半島の“外周”に「万里の長城」 エネチタは知多半島の“外周”に当たる半島北側から東側エリアに、今後5年で15~20店を集中出店する計画だ。外周で戦えば「ライバルは自分のところの戦いで忙しくなり、半島内へは来る暇がなくなるはず」(後藤社長)。 狙いは守りだけではない。知多半島の人口は60万人規模だが、外周のエリアにも同規模がある。「万里の長城」を築けば売上高も現状の約105億円から約300億円まで引き上げられると見込む。 エネチタの出店戦略やブランディング戦略は独特だ。まず店舗網のメッシュが細かい。例えば、リフォーム店についてはライバルの全国チェーンが知多半島に2店舗しかない中で、エネチタは4店舗も出している。店舗を増やせば、その分コストは増える。それでも後藤社長は「店舗数が多い方が、お客様が買ってくれる率が高くなるというデータがある。元は取れる」と強調する。 またライバルのような大型店では