日本でもメイクアップアーティストには男性が少なくないし、「化粧する若い男性」がメディアで取り上げられることも今に始まったことではない。また世界では化粧品の広告に男性が登場したり、トランスジェンダーの人をフィーチャーしたコスメラインが発売されたりと、化粧品業界は排他性をなくしつつある。だがそれでも、未だ化粧品売り場は女性のものだと思われる傾向が強く、外見が「女性」に見られない人にとっては行きやすい場所ではないかもしれない。 トランスジェンダーの人向けのメイクアップ講座を開いていたメイクアップアーティストが、そんな状況に危機感を感じて、ついに化粧品ブランドをスタートさせたという。 あなたは、買い物するときどんな基準で商品を選んでいるだろうか。もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。 企業や商品作りにおける考