将棋の女流棋士、西山朋佳女流三冠(29)は22日、プロ棋士を目指して挑む「編入試験」五番勝負の最終局に臨みました。西山女流三冠は得意の戦型で挑みましたが敗れ、今回の試験でのプロ入りはなりませんでした。 西山女流三冠はプロ棋士との対局で好成績を挙げたことなどから、プロへの「編入試験」の受験資格を獲得し、去年9月から四段の若手棋士との五番勝負に臨んでいて、ここまで2勝2敗と合格に王手をかけていました。 最終局となる第5局は午前10時から大阪 高槻市の関西将棋会館で行われ、柵木幹太四段(26)が試験官として対局しました。 後手の西山女流三冠は得意とする「飛車」を横に動かす「振り飛車」の戦型をとって攻めの姿勢を見せますが、柵木四段の慎重な指し回しで「飛車」の動きを封じられるなど持ち味をうまく発揮できません。 終盤、西山女流三冠は持ち時間がなくなり、1手を60秒未満で指す「1分将棋」に追い込まれなが
