マイクロソフトが企業市民活動への取り組みを継続している。 経済環境が悪化するなかで、現業に直接関係ない分野への投資は抑制される傾向にある。マイクロソフトはその姿勢を変えようとはしない。 教育分野におけるIT活用支援、ITを活用した地域振興支援、ITスキル習得による就労支援など、今年に入ってからも相次いで新しい施策を発表している。2月には佐賀県と地域活性化協働プログラムにおいて提携。3月には女性の就労支援に向けた新たな3カ年計画を発表した。 その点では同社の活動は評価できるものだと言っていい。 なかでもアクセシビリティ(ハンディキャップを持つ人にとっての情報機器やソフトウエアの使いやさの向上)は、同社の企業市民活動の取り組みの上で、重要な案件の一つだ。 例えば、Windows Vistaにおいては、「画面が読み上げられるのを聞く(ナレータ)」「画面の項目を拡大する(拡大鏡)」「キーボードを使