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  • 『レクィエムの歴史―死と音楽との対話』 井上太郎 - initialsrのメモ帳

    レクィエムの歴史―死と音楽との対話 (平凡社選書) 作者: 井上太郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1999/01/01メディア: 単行 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る図書館。クラシック音楽史。著者も豪語(「あとがき」)しているように、レクイエムの歴史について格的にまとめた邦初の著作。グレゴリオ聖歌から20世紀以降の現代音楽までカバーしており、日人作曲家にもかなりの紙数を割いている。これだけ充実して、しかもコンパクトなものは海外でもそうそうお目にかからないだろう、その意味では労作といえる。 モーツァルト、ヴェルディ、フォーレの三大レクイエムはもちろん取り上げられているが、それよりも群小作曲家の知られざるレクイエムを取り上げ、積極的に解説してくれるのはマイナー作曲家好きとしては嬉しい。 スタンスとしては概ね客観的。ただグレゴリオ聖歌を基準にして、そこからの

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