訓練で宇和島駅行きの代替輸送のバスに乗り込む乗客役のJR四国職員ら=愛媛県宇和島市で2023年6月9日、山中宏之撮影 愛媛、高知両県を結ぶJR予土線で9日、水害発生を想定した路線バスによる代替輸送訓練があった。 訓練では、連日の大雨により、愛媛県宇和島市内の宇和島―務田(むでん)駅間で倒木が発生し、復旧に3時間以上かかると想定。務田駅隣の伊予宮野下駅の乗客役に近くのバス停で路線バスに乗り換えてもらい、宇和島駅へ送り届けた。 2018年7月の西日本豪雨では予土線でも線路に土砂が流入するなど全線復旧に約1カ月かかる大きな被害があった。これを受け、JR四国と、南予地方を中心に路線バスなどを運行する宇和島自動車は20年10月に宇和島―松丸駅(愛媛県松野町)間で相互の代替輸送契約を結んだ。