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ブックマーク / masatokinugawa.l0.cm (15)

  • Masato Kinugawa Security Blog: DiscordデスクトップアプリのRCE

    数か月前、ゲームのコミュニティなどで人気のチャットアプリ「Discord」のデスクトップ用アプリケーションに任意のコードを実行可能な問題を発見し、Bug Bounty Programを通じて報告しました。発見したRCEは、複数のバグを組み合わせることによって達成される面白いものだったので、この記事では、その詳細を共有したいと思います。なお、現在脆弱性は修正されています。 調査のきっかけElectronアプリの脆弱性を探したい気分だったので、Electronアプリで報奨金が出るアプリを探していたところ、Discordが候補にあがりました。Discordは自分自身が利用者で、自分が使うアプリが安全かどうかをチェックしたいという思いもあったので、調査をすることにしました。 発見した脆弱性私は主に次の3つのバグを組み合わせることでRCEを達成しました。 contextIsolationオプションの

  • Masato Kinugawa Security Blog: CVE-2020-11022/CVE-2020-11023: jQuery 3.5.0で修正されたSecurity Fixの詳細

    English version is here: https://mksben.l0.cm/2020/05/jquery3.5.0-xss.html 先月、jQuery 3.5.0がリリースされました。 このバージョンでは、僕が報告した問題がSecurity Fixとして含まれています。 jQuery 3.5.0 Released! | Official jQuery Blog https://blog.jquery.com/2020/04/10/jquery-3-5-0-released/ 報告したバグは、CVE-2020-11022、 CVE-2020-11023 として採番されています。 https://github.com/advisories/GHSA-gxr4-xjj5-5px2 https://github.com/advisories/GHSA-jpcq-cgw6-v4j6

    raimon49
    raimon49 2020/05/19
    DOMPurifyによる対処療法のフォローも解説してくれてある。
  • Masato Kinugawa Security Blog: ユーザ入力を使った正規表現から生じるDOM based XSS

    お久しぶりです&あけましておめでとうございます。昨年はブログを書く時間をうまく作ることができず、あまり記事を書けませんでした。今年はできるだけ月に1回程度何か書いていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします! さて、ブログを書かなかった間にXSSからSQLインジェクションへ興味が移った、なんてことはありませんでしたので、今日もいつも通り大好きなXSSの話をしたいと思います! 最近、正規表現にユーザ入力を使っていることに起因するDOM based XSSに連続して遭遇しました。あまり見慣れていない注意が必要な問題だと思うので、この記事では、見つけたもの2つがどのように生じたか、また、問題を起こさないためにどうすればよいかを紹介します。 そのうちの1つはLINEのBug Bounty Programを通じて報告した問題です。 賞金と、"LINE SECURITY BUG BOUNTY"

    raimon49
    raimon49 2018/02/07
    >いずれの修正も正規表現を組み立てない方法で書き直すことができているように、たいていの場合、ユーザ入力から正規表現を組み立てる必要はないはずです。 / 強力過ぎる正規表現を安易に使ってはいけないという話。
  • Masato Kinugawa Security Blog: たぶんXSSが理由でインターネットがとまった

    昔自分が利用者だったサイトのセキュリティ問題(XSS)をいくつか報告していたのですが、おそらくそのリクエストを理由にインターネットが使えなくなりました。プロバイダに接続を止められたのです。 そのサイトで問題をみつけたとき、サービス提供者側の反応を示す兆候がありました。 問題を発見後、しばらくしてアクセスしようとすると、アクセスを拒否されたからです。 サービス提供者には問題を報告し、アクセス拒否についても、一応、今報告してる通りこれは攻撃ではないので誤解なきようよろしくとメール連絡したところ、問題は修正されました。 これで真意は伝わり、アクセスと関連付けられ、アクセス拒否に対する誤解も解決しただろうと思ったのですが、その後急にインターネットが使えない事態にまでなるとはだれが予想できたでしょうか…。(今は携帯の回線を使っています) プロバイダから書面が届き、書面には問題の報告時とほぼ同じ日付に

    raimon49
    raimon49 2015/11/18
    ベネッセさん
  • Masato Kinugawa Security Blog: Cure53 XSSMas Challenge '14 Writeup

    12月と言えばXSS-Masの季節ということで、最近は、XSS-Mas前から1月の終わりまで開催されていた、賞金付きXSSチャレンジ「Cure53 XSS-Mas Challenge 2014」に挑戦していました。 XSSチャレンジというのは、出題者がわざとわかりにくい形でXSSに脆弱にしたページ(例:特定の記号や文字が使えない、文字数制限がある等)で、指定した条件(alert関数 で「1」の文字をだすとか)をクリアして、スクリプトが実行できることを証明するという、XSSを嗜む人たちの間で楽しまれる一種のパズルゲームです。 実際にXSSで攻撃可能なことを証明しないといけない場面でも、特定の制約がかかることは多く、こういったチャレンジは単なるパズル遊びというだけでなく、攻撃の発想を養ううえでとても有益なものです。

  • Masato Kinugawa Security Blog: CVE-2014-0491: AS2の関数に存在したjar:を通じたXSS

    これは、2013年11月8日に報告し、 2014年1月のアップデートで修正された、AS2の普通JavaScriptが実行できるべきでない複数の関数で、JavaScriptを実行できた問題です。 https://helpx.adobe.com/security/products/flash-player/apsb14-02.html These updates resolve a vulnerability that could be used to bypass Flash Player security protections (CVE-2014-0491). FlashのnavigateToURLに指定するURLで、jar:というプロトコルをURLの先頭につけると、セキュリティ制限を突破できてしまうことが、 Soroush Dalili氏によって公開されていました。( https://

  • Masato Kinugawa Security Blog: U+2028/2029とDOM based XSS

    ECMAScriptの仕様では、0x0A/0x0D以外にU+2028/2029の文字も改行とすることが明記されています。 これはあまり知られていないように思います。 以下はアラートを出します。 <script> //[U+2028]alert(1) </script> 知られていないだけでなく、知っていたとしても、スクリプトで文字列を処理するときに、U+2028/2029まで考慮する開発者がどれだけいるのかという話です。 実際、U+2028/2029を放り込むと文字列リテラル内にその文字が生のまま配置され、エラーが出るページは当にたくさんあります。まあ、エラーがでるだけなら、大抵の場合大きな問題にはなりません。 ところが、U+2028/2029によってXSSが引き起こされてしまう場合というのを最近実際に見ました。 Googleのサービスで見つけた2つのケースを取り上げたいと思います。 ケ

  • Masato Kinugawa Security Blog: accounts.google.comに存在したXSS

    Googleの脆弱性報酬制度の報酬がアップされましたね! Google、脆弱性情報に支払う報奨金を大幅アップ - ITmedia エンタープライズ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1306/10/news027.html Googleアカウントページに存在するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性情報については3133.7ドルから7500ドル accounts.google.comのXSSは$7,500 だそうです。みつけたいですね! みつけるのはかなり厳しいと思いますが、かつて2つみつけたことがあります。 今日はそのうち1つを紹介したいと思います。 oeパラメータを使ったXSS 2012年12月27日に報告し修正された問題です。 Googleは、一部のサービスで「oe」というクエリパラメータを付加することで、ページの表示に

    raimon49
    raimon49 2013/06/19
    UTF-32をサポートしていないブラウザに対してメタ文字として誤認させる。こんなの良く思い付くなぁ。凄い。
  • Masato Kinugawa Security Blog: Flash動画プレイヤー「ふらだんす」に存在したXSSから学ぶ、FlashのXSS3パターン

    ストリーミング・ジャパンが以下のURLで提供しているFlash動画プレイヤーの「ふらだんす」に存在し修正された、僕が報告した3件のXSSについて書きます。 http://www.streaming.jp/fladance/ 更新しましょう 2013年4月12日に提供されたバージョン 2.1.5以降 を使っていなければXSSの穴をサイトに作っていることになります。一応「ふらだんす」の上で右クリックすると使っているバージョンがわかるので脆弱かどうか確認できますが、こういったFlashの動画プレイヤーの更新情報をちゃんとチェックしている人はほとんどいないと思うので、最近導入した人でなければまず脆弱なものを使っていると思います。心当たりがある人は「2.1.5」に更新しましょう。あるいは使っているサイトをみかけたら教えてあげましょう。 これ以降は技術的な話です。 技術的な話 あらかじめことわっておく

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    raimon49 2013/04/28
    ExternalInterface関連
  • Masato Kinugawa Security Blog: CVE-2012-0678: Safariのfeed:// URLのUXSS

    Safari 5.1.7で発見し、Safari 6で修正された、feed:// URLのUXSSについて書きます。 http://support.apple.com/kb/HT5400 Safari Available for: OS X Lion v10.7.4, OS X Lion Server v10.7.4 Impact: Visiting a maliciously crafted website may lead to a cross-site scripting attack Description: A cross-site scripting issue existed in the handling of feed:// URLs. This update removes handling of feed:// URLs. CVE-ID CVE-2012-0678 :

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    raimon49 2012/12/15
    WindowsのSafariにはアップデートが恐らくこの先も提供されない。
  • Masato Kinugawa Security Blog: ブラウザのXSS保護機能をバイパスする(3)

    第3弾です。第1弾はこちら。第2弾はこちら。 ターゲットはIEのXSSフィルターです。 今回のバイパスは、来作成できてはならないjavascript:スキームのリンクをIEのXSSフィルターの挙動を利用して作成するという方法で行います。 いきなりですが、発見した方法はこれです。 http://vulnerabledoma.in/xssable?q=%22%3Ca%20href%3Djavascript%26.x3A%3Balert%26%28x28%3B1%26%29x29%3B//=%3Exxx 何がどうしてここにたどりついたのか、順に見ていきます。 IEは「<a href="javascript:alert(1)">xxx」のような文字列がクエリ文字列にあり、その文字列がページ中に出力されるなら、その出力の一部を書き換え、XSSを遮断しようとします。 http://vulnerabl

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    raimon49 2012/10/04
    テンションがすごい
  • Masato Kinugawa Security Blog: jQuery Mobile 1.2 Beta未満は読み込んでいるだけでXSS脆弱性を作ります

    (2012/9/25 最後に重要な追記があります。 ) jQuery Mobile 1.2 Betaがさきほどリリースされたようです。 タイトルの通り、それに満たないバージョンのjQuery Mobileには読み込んでいるだけでXSS脆弱性を作ってしまう問題があります。お使いの方はアップデートをお勧めします。 jQuery Mobile 1.2 Beta Released | jQuery Mobile http://jquerymobile.com/blog/2012/09/05/jquery-mobile-1-2-beta-released/ 以前の記事で触れた、一部のブラウザのlocation.hrefの挙動に絡むXSSが修正されています。 以下の件とは別の修正であることに注意してください。 jQuery MobileのXSSについての解説 - 金利0無利息キャッシング – キャッシ

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    raimon49 2012/09/06
    location.hrefインジェクション
  • Masato Kinugawa Security Blog: location.hrefの盲点

    夏ということで、怖い話をします。 Webアプリケーション開発者の皆さん、聞いて下さい。 時間がない人や、他の人に問題を説明するときなどには簡潔にまとめた版をどうぞ。 これは2011年12月27日にAppleに報告したSafariの問題です。Appleからは修正する予定はないという回答を貰っていましたが、2012年7月25日にリリースされたMacのSafari 6のアドバイザリによるとどうもMacのSafari 6では修正されたようです。 About the security content of Safari 6 http://support.apple.com/kb/HT5400 WebKit Available for: OS X Lion v10.7.4, OS X Lion Server v10.7.4 Impact: Visiting a maliciously crafted

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    raimon49 2012/08/03
    >なんと、Safariのlocation.hrefは、ホストの前の@の前の文字列をパーセントデコードして返すのです。(@がついたURLはあまり目にしませんが、@の前には認証情報を記述することができます。)
  • Masato Kinugawa Security Blog: ドコモのSPモードでXSSっぽい文字列を含むURLへ接続できない

    先日、ドコモが提供するスマートフォン用の回線であるSPモードを使用して普通にインターネットをしていたら接続できないページに出会いました。インターネットをしていて接続できないページがあるくらい珍しいことではないですが、接続できない状況が普通ではありませんでした。どうも特定の文字列がURLに含まれていると接続できなくなるようなのです。 例えば以下のようなURLに接続できません。 http://www.google.co.jp/search?q=%22%3E%3Cscript%3E このようになります。 いろいろな環境から接続を試みた結果は以下です。 × Android標準ブラウザからSPモードで接続 × Firefox MobileからSPモードで接続 × パソコンのFirefoxから携帯を使用してSPモードでテザリング接続 ○ Android標準ブラウザで自宅の無線LANからWi-Fi接続

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    raimon49 2012/05/22
    のけぞる事例
  • Masato Kinugawa Security Blog: Googleのmetaリダイレクトに存在した問題

    Googleに存在したメールアドレスを窃取できた問題について書きます。これは2011年1月30日に報告し、報告後数日以内に修正された問題です。 こんなページがありました。 http://example.google.com/redirect?continue=http://example.google.com/xyz <meta http-equiv="refresh" content="0;url=&#39;http://example.google.com/xyz&#39;"> <script> location.replace("http://example.google.com/xyz") </script> continueというパラメータに指定されたURLをmetaタグとlocation.replace()にそれぞれ入れて、JavaScriptの有効/無効の設定に関わらずリダイ

    raimon49
    raimon49 2012/03/02
    meta要素リダイレクタみセミコロンと任意のURL注入 IE 6/7かつJS無効 教訓→meta要素の動的生成なんてやらない
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