1983年7月に販売されたファミコンは、2003年9月の製造中止までに、世界で累計6191万台(うち国内は1935万台)を売り上げ、ゲームソフトの販売は世界累計で約5億本に上った。大ヒットになった理由について、細井さんは「10年近くたまっていた子どもたちのゲーム欲求をうまく解放したのがファミコンだった」と説明する。 70年代半ば以降、ゲームセンターや喫茶店に置かれたアーケードゲームが流行。スペースインベーダーやドンキーコングなどのヒット作が生まれた。しかし、そうした場所で遊べたのは主に大学生や高校生。「自宅のテレビで人気作をようやく遊べると、小学生たちがファミコンに注目したことがヒットのポイントだった」と細井さんは言う。 ただ、当時すでに家庭用ゲーム機はあり、ファミコンはどちらかといえば後発だった。「ファミコンは発売当初から、算数遊びや英語遊びといった教育系ソフトもバランス良く取りそろえた
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