調査会社の米Gartnerの技術動向調査部門のディレクター Brian Prentice氏によると、デジタルデバイスやコンテンツおよびサービスの激増に伴うITの消費化が増大するにつれ、組織における力関係は個人へとシフトしつつあるという。そして、人々の生活にITが入り込むようになった昨今、従来の「自宅」と「オフィス」といった境界線が曖昧になり、近い将来、「デジタルフリーエージェンシー(digital free-agency)」という新しいワークスタイルが登場するだろうという予測を5月30日(現地時間)発表した。 「デジタルフリーエージェンシー」とは、在宅勤務や非常勤労働といった、特殊な労働モデルを実現するために、仕事用と個人用のコンピュータがいかに混在して必要かを表すために、Gartnerが作り出した用語。 Prentice氏はさらに、2015年までに、企業は有能な人材を確保するために従業員