このところ、岡田斗司夫さんが名付けた「評価経済」や、内田樹先生がよく取り上げる「贈与経済」が話題になっています。 あるところでは、「贈与経済」≒「評価経済」という認識も生まれつつあるようです。 ですが、「評価経済」はわからないのですが(充分読み込んでいないので)、「贈与経済」というものは、まったくバラ色ではないです。 と言うよりもむしろ、今ほとんどの人が感じている閉塞感は「贈与経済」から生じているんですよ。 端的に言えば、「贈与経済に戻ろう」は、「貨幣経済の拡張によって切り開かれた『自由』を諦め、血縁地縁関係に戻れ」という(新)復古主義宣言にすぎないです。 「そんなことは当たり前」と言う方は、以下の文章は読む必要はないです。 ですが、どうも多くの勘違いによって、バラバラな受け止め方をされているようなので、あえて「贈与経済」について書きます。 「贈与経済」を支える最も重要な力 「贈与経済」を