音の技術と音の文化が交差する 19世紀から現代に至るまで、音のメディアは、どう変容したのか? その歴史を詳らかにし、技術変化と文化の相互作用を論じる。 「まえがき」より 「音響メディアの歴史」とは,ただ単にある技術の進歩や展開だけを論じていく類のものではない。……ひとつの技術が音響メディアとして世に広まり,何らかの音の文化と結びついていくその過程を,時代や社会との関連から広く論じていくことになるだろう。 ●著者紹介 谷口文和 (たにぐち ふみかず) 京都精華大学ポピュラーカルチャー学部音楽コース講師。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程単位取得退学。 著書に『音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ』(共著,洋泉社,2005年),『メディア技術史―デジタル社会の系譜と行方』(分担執筆,北樹出版,2013年)など。 中川克志 (なかがわ かつし) 横浜国立大学大学院都市イノベーション研