ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかった。1959年から60年以上にわたって一眼レフを手掛けプロの支持を集めてきたが、人工知能(AI)や画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中する。高精細な画質を備えたスマートフォンがカメラ市場を侵食しつつある。プロやコアなファン向けにスマホにはない機能を充実させてカメラの生き残りを目指す。ニコンは2020年6月に
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画像引用:SONY US(https://electronics.sony.com/one-mount-platform) 皆さんこんにちは。 本格的なフルサイズミラーレス時代が到来し、Eマウント口径の小ささに由来する光学設計やメカ設計の制約で競合他社に付いていくのが厳しくなってきているソニーですが、このままではαはジリ貧となってミノルタの二の舞になるのは明らかです。 かつてオリンパスはカメラ女子ブームに乗って隆盛を誇り、売れたがゆえにマイクロフォーサーズマウントから引き返せなくなりフルサイズ化の機会を失い衰退していきました。 現在のαも全く同じ道を辿っており、売れてしまったために既に限界を迎えているEマウントに執着してしまい、少しずつ苦しい状況に追い込まれています。 もしもそれが分からないという初心者の方には今回の内容は少し難しいと思いますので、30年くらい勉強して詳しくなったらなった頃
今回はこの10年近くの間カメラ業界の話題の中心となり続け、そして今、そのブームに終わりを告げようとしているソニーEマウントについて、ソニーのカメラ業界における功績と罪過を総括したいと思います。 (当時)家電業界から、保守的なカメラ業界に本気で戦いを挑み、イメージセンサーを核とした革新的技術によって時代の寵児となってカメラ業界を牽引してきたソニー。 しかしそのαの熱狂が今、終焉の時を迎えようとしています。 ソニーの躍進 カメラ業界の凋落がソニーに追い風を吹かす ついに訪れたソニーαの黄金期 ソニーの凋落 フルサイズミラーレスというブルーオーシャンの終わり 奪われていくフルサイズミラーレス市場でのシェア ソニーがカメラ業界にもたらした功績と罪過 技術革新によってカメラ業界を進歩させた功績 業界の住み分けを崩壊させた罪過 業界に創造と破壊をもたらしたソニーの未来 果たしてソニーがカメラ業界にもた
(湯之上 隆:技術経営コンサルタント、微細加工研究所所長) インテルが微細化競争から脱落 世界半導体売上高1位であり、プロセッサメーカーのチャンピオンである米インテルは2016年、10nmプロセス(以下、プロセスは省略)の立ち上げに失敗した。その後、インテルは何度も「今度こそ10nmが立ち上がる」という発表を繰り返してきたが、現在に至るまで、それは実現していない。そのため、2015年以降、14nmを延命し続けている(図1)。 これに対して、半導体製造を専門とする台湾のファンドリーのTSMCは、2018年に7nmを立ち上げ、2019年には最先端露光装置EUV(Extreme Ultraviolet)を使った7nm+による量産を開始した。今年2020年には、5nmが立ち上がっており、来年2021年には3nmによる量産を始める。 また、メモリのチャンピオンである韓国のサムスン電子も、2030年ま
黒くて精悍(せいかん)な「COOLPIX A900」。グリップはしっかりしてるし、両吊りストラップ対応で首から提げて持ち歩くにもいい 普通のコンデジの存在感がめっきり落ちてきた昨今ではあるけれども、スマホもコンデジの一種と考えれば(少なくともユーザー的にはそうだ)、カメラ専用機の存在感が落ちてきたとする方がいい。 そんな中、「カメラ専用機」が存在意義を示すにはどうするか。画質とカメラ臭さで存在意義を示そうとするのが高級コンデジ、高倍率ズームで存在意義を示そうとするのが普及型コンデジといっていいわけだが、高倍率ズームだけじゃ弱い。 そこでニコンが2016年からすすめているのが「SnapBridge」。Bluetoothを使ったスマホへの画像自動転送機能である。最初に搭載されたのがD500といったハイエンドの一眼レフだったので目立たなかったが、これは本来エントリー向けの一眼レフやコンデジで力を
ニコンから一眼レフカメラの新製品「D750」が発表されました。 とても良いカメラだと思うのですが、このD750が一部のニコンファンから怒りを買っているようなのです(あくまで一部ですが)。なぜD750は叩かれたのか、事情を知らない人のためにざっくりと解説してみたいと思います。 ニコンとキヤノン、2大カメラメーカーの対立構造 まずはニコンとキヤノンの対立構造を説明します。ご存じの方は読み飛ばしてください。 ご存知の通り、ニコンとキヤノンはデジカメ業界のシェアを分け合う2大メーカーです。特に一眼タイプ、すなわちレンズ交換式のシェアは「キヤノン:ニコン:ソニー:その他=5:3:1:1」で、ニコンとキヤノンだけでほとんどのシェアを持っています(ただし、一番売れているのはやはりキヤノンです)。また、プロに支持されているのも圧倒的にこの2大メーカーです。 つまり、ニコンとキヤノンは好敵手なのです。 それ
続くミラーレスの好調、停滞するコンパクト、そして「スマートカメラ」の足音:2012年注目したカメラ&トピックス(ライター 小山編) 2012年も変わらずミラーレスカメラは好調だったが、コンパクトデジカメは縮小傾向。「高級高画質」「スマート」がコンパクトデジカメ生き残りのキーワードになるかもしれない。 コンデジの生き残り策は ミラーレスカメラはいよいよキヤノンが「EOS M」を投入。各社勢揃いしてさらに選択肢が充実したが、世界的な市場で見るとミラーレスの市場は、まだレンズ交換式の20%以下に過ぎない。低価格なデジタル一眼レフカメラの登場で世界的なカメラ市場は拡大したが、欧米や新興国市場でミラーレスが受け入れられるのか、どのように発展するかは今年も未知数という印象だった。 一方、コンパクトデジカメの縮小を加速させているのが、スマートフォンの隆盛だ。スマートフォンが一般化し、SNSの隆盛が輪をか
人に見せるとほぼ間違いなく「なにこれ!?」と注目される、ニコンのコンパクトデジカメ「COOLPIX S01」はそんなカメラだ。シリーズ最小最軽量をうたうだけあり、サイズは77(幅)×51.2(高さ)×17.2(奥行き)ミリ、約96グラム(撮影時重量)と非常に小型軽量。それでいながら、35ミリ換算29~87ミリ相当の光学3倍ズームレンズと内蔵ストロボを備えており、本格的な撮影が可能だ。 まずは見てその小ささやかわいらしさに驚くが、手にするとさらに驚く。スペックだけ挙げれば1/2.9型 有効1014万画素CCDに3倍ズームレンズ、手ブレは電子式、動画は最大1280×720ピクセルとスマホカメラへの対抗のために高性能化するコンパクトデジカメとして他製品へ見劣りすることは否めないが、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感とその軽さは重厚長大路線を走る製品とは正反対でありつつ、細部の丁寧な仕上げはモノと
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