組織の枠を超えて多様な経験をマッシュアップすることの重要性が説かれるいま、改めて「アルムナイ=同窓会」に注目が集まっています。一度は志や文化を共にした仲間との仕事は、ゼロから関係構築する場合と比べて圧倒的に「話が早い」からです。 この「辞めずに残る」のでも「辞めてサヨナラする」のでもない、「辞めつつもサヨナラしない」というアルムナイによる第三の選択肢がもたらす価値は、組織パフォーマンスを向上させたい企業だけでなく、働く個人・社会にとっても大きいと言えるでしょう。 国内インターネット企業大手のヤフーも、2017年に「モトヤフ」という会社公式の同窓会組織をつくり、そこからイノベーションにつなげようとしています。ヤフーはどんな狙いをもってモトヤフを組織し、機能させるためにどんな工夫をしているのでしょうか。責任者である徳應和典さんにお話を伺いました。 経験豊富なOBOGと現役社員の接点の場に ——