中古品の買い取り・販売を手がけるゲオホールディングス(HD)が音楽CDの買い取り受け付けを終了した。背景にあるのは、音楽の聴取方法の変化だ。CD販売が始まってから40年。アナログレコードの人気が再燃する中、CDが取り残されているのはなぜなのか。(山田祐一郎) 「年々、インターネットが普及し、サブスクリプション(定額制)をはじめとした音楽配信が広がったことが一因となり、このような結論となった」。昨年9月末でCDの買い取り受け付けを終了したゲオHDの広報担当者はこう理由を説明する。同社では、1990年から中古CDの取り扱いを開始し、2003年くらいまでが買い取り、販売のピークとなっていたが、その後は減少が続いているという。DVDとブルーレイディスクの買い取り・販売と、レンタルCDは今後も継続する。 CDが発売されたのは、1982年10月1日。直径30センチのアナログレコードと比べ、12センチと