コーラやサイダーといった人気商品を抱えながら、少子高齢化による消費層の減少などで2000年代半ばまで縮小傾向にあった炭酸飲料市場。全国清涼飲料工業会の統計によると、1990年代は生産量トップだった炭酸飲料だが、2001年にコーヒー飲料に逆転されてしまった。 そんな炭酸市場を再度活性化させたのが、カロリーゼロ※などを売り物にしたゼロ系炭酸飲料だ。2006年にサントリー食品(現サントリーフーズ)がペプシネックス、2007年に日本コカ・コーラがコカ・コーラ ゼロを発売するなど、各社が新商品を続々とリリースする“ゼロ戦争”が発生。その結果、2007年以降の生産量は5年連続で拡大することとなった。
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