に、埋もれている、あるいは埋もれつつある「ハイセンスなボカロ曲」を迅速に見つけるには、VOCALONOBISこそが最
こちらでは超ご無沙汰の東浩紀です。横のプロフ写真の娘も妙に小さいですしね……。 さて、今日は、福島第一原発観光地化計画展全体および第2会場の構成について記した文章を貼り付けておきます。思えば、カオス*ラウンジと梅沢和木について、ぼくがなぜ彼らを評価するのかまじめに文章を書いたのは、これが最初ではないかと。 展覧会は12月28日まで開催しています。チケット情報などはこちら(チケット販売数が妙に少ないのは再販売したからですw) → http://peatix.com/event/25973 会期終了まで時間もありませんが、かなり気合いの入った展示です。この文章を読み興味をもったら、ぜひご来場ください。 ■ 展覧会全体について 震災後、文学者になにができるか。「福島第一原発観光地化計画」はその結論のひとつである。事故後25年の2036年を目途に、福島第一原発事故跡地に観光客を動員しようという計画
15/4/23 昨今の諸々を踏まえて移管します。詳細は最新記事をご確認ください。ブックマークいただいていた方は変更をお願いします! 司会者「というわけで、いろいろ煽ってきましたマイ年間ベストのスペシャル企画をお送りします」 【予告的なツイート】先ほどアップした記事にも書きましたが、年間ベストは「10曲+α」「10枚+α」を複数回に分けて発表します。3日間隔くらいでアップしていく予定。そして全部発表し終わったタイミング(たぶんクリスマスくらい)で、スペシャル企画を公開予定です!お楽しみに! — レジー (@regista13) December 4, 2013 レジー「「今年の顔」といったらこの人しかいないと思うんだよね。というわけで、今回はtofubeatsのメールインタビューをお届けします」 司会者「ここまで発表してきたマイ年間ベストにも関連作品多数です」 レジー「選んでてtofubea
バンドマンの皆さんなら、必ず「バンド名を決める」場面に遭遇すると思います。 メンバーで話し合って決める、発言力の強いリーダーが提案する、くじで決める、辞書をめくりながら決める、色んなパターンがあるとは思いますが、その場のノリや思いつきで決めてしまうことも多いのではないでしょうか? 後悔しないために頑張って活動していると、将来有名になったりメジャーデビューの話が持ち上がったりするかも知れません。 そう言う時に、「しまった……。なぜバンド名を『ふんどしブラザーズ』にしたんだろう」などと後悔しないように。 また、情熱を注いでおこなうバンド活動だから、思いの詰まったバンド名にもしたいですよね。 今はインターネットで知ったり、CDショップで試聴して知ったりということが多いとは思いますが、ラジオでたまたま聴いて知ったという場合など、いかに覚えてもらえるバンド名かというのも重要な点かと思います。 では、
どうも、シンプルやかっこいいWebデザインよりも甘いガーリーテイストのWebデザインが好きなガリザワです。 女性向けのデザインをする時に、女性ファッション誌を参考にすることがあります。しかし一概に女性ファッション誌と言っても数多くありその発行されている雑誌の種類は100種類もあります。そんな中で、主な女性ファッション誌の傾向とデザインの分析をまとめてみました。 女性ファッション誌エディトリアルデザインに学ぶ 女性ファッション誌には、WEBデザインには無い女性デザインの雰囲気を感じれる、WEBサイトではあまり見かけないようなデザインパーツなんかも数多くあるので、デザインをするときに参考にしている。 特に女性向けのデザインをするときに、ターゲット層が細かく分けられており、そのターゲット層にあったデザインをする必要がある。その上でターゲット層に合った雑誌の傾向をまとめてみた。 (伊藤忠ファッショ
シンコペーションで“祭囃子”が聴こえる? 槇原敬之の名曲『世界に一つだけの花』が大ヒットしたワケ リアルサウンド 11月23日(土)22時2分配信 音楽プロデューサーの亀田誠治がJ-POPのヒット曲を分析するテレビ番組『亀田音楽専門学校』(NHK Eテレ)の第8回が11月21日、23時25分より放送された。 同番組は、亀田が校長、小野文惠NHKアナウンサーが助手を務め、毎回さまざまなアーティストがゲスト出演する全12回の教養番組。前回に引き続きゲスト講師には槇原敬之が登場、「フライングゲットのメロディー学」について講義した。 亀田はまず、“フライングゲット”という用語について「CDの発売日は毎週水曜日って決まっているんです。でもCDがお店に並ぶのは前の日の夕方。それを買っちゃうことをフライングゲットっていいます」と説明。今回は音の始まりをフライングさせるテクニックである「シンコペーショ
北米の民族音楽学者マントル・フッドは、1950年代末、「バイミュージカリティ」という概念を提唱し、民族音楽学的研究方法の一つとして、世界各地の異なる音楽を同時に身につけることを積極的に押し進めた。1970年代前半には、そうした北米の民族音楽学の影響のもと、東京芸術大学にジャワのガムランが導入され、それ以来、日本においてもガムランの演奏を楽しむ人々が増えてきている。異なる文化の音楽を実践することは、従来、ある「民族」に属するものとして音楽を捉えてきた民族音楽学の視点に大きな転換を促さざるを得ない。現在、私は、日本におけるジャワのガムランの実践の歴史を振り返りながら、「バイミュージカリティ」という概念が民族音楽学に対してもつ含意を再検討し、グローバリゼーションの時代において人々が音楽的アイデンティティの構築する過程を捉えるための新しい視点を探っている。 はじめに 私は、ここで、私自身が長年かか
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