『銀の弾などない— ソフトウェアエンジニアリングの本質と偶有的事項』 を書いたFred Brooksはその論文の中で、 偶有的な複雑性と本質的な複雑性 について重要な区別をしています。 本質的な複雑性 とは、問題特有の領域から生じる複雑性のことを指します。例えば、SMTPクライアントを作成しているディベロッパは、 RFC 5321 の核心の細かいところ全てに取り組む必要がありますが、これはSMTPクライアントの作業をする上で避けては通れないものです。これに対して 偶有的な複雑性 とは、私たちが自ら作り上げた問題から生じる複雑性のことを指します。 技術者としては、自らの選択で生じる偶有的な複雑性によって、余計な負担が増えないようにとても注意しなければなりませんよね。その意味では、言語の選択は偶有的な複雑性を軽減できる完璧な例と言えます。Webアプリケーションを書くのにアセンブリ言語を選びます
![Goを使い複雑性を回避する | POSTD](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c459eaf2637e5f889a817d3612cb31ebe52a1d2f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpostd.cc%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F11%2Fgopher.png)