長野県の阿部守一知事は25日、希望する全県職員を対象に「週休3日制」を来年度にも導入する方針だと明らかにした。子育てや介護での活用を想定しているが、各職員が週休3日制を選択する条件は定めない。県によると、都道府県では珍しい取り組みだという。 1週間や1カ月など一定期間の総労働時間を維持し、別の勤務日に労働時間を振り向ける。総労働時間は変わらないため、給与に影響はない。原則全職員が対象だが、交代制の看護師や年度ごとの任用職員など導入が難しい場合もあり、職場の状況に応じて検討する。県は導入に向け、早ければ県議会11月定例会で条例改正を目指す。