みなさん「呪い」ってあると思います? …って、「何を唐突に…」と思われたかもしれませんね! でも、今日これから話題にしようと思っている澤村伊智さん著の小説『予言の島』を読み終わると「呪いって…あるよ…。」って思っちゃうんですよ。 予言の島 作者:澤村伊智 発売日: 2019/03/15 メディア: 単行本 以下、あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 舞台は瀬戸内海に浮かぶ「霧久井島」という曰く付きの島です。 かつて「宇津木霊子」さんという、一斉を風靡した霊能者がいました。 彼女は、オカルト番組の撮影のためこの島に訪れ、「怨霊に祟られている」と言います。 そして番組撮影中に体調を崩し、そのまま撮影は中止となります。 その後、宇津木霊子さんは病死するのですが、死の直前に、将来この島で6人が死ぬという予言を残すんです。 20数年後、物語の主人公である「雨宮純」さんは、職場