複数の決済事業者の決済サービスを通して、ゆうちょ銀行の口座から不正に預金が引き出された問題を受け、ゆうちょ銀行は9月15日、被害者やサービスの利用者に謝罪した。同社が同日に開催した記者会見の内容の一部を一問一答でまとめた。 ――公開している被害額(約1811万円)と件数(109件)の期間は? 田中:各決済事業者から聞いているもの。主に2020年になってからの数字だ。 ――ドコモ口座の事案以降、(銀行と決済事業者の)セキュリティのシステムに問題があるように見える。どのように認識しているか、どちらに責任があると考えているか 田中:現時点で銀行サイドとしても、2要素認証を強力に実装していく必要があると強く考えている。セキュリティの問題は完全なゴールがない領域だ。技術の進歩にも目を配りながら、お客さまが安心して使えるサービスを引き続き提供していきたい。 ――技術の問題でなく、決済事業者とのやりとり